● もっと楽にピアノが弾ける方法がある事を知ろう!

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きっと誰もが一度は思うだろう。

「もっとラクにピアノが弾けないものか?」と。

 

私は今の師匠に出逢って、目からウロコな体をラクに使う弾き方・呼吸法を学んできました。

そしてこの書に出逢った。

 

この書は、私の師匠が常々私に伝授してくださっている事を、

わかりやすく日本語で(当たり前だが)説明されています。

 ※ 私の師匠のレッスンは英語なので。

 

もっと楽にピアノは弾ける

 ピアノが大好きになる練習法  永富和子 著

 

構成

1.ピアノへのアプローチ
2.楽譜へのアプローチ
3.奏法へのアプローチ
4.総合的アプローチ

 

各章は、更に細分化され、時に図・写真・楽譜例を交え、非常に見やすく、文字も大きくて読みやすく、理解しやすいです。

 

これは実に素晴らしい、わかりやすい本だ。

何故なら、このように、実際に動作を伴うものは、言葉だけ(身振りも交えず)、文章だけで(図はあるものの)伝える=理解させるのは、非常に難しい事だと思うからです。

 

 

1.ピアノへのアプローチ

まずは、椅子の選び方から始まる。

体の状態と椅子の高さについて言及する事はあれど、椅子の選び方から話を紐解いているのは、非常に優しい。

小さな子供の学習者のために、足台や補助ペダルについても言及しています。

姿勢や指の状態についても、細かく、ページを割いて説明している。

 

グッと来た点。

「椅子に座る姿勢」から。

演奏中に「アガル」というのは、おなかの辺りの力が抜けて

何だか気が落ち着かなくなる事なのですから、

体の重心を「アガル」から「下げる」に限ります。

つまり、おなかと腰に力を落ち着かせる、文字通り、

落して力を付けることです。

「指の鍛え方」から。

よく響く音にするためには体中をリラックスさせて、

指先一点に意識を集中して音の響きを聴く。

 

また、各指の独立をはかった練習をした末に、各指の能力が増した際、その演奏がつまらなくなる場合がある、として。

つまり、学習者は、「速く強く」弾きたがる(人が多い)。
しかし、「速く強く弾く」というものは、たくさんある表現法のうちの、ほんの一部でしかない、という事。

 

だけれど、それを勘違いしてしまうと、ただそれだけの演奏になってしまう。
危険です。

その他、多くの学習者達が悩んでいるであろう、「指の拡張練習」や「まむし指の直し方」についても説明されています。

 

 

2.楽譜へのアプローチ

この章では、「教材の選び方」(導入~初級~中級~中級以上)と、
アーティキュレーションやフレージング、その呼吸について、
そして、テンポとリズムや、効率の良い暗譜術についての お話が展開されています。

「音楽用語の覚え方」も必見です。

 

3.奏法へのアプローチ

奏法へのアプローチをするに辺り、筆者は「七つのタッチ」があると説いています。

 

その七つのタッチとは…

1.レガート
2.レガーティッシモ
3.ノン・レガート
4.スタッカート
5.スタッカーティシモ
6.ポルタート
7.マルカート

そして、「打鍵の速度」と「タッチと音楽表現」について言及しています。

この章は必読です!

 

この章を読むためだけにでも、この著書は読むべき!と太鼓判を押します!!!

 

そして、他にも、「指使いについて」、「反復音」や「スケール・アルペジオ」について、「重音」や「手首の働き」について他、もう、この内容には、唸りまくります!

 

 

4.総合的アプローチ

この章では、「レッスンのためのレッスン」と称して、実際に教えているレスナー(ピアノ指導者達)への助言が詰まっています。

 

 

まとめ

つまり。この著は、ピアノ学習者・ピアノ教育者(レスナー)の双方、どちらの立場であっても、非常に有益な、身になる本だという事です。

と、私は思っています。

 

既にお持ちで生かしていらっしゃる方々も多いとは思いますが、改めて紹介させて頂きました。

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Amazonでは現在、中古しか取り扱いがないようですが、中古でも十分だと思います。楽天ブックスでは新書が手に入るようですが。

 

 

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

荒井千裕 拝

◆ARAI CHIHIRO PIANO LESSON(荒井ピアノ教室) クラス・メニュー

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投稿者プロフィール

Chihiro ARAIピアニスト / ピアノ講師
香港在住24年。ピアニストでピアノ講師。
香港演藝学院のエレノア・ウォン教授に師事。
ピアノ・ソロ、ヴァイオリンとのデュオ、二台ピアノ、オーケストラとのピアノ協奏曲などの演奏活動をしながら、香港と日本で「体も心もラクにピアノを弾く」をモットーにレッスンをしております。