● この変奏曲、いつまで続くの?いつか、幸せは訪れるの?

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来月から高3になるNちゃんは、今、変奏曲を二つ練習しています。

一つはコレ。
古典派、髪の毛振り乱してる、あのお方、ベー様こと、ベートーヴェンでございます。
結構ワタクシ、好みです(ベー様)。

 

もう一つはロマン派。
ロマン派の中でも、最大に大好きなお方、運命を感じるロベルト様こと、シューマンの「アベッグ変奏曲」です。

 

Nちゃんはね、見た感じ、とっても可愛い少女、「オンナノコ」という感じです。

絶対、男子だったら皆んな、惚れちゃうカワイ子ちゃんタイプ。

だけど、彼女自身は、そんな外見と違って、結構ガツーンなピアノ、弾きます。

でも、外見にバッチリ合った感じの、柔らかくてロマンティックでホワホワしてるのも、よく弾けます。

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彼女は、自分に、「限界」というものがあるなんて、思っていない。
(まぁ、子供たちは、あまり思わないかなぁ? 受験とか、コンペの結果とかで凹むことはあるかもしれないけれど。)

私のところにレッスンに来始めた、はじめの1〜2年くらいは、印象通りの、ほわほわ系で、ゆるゆると(でも表現力高く)やっていたのです。

 

ところが「やってみたことない感じのものを、どんどん弾いてみたい!」という気持ちが芽生えて・・・

結構、なんでもござれ、です。

私が彼女くらいの時には、技術的にも音楽的にも大変に厳しかったような曲も、何も障害がない。

 

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でも、そんなNちゃんは、一つだけネックがあってね。

学校の勉強(や宿題・課題)が、とってもハードで、ピアノの練習に手が(時間を)回せないことが、時々あります。

だから、1曲の譜読みに、ちょっと時間がかかります。
(ただし、譜読み出来ちゃうと、ほぼ、出来上がった形になるの。
 感受性、内面に秘めたものや、それを出す方法に長けてるというのか。)

だから、少しずつ区切って譜読みを進めてきました。

セクションごとに区切る感じでやってきましたが、今は変奏曲二つ。

特にこのベートーヴェンの変奏曲は、1つの変奏が8小節なので、区切りやすいのですが・・・

 

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「長い・・・ですね・・・・いつになったら終わるのでしょう?」

と、Nちゃん。

わはは!「32の変奏曲」だからねぇ。

「あの、このまま、悲しいとか、辛いとか、不安とか、怖いとか、
 それが最後まで続くんでしょうか?
 幸せには、ならないんでしょうか?」

・・・・・!

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ここから、少し長調が続くよ。

少し、安堵するかな。天上の光が見えてくるかもね。

でも、これまでの短調変奏も、それぞれの変奏は、少しずつ?微妙に?感情が違っていたように、長調変奏も、それぞれ、少しずつ感じる事は違うと思うよ。

楽しみだね!

 

はい、楽しみです。彼女がどんな風に仕上げるのか。

あー、シヤワセなレッスンの時間でした。

ありがとう!

 

変奏曲は、主題から様々に変化していく変奏が、どれも味わうととても面白くて、私は好き。

それを、生徒たちにも、やっぱり、いっぱい感じて欲しいです。

 

 

お読み下さり、ありがとうございます。

荒井千裕 拝

 

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投稿者プロフィール

Chihiro ARAIピアニスト / ピアノ講師
香港在住24年。ピアニストでピアノ講師。
香港演藝学院のエレノア・ウォン教授に師事。
ピアノ・ソロ、ヴァイオリンとのデュオ、二台ピアノ、オーケストラとのピアノ協奏曲などの演奏活動をしながら、香港と日本で「体も心もラクにピアノを弾く」をモットーにレッスンをしております。