● 「月光ソナタ」の、誤った伝説に、翻弄されていた

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私は長い事、このベートーヴェンの、いわゆる「月光ソナタ」(「幻想曲風ソナタ」作品27-2)へのイメージを、間違って植え付けられていた。
というか、思い込んでいたまま、だった。

だから、今でも、「そうではない」とわかっていても、子供の頃に頭に入ってきたその印象を、思い出してしまう。

それは・・・

 ベートーヴェンが、月夜の街を散歩していると、ある家の中からピアノを弾く音が聞こえてきた。
よく見てみると、それは盲目の少女でした。
そんな彼女の演奏姿に感動したベートーヴェンは、その家を訪れ、溢れる感情を元に即興演奏を行った。

自分の家に帰ったベートーヴェンは、その演奏を思い出しながら曲を書き上げました。
それこそが「月光の曲」なのです。

ちなみにこの「月光ソナタ」は、ベートーヴェンが30歳の時の作品(1801年)です。

今、思うと・・・感動するのは結構だけれど、勝手に人様のお宅に(知らない方のお宅に)押しかけて、勝手にピアノ弾いてって・・・それ、怖いですよ・・・汗

でもね、子供心に、「わー、すごい〜〜!まるで神様のような方だ〜〜〜!」って、感動してました、私。

これが、作り話だったなんて!!!

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ベートーヴェン自身は、「幻想曲風ソナタ」と名付けている通りでして、「月光」の名が付くようになったのには、いろんな事情があったようですが、それを好んでいなかったようですよ。

 『月光ソナタ』という愛称はドイツの音楽評論家、詩人であるルートヴィヒ・レルシュタープのコメントに由来する。
ベートーヴェンの死後5年が経過した1832年、レルシュタープはこの曲の第1楽章がもたらす効果を指して
「スイスのルツェルン湖の月光の波に揺らぐ小舟のよう」と表現した。

以後10年経たぬうちに『月光ソナタ』という名称が、ドイツ語や英語による出版物において使用されるようになり、19世紀終盤に至るとこの名称が世界的に知られるようになる。

一方、作曲者の弟子であったカール・ツェルニーもレルシュタープの言及に先駆けて「夜景、遥か彼方から魂の悲しげな声が聞こえる」と述べている。

by Wikipedia

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この「月光ソナタ」は、1枚目画像の第1楽章や第3楽章の人気が高いと思いますが、私自身はというと、この第2楽章が、一番好きです。

そして、一番難しい、と感じています。私にとっては、ね。

それでも、弾いていて、自分の心が洗われる・浄化されるような気持ちになるのです。
不思議ですね。

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さぁ、そしてこちらが、多くの方に人気を集めている第3楽章。
疾走感がたまらないのでしょうか?

確かに、「弾いた!」感は、半端ないですね。

ただ、「月光」だとか、「幻想曲風」という事を考えた時、「はて?」と、立ち止まらされます。

熊本地震チャリティ・コンサートまで、間も無くとなりました。

一昨年、香港の大聖堂でのリサイタルの時に弾いた曲も、いくつかあります。
この「月光ソナタ」も、そうです。

あの時は、リサイタル本番の1ヶ月前にオファーを頂いて、1ヶ月で作り上げられるもの!を、引っ張って、集めた感じでした。

あの時、どうして「月光ソナタ」を選んだかというと(シューマン「アベッグ変奏曲」もでしたが)、当時、高校生の生徒たちがレッスンしていた曲だったからです。

自分自身が弾かずとも、全ての音は、頭に入っていたから。
改めて、入れ直す(確認作業)は、必要なかったからです。

さて、3週間後、皆様と、幸せな音の時間を過ごせることに、とってもワクワクしています♪

私の人生初の、シゲルカワイです。

リハーサルが待ち遠しいです。

(当日の前に、リハーサルのお時間を頂けるなんて、そんな事も、こっちじゃ有り得ないので、有難いことです。感謝!)

8月28日、東京渋谷で開催する、「熊本地震チャリティ・コンサート」については、以下をご覧くださいませ♪

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熊本地震チャリティ・コンサート、ご予約受付中!
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8月28日(日)午後1時開演、
東京渋谷のラトリエさんにて。

ご予約の受付を開始しております。

ご予約は、こちらのページからお願い致します。

チケットの収益は、熊本県へ義援金としてお送り致します。
皆様のお運びを、楽しみにお待ちしております!

お読み下さり、ありがとうございました。

荒井千裕 拝
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投稿者プロフィール

Chihiro ARAIピアニスト / ピアノ講師
香港在住24年。ピアニストでピアノ講師。
香港演藝学院のエレノア・ウォン教授に師事。
ピアノ・ソロ、ヴァイオリンとのデュオ、二台ピアノ、オーケストラとのピアノ協奏曲などの演奏活動をしながら、香港と日本で「体も心もラクにピアノを弾く」をモットーにレッスンをしております。