● 「エリーゼのために」は、子供達だけの曲じゃない

 

「エリーゼのために」や「子犬のワルツ」は、
去年のリサイタルの時も、
選曲の候補に上がっていたと思います。

 

それは、子供達の事を想ってやまない
古塚真紀子先生が、子供達が、
もう少し頑張れば手が届くような、
そんな憧れの曲を、
ピアニストの演奏で聴く機会があったら・・・

  と言うお考えからでした。
  (そもそも、演奏会のお話を頂いたのは、
   そこが原点でした。と、思います。)

 

去年、この2曲が取り下げになりましたが、
でも、去年は、結構な有名曲の
オンパレードになりました

 

「エリーゼのために」は、すこぅし、
頑張ってレッスンを続けるコトが出来れば、
手が届くかな? という曲。

「子犬のワルツ」は、もう すこぅし、
頑張って、諦めないで続けられたら、
手が届くかもしれません。

お友達で弾いているのを聴くコトも、あるでしょう。

 

そうね、教室の発表会で
弾く子も、いるわよね。

 

うん。
でも、思えば・・・
プロの演奏会に行って、
そのプログラムに載っていると言うのは、
ものすごーく、稀だと思います。

 

私も、これらの曲をプロの演奏で生で聴いたのは、
ルイ・レーリンク先生しか、居ません。
(もう随分昔の話です。
 香港におられた素晴らしい先生が、
 ルイ・レーリンク先生を招聘されて
 演奏会が開催されました。)

その時、ルイ・レーリンク先生は、
お茶目にも、
ベートーヴェン様のカツラを着けて
登場し、「エリーゼのために」を演奏して下さいました。

香港在住の日本人のピアノの学習者のために
開催されたそのコンサートは、
学習者とそのご両親たちでいっぱいでした。

コンサートに一緒に行った、
当時小学生だった息子も、
クラシック・ピアノに疎い夫も、
とても楽しんでいました。

 

 

世の中に、数え切れない程いる
ピアニストたち。

それぞれに、「自分」を打ち出すカラーがあるでしょう。
また、それは変わっていくものでも、あるでしょう。

 

私も、歳を重ねるだに、
(10年前じゃ、感じなかったけれど)
演奏会の演目を考える、
その指標が変わってきました。

すこぅし前までの決め手は、

「自分」  と言う

 ピアニストとしてのカラーを打ち出す

   だったかと、思います。

 

 

頑張ってる自分を見て欲しかったのだと
 思います。

 

何がきっかけで変わったかと言うと、
東日本大震災 でした。

 

あれから、聴いて下さる方の事を、
考えるようになりました。

 

聴いて下さる方の心が、
少しでも喜ぶ音を、お届けしたい。

たとえ、聴いて下さる方が知らない曲だとしても、
音で何か・・・
 幸せとか、温かさとか、喜びとか、

少しでも感じて頂けたら、嬉しい。
そのために、弾きたい。

 

 

かなり、おこがましい 事ですね。

 

でも、そんな想いを持っています。

 

 

 

 

 

お読み下さり、ありがとうございました。

荒井千裕 拝

 

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投稿者プロフィール

Chihiro ARAIピアニスト / ピアノ講師
香港在住24年。ピアニストでピアノ講師。
香港演藝学院のエレノア・ウォン教授に師事。
ピアノ・ソロ、ヴァイオリンとのデュオ、二台ピアノ、オーケストラとのピアノ協奏曲などの演奏活動をしながら、香港と日本で「体も心もラクにピアノを弾く」をモットーにレッスンをしております。