● 第13回サロン・コンサートを終えて

 

お陰様で、無事 サロン・コンサートを終えました。

みんな、いろいろ起こる日々の中、
最後まで頑張ってくれた事、
一緒に楽しんでくれた事に、
心から感謝しています。

 

この写真は、今日のサロン・コンサート
ピアノの状態です。

ベーゼンドルファーのグランドピアノとアップライトピアノ。

こちらで、グランドピアノ2台を借りようとすると、
ホールは限られます。
プロが使う大きなホールでなければ、グランド2台は無理です。

プロ仕様のホールを借りるのは、キャパも、
会場費も、桁外れに違いますので。。。

それに、「サロン」と言う趣旨ですから。

 

 

香港 荒井ピアノ教室の「サロン・コンサート」というのは、

教室の全体発表会とは別のものです。

 

発表会は、「出るのは当たり前」の、
学校の行事のような、幼稚園のお遊戯会のような、
1年に1回ある、イベントです。

それとは別に、「サロン・コンサート」と言うものをやろう!
と思った理由が二つあります。

私が香港で、私のピアノ人生を大きく変える師匠と出会った時。

「アンタは、圧倒的に人前で弾く機会が少ない」

と言われた事が一つ。

そして、それまで、教室では、
毎年は、発表会を開催していませんでした。

毎年開催しなかった理由がありました。

その理由とは・・・

ただの「ステータス」だけで
習いにくる生徒(と言うか、親御さんの姿勢ですね)が
多かった時期があり・・・

とても発表会など出来る状態ではなかったのです。

もし、発表会をやれば、
1年に渡り、その曲しかレッスン出来ない状態でした
(練習してこないからです)。

 

でも。

普通に、いや、普通以上に
日々努力を積み重ねている生徒さん達だって、
居たわけです。

だから、「サロン・コンサート」は、
その、頑張っている生徒達への
「ご褒美コンサート」として、始めたのです。

 

しかし。

うちの教室は生徒さん達の流動が激しいです。

お父さま(ご主人様)の転勤で赴任される方が多いため、
いずれまた、どこかへ転勤になるのです。

短いと、1年未満。
平均、3年のお付き合いです。

だから、その時々(その年)で、
教室の雰囲気は、ガラッと変わります。

もちろん、私自身が放っているエネルギーの
質や量が及ぼしていたものも、
大きいと思います。
昔も今も。

意味不明なステイタスだけで
習いに来ていた生徒が多かった時期を経て、

次第に、普通に、もしくは
もっと、努力を重ねる生徒達も、現れました。

だから、彼らのために。

努力しない生徒達と、同じだけの土俵しか
与えられないのは、不公平ではないか?

という考えのもと、

少人数制(指名制)サロン・コンサートが
始まったのです。

その主旨を、生徒たちも親御さん方もご理解しておられましたから、
「うちの子は何故サロンに出られないのか?」
などというクレームは、一切ありませんでした。

初めの数年は、1年に2回、開催していました。

だから、その当時の出演者達は、
全体発表会も含めると、
年に3回の演奏機会があったのです。

全体発表会とサロン・コンサートは、
「誰でも出演出来る発表会」と、
こちらから「指名されて出る演奏会」と言う違いの他、

サロン・コンサートでは、二台のピアノを弾く機会が与えられる、

と言うのが、決定的な違いです。

 

初めの数年は、
サロン・コンサートの構成はこうでした。

・第1部 5〜6名の生徒達のソロ
・第2部 私との二台ピアノ演奏
・第3部 私のハーフ・リサイタル

でも、私自身の演奏活動が始まってから、
その第3部は、なくなりました。
普通に発表会同様、ちょっと弾くだけ。

自分にフォーカスしないで、
大事にすべきは生徒達。

でも、出会った師匠の一言で始めたサロンで、
ハーフ・リサイタルをやるようになったのは、
その後、自分自身の演奏活動をしていく上で、
大きな自信や基盤が出来ていったのも、
確かです。

だから、師匠と、最初から付き合って下さった
サロン・メンバーとその親御さん方には、
本当に頭が上がりません。
感謝の気持ちでいっぱいです。

 

今回のサロンはね、

いろんな事がありました。

今日だけじゃないの。
今週、いろんな事が、起こりました。
今日の出演メンバー達に。

今回は、4人、
うち2人の小学生と2人の大人の生徒さん達に
出て頂きました。

ちょっと余談ですが、4人のうち、
3人が、同じお名前なの♪

でもね、全員、漢字は全然違うんですよ。

それで、ハプニングのお話を少し。

小学生の1人は・・・

まず、私の都合で、最後のレッスンを
する事が出来なくなって、不安を与えてしまったと思います。
本当に、申し訳なかったです。

それでも、昨日も夜遅くまで練習していたようで・・・
感涙です。

もう一人の小学生ちゃんは・・・
新しい家族が増え・・・
おめでたい事です。

本当におめでたい。お祝い事です♪
彼女も、ずっとずっと、楽しみにしていました。

でも、新しい家族を迎えるのに、
お日にちの確約など、ありません。

ずれました。
そうして、彼女は最後の週のほとんどを、
練習する事が出来なかっただけじゃなく、
大好きなママに、演奏を見守って頂く事は出来ず。

だけど、パパもお姉ちゃんも駆けつけてくれた。
ちゃんと見守ってくれてたよ。

私も、ママの分も一緒に、暖かい愛を、
あなたの背中に送ってたよ。

 

大人の方々。

お一人は、ご縁を頂いてまだ1年3ヶ月なのですが、
もうお別れする事になりました。

ご主人様の転勤でいらしていますから、
また転勤のお話が出れば、お別れになります。

今日が、最後。

でもね、彼女も私も、
これが最後だと思っていないのです。

絶対、またお会いできる。
きっと、多分日本で。

だから、「最後のお別れじゃないから」と、
お別れの挨拶はしなくて。

「またね!」

涙がこぼれそうなのを、必死に抑えていた彼女。

ありがとう。
出会えて嬉しい。
出会いに感謝しています。

本当に、私も、絶対また会えるって思ってる。信じてる。

 

うん。

 

もう一人の大人ちゃんは、
お別れではないけれど、
明日から1ヶ月ほど、お休みです。

それでも、もう春の発表会の曲は決めていて、
一時帰国で楽譜を手に入れるのを楽しみに。

去年と、表情がずいぶん変わっていて。

演奏後、とても清々しい、晴れやかな表情で、
頂いたお言葉も、とても嬉しかったのです。

みんな、成長してるんだなぁ。
嬉しいなぁ。。。

本当に、ありがたい。
恵まれています。感謝感謝。

 

 

お読み下さり、ありがとうございました。

荒井千裕 拝

 

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投稿者プロフィール

Chihiro ARAIピアニスト / ピアノ講師

香港在住24年。ピアニストでピアノ講師。

香港演藝学院のエレノア・ウォン教授に師事。

ピアノ・ソロ、ヴァイオリンとのデュオ、二台ピアノ、オーケストラとのピアノ協奏曲などの演奏活動をしながら、香港と日本で「体も心もラクにピアノを弾く」をモットーにレッスンをしております。