● 同じ音だけど、違う音色が欲しい時は、何かを変えたい

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同じ音が続く時、その音(響き)のニュアンス/意味が変わる時があります。

例えば上の譜例のように。

左手で繰り返されてきた「ファとド」の和音が、右手に受け渡されます。

受け渡されるのですが、それは同じ事を繰り返すわけではありません。

右手で弾く「ファとド」の和音は、「新たなフレーズの始まり」です。

左手と右手、という「弾く手」が違うとはいえ、同じように打鍵しては、出てくる響きに、なんら変わる所は感じられないでしょう。

同じにしたいのか?
それとも、気持ちを変えたいのか?

 という前提によって変わります。あなたが、「同じにしたい」と決めたなら、話しは別。

 でも、ここでは「気持ちを変える」という前提で、話しを進めますね。

゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚

右手で弾くその和音、あなたは「どんな響き」が欲しいでしょう?

あなたが想像するのは、どんな音かしら?

透き通ったような音?
遠くから真っ直ぐに伝わってくる音?
それとも、遠くへ飛ばす音?

いやいや、深く沈んで行く音かしら?
太い音かな?
弾力のある音かしら?

厚みが増していく音かなぁ?

「どうするのが、このフレーズに相応しいか」は置いておき、まずは

「あなたは何を感じているのか?」
「あなたは、どういう響きが欲しいのか?」

あなたが感じて、あなたが考える。

 ここを大事にしたいですね。

「わたしはこうしたい!」が見つかったら、(一つじゃなくてもいいですよ、可能性として、幾つか試すのは良い事です)

その「音の響き方、音の響きの進み方」と同じように、腕から指先までを使って、打鍵してみましょう。

目には見えない、音の響きが進んで行く様を、体現してみる。

あぁでもない、こうでもない、とやってみましょ。まずはね。

「こういう響きが欲しいんです!でも、どうやってもうまくできません(涙)」なら、いくらでもお手伝いします。

(女子高生ちゃんとのレッスンでは、そこまで「済!」です。
 彼女が欲しい音を提示、言葉で表現してもらう→彼女、トライ→わたし、そういう時は、こうやって打鍵する→彼女、体現!納得)

お読み下さり、ありがとうございました。

荒井千裕 拝

 

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投稿者プロフィール

Chihiro ARAIピアニスト / ピアノ講師
香港在住24年。ピアニストでピアノ講師。
香港演藝学院のエレノア・ウォン教授に師事。
ピアノ・ソロ、ヴァイオリンとのデュオ、二台ピアノ、オーケストラとのピアノ協奏曲などの演奏活動をしながら、香港と日本で「体も心もラクにピアノを弾く」をモットーにレッスンをしております。