● 意識して音を聴こう!

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ピアノに限らず、音楽を演奏する時も 聴く時も・・・それがBGMであっても、意識するか無意識のうちかを問わず、私たちは「音(音楽)」を聴いています、よね?

自分で「聴こう!」と思った曲であっても、また、自分の意志を問わず、勝手に耳に入ってくる町中の(お店などの)BGMもそうですが、始めから終わりまで集中して聴いていることは、殆どないと思います。

或は、はじめは「意識して聴くぞ!」と思っていても、気づいたら他の事に夢中になっていたり、あるいは家族に邪魔されたり(何か言いつけられたり)

そうこうするうちに、時間だけが過ぎてしまう。

「あれ?私は何を聴きたかったんだっけ?」

と なってしまう。

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では、自分が発信する音は、どうなのでしょう?

多分、殆どの方々が

「私は自分の音をきちんと聴いている」

と思っていらっしゃる、だろうと思います。

私は、ずーーーーっと!そう思っていました。

でも、それは実は まるでBGMのように、ただ音の洪水が頭の中を右から左へと、通過しているに過ぎなかったのでした。

何故気づいたかと言いますと、それはもう、現在の師匠が初期の頃、何度も何度も私の両耳を引っ張って(虐待ではありません!)

「こので!聴くんだよっ!ほらっ!この音を!!!」

と、「本当に自分が発する音を聴くとはどういうことなのか?」と、しつこくしつこく教えてくださったからです。

それを自覚できるようになるまでには、数年かかりました。

今は

「あ! 今、私、この音を出す前から聴いていなかった。
 だから不用心な音が出てしまった」

と、すぐ気づきます。

「聴くこと」を意識しないで弾いていた頃は、

「どうして私は弾くたびに出てくる音が異なるのだろう?」

と思っていましたし、別の先生にも

「あなたは、とても良い音で弾ける時と、そうじゃない時とがあって、
 本当にその時で違うのね。

 自分でどうやって音を出しているのか、理解していないからよ。」

と言われました。

自分が出したい音を、発音する前に想像し、その音を出すための指令を脳から体の各筋肉へ発動する、という事が必要だ、ということが、今ひとつよくわかっていなかった
=体の使い方や呼吸による、コントロールの仕方がわかっていなかったのです。

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まず最初に、曲を通して各セクション・フレーズの中での、重要なメロディを聴き続けることから、始めてみましょう。

曲の始まりや再現される部分などは、わかりやすいですよね。

でも、「うん、わかってるわかってる」と、流してしまっていませんか?

敢えて!意識して聴いてみましょう。

次に。

音が多くなるセクションがあると思います。

速い音符が多くなったり、盛り上がるところです。

そういう所は、弾くことだけ、それら全ての音を「つかまえる」ことに、必死になってしまいますよね。
無意識のうちに必死になっています、弾く事だけに!

でも、そこにも素敵なメロディがあるんです。
気づかないことも多いでしょう。

私も何年も弾いて来た曲であっても、何年も経てからようやく

うわわ!こんなところにメロディがあったのね!と気づいて冷や汗流しつつ、嬉しくなることが。

もう一度楽譜を、音を読み直して探してみましょう。

そして、弾く時には、その音と音のつながり=メロディを意識して聴いてみましょう。

きっと それだけで一段階レベルアップ!素敵な音楽になります。

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深く楽譜を読むことは、私はジグソーパズルをやるのと同じような、楽しさ・わくわく感があると思っています。

時にイライラしながらも、謎が解けた時、突然 発見できた時、そしてそれらを音に表した時は、一人にやけつつ、幸せ~になります。

是非、意識して、音を聴いてみてくださいね音譜

お読みくださり、ありがとうございました。

荒井千裕 拝

 

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投稿者プロフィール

Chihiro ARAIピアニスト / ピアノ講師
香港在住24年。ピアニストでピアノ講師。
香港演藝学院のエレノア・ウォン教授に師事。
ピアノ・ソロ、ヴァイオリンとのデュオ、二台ピアノ、オーケストラとのピアノ協奏曲などの演奏活動をしながら、香港と日本で「体も心もラクにピアノを弾く」をモットーにレッスンをしております。