● 練習しない練習とは?

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photo:Empire State Pigeon by ZeroOne

人は、どうしても練習できない時があります。

私は、人前で演奏をしなければならない時、その前の数日、どうしてもピアノに触れない時もあります。

移動に時間がかかる場合、そしてその滞在先にもピアノがなくて、リハーサルまで練習できない/ピアノに触れないという場合です。

今年もまたそんな機会があるので、今からその時に備えて調整をしていきます。

私と同じような状況になる方も、いらっしゃるでしょう。

そんな あなたの不安を、少しでも軽減できたらと思います。

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本番前に、ピアノで練習をする事ができないと、

「あぁ、昨日 練習できなかったから、弾けなかったらどうしよう」

と不安になる。

子供の頃、母によく言われた事があります。

「ピアノは1日弾かなかったら、指が思うように動かなくなって、
 3日弾かないと、もう全く弾けなくなる」と。

果たしてそうか?

そんなことは、ないです。

もちろん、日々練習を重ねる事は大事です。
特に、体も脳も成長中の子供達は、一日練習しないと忘れてしまうのは、よくあること。

ただ、練習しない/できない日があって、その後に、先生の前で弾く(レッスン)とか、ステージで弾く時には、確かに

「どうしよう…弾けない、弾けないかも。いや、きっと弾けない!」

などと、意味不明に悪い自己暗示をかけてしまいがち。

でも、あなたの中に、あなたがこれから弾こうとする音楽が、すっかり入っているのであれば、何も怖い事はない。

指は音を、音の動きを覚えています。

あなたの脳と呼吸は、その音楽の歌い方を知っています。

あなたの心は、その音楽と一心同体です。

だから、あなたは、数日練習できなかった後の人前演奏でも、ピアノを前にしたら、すっとその音楽の中に入っていく/溶けていくだけです。

あわてなくていい。入っていけるまで、待ったらいい。

人前で弾く時には、他にも「普段とは違うこと」がいっぱいあります。

ピアノが違う。椅子が違う。
部屋の広さが違う(空気が違う)。

いつもと同じ事を求めても無理がある。

そういう外的要因を、「言い訳」にしないためにも、自分の中身を鍛えることです。

だから、私は「練習出来ないで人前演奏をしなければいけない」という時には、あえてピアノに触れての練習をしない日、というのをスケジュールに入れます。

ピアノを弾かなくても、頭の中には、体の中には、私が奏でたい音楽が始めから終わりまで、すっかりあるか?

ピアノなしで一曲なり1ステージ分なり、集中しきれるか?

そういう訓練をします。

本番中でも、先生のレッスン中でも、集中力を削がれる原因は幾つも転がっています。
(携帯が鳴る、演奏中に人の出入りがあるとか、騒ぐ人がいるとか。
 レッスン中でも先生が歩き回るとか、くしゃみをしたとか、
 鼻をかんだ、とか。。)

結局は、自分自身との、精神力との闘いです。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

荒井千裕 拝

 

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投稿者プロフィール

Chihiro ARAIピアニスト / ピアノ講師
香港在住24年。ピアニストでピアノ講師。
香港演藝学院のエレノア・ウォン教授に師事。
ピアノ・ソロ、ヴァイオリンとのデュオ、二台ピアノ、オーケストラとのピアノ協奏曲などの演奏活動をしながら、香港と日本で「体も心もラクにピアノを弾く」をモットーにレッスンをしております。