● テンポを上げていく時に大事な2つの事

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「ゆっくり練習」から、どうやって「インテンポ」へ、上げていったらいいのだろう?

 

ゆっくり練習する事は、いろんな気づきを得られ、とても大事です。

しかし、テンポを上げる練習も、意識してしていかなければ、テンポを上げるのは難しい。

作曲家が指定しているテンポがあれば、なおのこと。

 

メトロノームで少しずつテンポ(感)を上げて行く、その事に指も脳も慣らして行く、という事も必要でしょう。

しかし、そうやって少しずつテンポを上げて行っても、ある時、壁に突き当たってしまう事があるかもしれません。

どうしても、これ以上はテンポが上げられない!という壁。

もし、そうなった時に、考える事は二つです。

 

1.その時の、あなたのテンポは「まだ遅すぎるのか?」

2.あなたが弾ける限りの速さで弾いても、あなたが言いたい事は、十分に表現できているのか?

 

 

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その曲の速さは、ほとんどの場合、作曲家自身によって曲の最初に速度の音楽記号で指示されています。

例えば Allegro とか Moderato とか Adagio とか Lento とか。
それら一つの言葉をメトロノームで見ても、結構、幅がありますよね。

 

うーん、一体どこに合わせればいいねん?
と、なります。

そして、プロのピアニストのCDや、YouTubeなどの音源を聴いてしまいます。

それは格好良くて素敵だけれども、

「ごわ~っ!超豪速球だ~~~!」

  →・・・どぼーん・・・・全然違う曲みたいだ・・・

    と、落ち込む。

 

でもね、プロの演奏CDを「目標」にしては いけません。
いけない、というか、目標にする必要は、ないんじゃないでしょうか?

 

特に念を押して言いたいのは、プロの演奏の「速さ」を目標にしてはいけない、ということです。

もちろん、そんなプロのピアニストのCDや演奏会での演奏を聴いて、

わ~!素敵!

と憧れて弾こうとするのは、結構です。

だけど、あなたが弾くのは、あなたが感じて表現すること。

「あなたが」です。他者のモノマネをするわけじゃ、ないでしょ?

 

 

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あなたの その曲の表現・音楽をする、
そこが大事なところです。
それを踏まえた上で。

テンポを上げる。
メトロノームを頼りに、少しずつテンポを上げる練習をしました。

しかし、

 

「これ以上はなかなかテンポが上げられない!」

という壁のようなものに当たったら。

 

そんな時は、是非、歌ってみてください。その曲のメロディを。

歌う=あなたがその曲でどう歌いたいか、と言う事を明確にします。

 

そして、もう一つ重要な事は、歌うには呼吸が欠かせません。

1フレーズを一息で歌い切らねばなりません。

 

しかし、実際にピアノを弾く時には、声を出す必要がないため、呼吸を意識していない事の方が多いです。

そのために、しっくりこないとか、聴いていて何か違和感を覚えるような演奏になる事があります。

それは、あなた自身が 「一息に歌う」 事を意識していないからだと思います。

 

実際に声に出して一つのフレーズを一息で、歌いたいように歌う事ができれば、それが最適なテンポだと思います。

テンポだけは実際にプロのピアニストのような豪速球まで上げられても、そこに音楽がなければ、歌がなければ、何の意味も持ちませんよね。

 

ぜひ、忘れないでいて欲しいコトです。

 

 

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

荒井千裕 拝

 

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投稿者プロフィール

Chihiro ARAIピアニスト / ピアノ講師

香港在住24年。ピアニストでピアノ講師。
香港演藝学院のエレノア・ウォン教授に師事。
ピアノ・ソロ、ヴァイオリンとのデュオ、二台ピアノ、オーケストラとのピアノ協奏曲などの演奏活動をしながら、香港と日本で「体も心もラクにピアノを弾く」をモットーにレッスンをしております。