● 腕の力が抜けている状態を知る

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photo:Oops… by bikeracer

気をつけていても、弾いている最中に、だんだん腕がしびれてくるような、重くなってくるような、大根おろしをやっちゃった後みたいな、そんな感覚になってしまう事は、ありませんか?

最初は気をつけているのに、つい!いろんな事に一生懸命になってしまって
(譜読みとか、歌い方とか、呼吸とか、ペダルとか諸々)
気づいたら、腕に力が入っていた!

そうなってしまった時に、皆さんが 無意識のうちにすること。

腕を垂らして手首からブラブラブラ~ンっと、振って力を抜くとか、
肩を回したりとか、ですよね?

もちろん、それは、良い事ですよ。

あとは、腕の外側、3の指(中指)の延長線上の腕のラインを

<筋肉を分割するように>

少しずつ肩の方へ向かって指圧していくのも、効果があります。

これは、足がむくんだ時も同じです。

足が むくんだ時は、腕とは逆で、足の表ではなく裏側=ふくらはぎ側ですが
足首の上あたりから、膝の裏側までの一直線上を少しずつ、筋肉を
分けるように、指圧していきます。
それを何度か繰り返します。

お風呂に入りながらやると、もっと良いですね。
これは、整体師でアロマ・オイル・マッサージ師である友人から、昔、教わったことです。

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それで、腕ですが。
そうやって ほぐしても、いざまた鍵盤に指を乗せて弾こうとすると、もう、その構え方の時点で、腕や上半身のあちらこちらに、力が入ってしまう事が多い。

その力が入っている状態を、自覚していない学習者さんは多いです。

ですから皆さんも、「わたしは大丈夫!」と、過信しませんように。

ピアノを弾くのは、体が資本ですから。

もう20年も前から、子どもの学習者たちによく見られる現象。

弾きながら、手首が落ちてしまう子が多い。
特に、伸ばしている音や休符で、手首が完全に鍵盤の淵に<乗っかった>状態になってしまう。

これは、決してやってはいけないことです。
が!

まず、腕の脱力状態を知るために、やってみましょう。

鍵盤に指を乗せます。いつものように。
そして、鍵盤に指が引っかかった状態でぶら下がる様にして、手首と下腕を落とします。

イメージは、電車やバスのつり革につかまって(あ、酔っぱらった状態がいいですね♪)
足で体を支えきれないので、つり革につかまっている手に重心が全部乗っている状態。

ぶら~ん、だら~ん、ぼわ~んって、体が だらしなーく全身脱力している感じです。

腕をその状態にさせるわけです。
指先だけで鍵盤にしがみついて、ぶら~んって。

それが、腕の力が抜けている状態です。

腕は脱力しきった状態でいるけれども、指先は緊張状態にある
というのが、この状態です。

指先は指圧をする時の様に、つり革に指先だけでつかまっているのと同じですね。

その指先の感覚を忘れないでください。
その状態で、打鍵します。

強く意思を持った音が出ます。

クレッシェンドやフォルテシモなどの音を出す際に、
この指・腕の状態が必要になります。
(もちろん、この限りではありません)

脱力脱力と騒ぐ前に、いかに(どんな風に)自分の腕や身体に、余計な力が入っているのか?

まずは、その状態を知るところからです。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

荒井千裕 拝

 

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投稿者プロフィール

Chihiro ARAIピアニスト / ピアノ講師
香港在住24年。ピアニストでピアノ講師。
香港演藝学院のエレノア・ウォン教授に師事。
ピアノ・ソロ、ヴァイオリンとのデュオ、二台ピアノ、オーケストラとのピアノ協奏曲などの演奏活動をしながら、香港と日本で「体も心もラクにピアノを弾く」をモットーにレッスンをしております。