● 重音スラーの意識の置き方

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画像の左手です。

2つの重音に、スラーが付いています。

ペダルの助けを借りて、響きのレガートにする方法もあるけれど、

基本を押さえておきましょ。

響きのレガートは、応用編です。

まず、指使いを考えることです。

どの重音も、「135」や「145」という指で固定してしまうと、難しいので、

例えば、一つ目の重音「ラ♭ シ ファ」は、「1 2 4」の指で取ってみましょうか。

そうして、スラーで繋がっている次の「ソ シ♭ ミ」を、「1 3 5」の指で取ってみましょう。

重音の上の音、「ファ」と、二つめの重音「ミ」は、
それぞれ「1」の指で取るので、

他の指に替える場合より、滑らかにはならないかもしれません。

しかし、「ファ」から「ミ」は、すぐ隣の鍵盤ですね。

だから、「1」の指を「横に滑らす」感覚で弾いてみましょう。

それぞれの重音の「中の音」は、

「シ」から「シ♭」へ、「2」から「3」の指へ。

白鍵から黒鍵という、わずかに半音の動きですから、
「シ♭」へ「3」の指の打鍵をするまで、
それまで「シ」を弾いていた「2」の指の
離鍵をしないように、

リレーのバトンを渡す時のように、

という事を意識すれば良いのです。

それぞれの重音の「下の音」も、同じことです。

「ラ♭」から「ソ」へ、「4」から「5」の指へ。

こちらも、黒鍵から半音下の白鍵へ降りるだけですから、
二つめの「ソ」を「5」の指が打鍵するまで、
それまで「ラ♭」を弾いていた「4」の指の
離鍵をしないように、きちんと音を繋いであげる。

でもね、もっと簡単なのは・・・

「2音の間に付くスラー」の

「落として上げて」

という基本の弾き方をすれば、良いだけなのです。

要は、1個ずつ捉えないコト。

 

お読み下さり、ありがとうございました。

荒井千裕 拝

 


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