● そのクレッシェンドは、どこに向かって行くのか?を、知る
この美しいフレーズ、
「poco cresc.」
という指示です。
ところが、音は少々うねりながらも、降りてきますね。
すると、クレッシェンドだと言われても、気を付けないと…
この第1音が目的地だ!
と思い込んで弾いてしまいます。
でーもー。
目的地は、2音目の「レ」です。
ちょっと例えが変かな?と思いますが、
一枚目の画像のところは、助走してきて、
そして、二枚目の画像の第1音「ド#」でジャンプする。
第2音「レ」が着地する「走り幅跳び」のような感じです。
いや!いやしかし!
「レ」を打鍵したら終わり、じゃないよ。
「レ」は伸びる!伸びる!!
その伸びて行く響きはまるで、
弦楽器が、一音をクレッシェンドするように。。。
そうして、続く「どそ|しー…」でデクレッシェンドして、
このフレーズが終わっていく。
だから、目的地がどこにあるのか?
そして、そこまで、どのように呼吸をコントロールして、
そして終わりに向かって、どのように持っていくか?
という事を、読み解いて考えて、知って欲しいな。
「フレーズ」って、どんな風になってるんだろう?
どこからどこまでだろう?
その一つのフレーズの中の頂点は、どこだろう?
って、考えてみると面白いですよ。
お読み下さり、ありがとうございました。
荒井千裕 拝
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