● 音の始まりは、どこにあるんだろう?

One Minute in a Kaleidoscope – Therapeutic Relaxation of Light w/BG Music by Boone Johnson by Crystal Writer

 

音の始まりは、どこにあるんだろう?

  って、意識したい。

 

2012年に、こんなことを書いていました。

長いですが、リンクを貼らず、こちらに全文写します。

「音の始まりはどこにある?」

「意識して音を聴こうシリーズ」、今日は「音の始まり」です。

 

文書の始まりと終わりがあるように、

音楽にも始まりと終わりがあります。

 

音楽の、と言う前に、音の始まり=音が発音される時

音のしっぽ=音の振動がなくなる瞬間を聴き届ける事。

 

でも、「音の始まり」よりも先に「音のしっぽ」について取り上げましたね。

 

 

その理由は、「音の始まり」については、すごーく意識するのに対し、

「音の終わり=しっぽ」を聴かない人が非常に多いからです。

 

さて、「音のしっぽ」を読んで「ふむふむ」と思ってくださった あなたは

実行しているだろうと思うので、先に話を進めましょう。

 

今日は、「音の始まり」についてです。

photo:Summer Sound [Large View] by Brandon Christopher Warren

 

 

 

では、あなたは、始まりの音を、どうやって聴いていますか?

 

初めに打鍵する音に指を置いて、

 いいかな? いいかな?

と思って、えいっ!と打鍵して その音が

「あ、出ちゃった~始まっちゃった~」

という感じでしょうか?

それとも

 

指の用意も何もしないで、いきなりタタン! と弾いて

「あ~ぅ、間違えちゃった~」

とか?

 

 

どうなんでしょうか?

 

photo:Drop in a Dime by Chaval Brasil

 

 

答えは見つかりましたか?

 

これは、今までお話してきました、「音のバランス」の取り方に

通じることです。

 

始まりの音は、一体 どんな音を出したいのでしょうか?

楽譜に書かれている音をただ打鍵していくだけでは

音楽にはなりませんね。

 

それぞれのフレーズ(メロディ)の歌い方を考えて、

バランスを考えて音を出します。

 

 

歌には、いろんな気持ちが入りますよね(ありますよね)。

 

怒哀楽、という言葉がありますが、感情はその四種類に限りませんね。

「喜」一つとっても、いろんな種類の感情があります。

「怒」の感情も そうですね。

そういえば、なかなか結末を迎えない往年の名作漫画、

「ガラスの仮面」の初期、主人公のマヤちゃんが演技のお稽古を

月影先生につけて頂いていた時も、そういうシーンがありました。

 

「喜」・・・希望がかなって嬉しい気持ちを抑えられずに出すのか

  ちょっと恥ずかしくて はにかみながら静かに心の内で喜んでいるのか

  ワクワクした気持ちも混じって、言いたくてたまらないのか

 

「怒」・・・思うように事が運ばず、自分にイライラしているのか

  何回同じ事を言っても ちっとも言うことを聞かない子供や伴侶に
  思わず怒号を浴びせてしまうのか
  或は、それが出来ずに ムキー!!!と なっているのか

  苦痛を伴う痛みなのか

 

いろいろあります。

 

始まりの音は、どんな種類の音だと考えていらっしゃいますか?

まずは、そこからです。
それを考えるところからスタートです。

 

今 練習している曲の中から一曲、その曲の最初、或は

曲中の ある一つのフレーズを取り出してみるのでもいいです。

考えてみてください。

 

そして、「うん!わたしは このフレーズは こういう気持ち!」

と決まったら、その感情を そのフレーズに重ね合わせてください。

 

疑似体験?と言うよりは、感情の「再現」ですね。

 

その感情を あなたの中に保った状態で(強くイメージして)

そして その最初の音は

「どんな音が鳴り響くのか?」

想像してください。

 

想像できましたか?

 

そうしたら、その瞬間、そのまま弾き始めてください。

 

想像できなければ、弾き始めてはいけません。

 

躊躇しないでください。

恥ずかしがらないでください。

 

誰も!見ていませんから。

 

 

始まりの音を、打鍵する前に「想像して自分の内側でそれを聴く」

否かで、実際に出てくる音は、天と地ほどに差があります。

 

そして、実際、始まりの音が思うように出れば、その後を

続けるのは、精神的にも、実際の打鍵のフォームとしても、

とてもラクなのです。

 

だまされた!

と思って、是非、お試しくださいね。

 

 

お読みくださり、ありがとうございました。

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お読み下さり、ありがとうございました。

荒井千裕 拝

 

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投稿者プロフィール

Chihiro ARAIピアニスト / ピアノ講師
香港在住24年。ピアニストでピアノ講師。
香港演藝学院のエレノア・ウォン教授に師事。
ピアノ・ソロ、ヴァイオリンとのデュオ、二台ピアノ、オーケストラとのピアノ協奏曲などの演奏活動をしながら、香港と日本で「体も心もラクにピアノを弾く」をモットーにレッスンをしております。