● ペダルで耳を育てる

 

昨日発行したメールマガジンも、同じお題でした。

画像があると、視覚的に分かりやすいかしら?

と思ったので、こちらでもお話ししましょう。

 

ペダルを踏む/使う、というのは、
あまり、易しい事ではない、と思います。

使える人にとっては、難しいもの、
という感覚はないでしょう。

でも、ペダルの使い方をちゃんと教えられなかった人や、
自分の耳で「聴く」事が、出来ていない人(出来てると思い込んでいるだけの人)や、
本当に自分勝手に踏んで、嬉々としているペダル初心者さんにとっては、

決して易しいものでは、ありません。

 

実際、私はレッスンでペダルの踏み方を、
ピアノの下に潜って、生徒たちの足に触れ、
タイミングの違いを体感してもらうことは、
少なくありません。

 

小さいうちからコンペに出ているような学習者さんや、
出させているお教室では、
最初からペダルの踏み方には
注意を払っているかと思います。

 

とにかく、「耳」が鍵です。

 

上の画像に、ペダルを踏む記号を書き入れていますが、
私が踏むのはこの通りではありません。

今、ここでお話しするのも、あの通りではないので、
ペダルの印は無視してくださいね。

 

曲は何でもいいのですが、
このように、和音続き、
和音がどんどん動いていくものが良いです。

 

何故なら、和音が変わるたび、響きが変わるので、
ペダルを踏みかえる良い訓練になります。

 

どんなタイミングで踏みかえると、
前の響きと混ざることなく、
綺麗に響くのだろうか?

ペダルの雑音が入ったりしないで、
踏みかえる事が出来るのか?

 

兎にも角にも、「耳」で聴くしか、ありません。

そうしていくと、「聴く耳」は育ちます。

 

ポイントは、打鍵と同時にペダルを踏まない。

発音した後に、踏む。

 

あのね、よくね、こういうのあるでしょ。

右手はスタッカートのフレーズだけれど、
左手はレガート。

 

それと、ちょっと似た感覚です。

 

打鍵すると同時に、
それまで踏んでいたペダルを上げる。

ただし、それまでペダルで繋げていた響きが
ぷっつり切れる空間を作らない。

 そのタイミングで上げる。

タイミングが問題なので、

ペダルを上げたら即座にまた踏まなければ!
 と思う必要も、ない。

少し後で構わない。

 

ただし、それぞれの音の長さの問題があるので
(リズム・音価)
そのタイミングは、それぞれ異なる。

これらは本当に、「耳」が頼り。

 

 

ペダルは、響きを美しくする事も出来るけれど、

響きを台無しにする事も、簡単だ。

 

 

さぁ、耳を澄ませて、
自分の感覚を大事にしましょう。

 

 

お読み下さり、ありがとうございました。

荒井千裕 拝

 

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投稿者プロフィール

Chihiro ARAIピアニスト / ピアノ講師
香港在住24年。ピアニストでピアノ講師。
香港演藝学院のエレノア・ウォン教授に師事。
ピアノ・ソロ、ヴァイオリンとのデュオ、二台ピアノ、オーケストラとのピアノ協奏曲などの演奏活動をしながら、香港と日本で「体も心もラクにピアノを弾く」をモットーにレッスンをしております。