● どこに向かって行くのか?を、知る

 

「今」、発している音は、
「今」を終えたら終わりじゃ、ない。

「今」、発している音は、
「次の音」に、エネルギー(感情)が向かって行く。

場合によっては、「次の音」は、
そのまた「次の音」へ、向かって行く。

その「次の音」は、そのまた「次の音」へ。

 

音と音は、隣の人と、皆んなで
手を繋ぎ合うように、
その「力(エネルギー)」は、どんどん伸びて、繋がって行く。

 

 

そう。繋ぎ合っている。

繋ぎ合って、「向かって行く先」がある。
目標?のようなもの?

 

例えば、山登りをしていて、
とりあえず、あそこまで登って行って、
そこで休憩しましょ。

 みたいなのが、小さな一つの山場(向かいどころ)。

 

そこで休憩したら、またその先へ
登っていこ。

そうしたら、今日は頂上まで登れるかしら?
 
 みたいなのが、本当の目標地点(向かいどころ)。
  「クライマックス」

 

簡単に二つしかお話ししませんでしたが、

曲の中には、大小様々な「向かいどころ」が
いっぱい、あります。

曲全体での最大の盛り上がる山場(最高の向かいどころ)。

各セクションでの、ちょっとした
劇的な(思わせぶりな?)盛り上がりどころ(向かいどころ)。

 

各フレーズでの、小さな「向かいどころ」。

私、ここに行きたいのぉ〜!
(そこにたどり着いて)

いや、もう少し先の、あそこまで行きたいわぁ〜!

みたいなのを繰り返して、
どんどん気持ちが増殖していく。

 

 

一つのお話のように、
ドラマのように、
映画のように、

盛り上がるところ=向かいどころは、
一つじゃ、ない。

 

だからこそ、「今」、弾いている音は、
まず、どこへ向かって行くのだろうか?

と言う「向かいどころ」を、知っておきましょう。

 

 

これは、先日の東京でのレッスンでも

「向かいどころ」って、よく聞くのですが、
どういう事なのでしょうか?

と質問されて、お話ししました。
でも、ん??って、また疑問に思われてたら、
どうぞ遠慮なく、メールを寄せて下さいね。
(※ 東京・香港など、私のレッスンを
  受けて下さった方 限定です。)

今日のレッスンから。

よくある「3段階発展法」です。

 

1小節目があって、
2小節目があって、
3小節目から発展する。

そして、4小節の小さなフレーズの中の、
「向かいどころ」=「山場」を迎えます。
(第4小節の、右手、高音「A♭(8分音符)」の
 sf(スフォルツァンド)音です)

 

第1音から、全ては「まず」、
ここに向かって来るんだ!

と言う事を、知っておこう。

知って、理解して、
その上で、自分の気持ちを乗せて、
自分の呼吸で、ここまで向かってこよう!

 

 

お読み下さり、ありがとうございました。

荒井千裕 拝

 

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投稿者プロフィール

Chihiro ARAIピアニスト / ピアノ講師
香港在住24年。ピアニストでピアノ講師。
香港演藝学院のエレノア・ウォン教授に師事。
ピアノ・ソロ、ヴァイオリンとのデュオ、二台ピアノ、オーケストラとのピアノ協奏曲などの演奏活動をしながら、香港と日本で「体も心もラクにピアノを弾く」をモットーにレッスンをしております。