● 打鍵のグルーピングを考える

 

昨日は、日本から中学生くんが
レッスンに見えました。

2年前にも一度、レッスンに来てくれたのですが、
また来てくれるというのは、
とっても嬉しいものですね。

2年前も凄かったけれど、
今回も更に成長していました。

今回、レッスンに持ってきてくれたのは、
ショパン幻想曲」と、「スケルツォ第2番」。
どちらも大曲ですね。

単発レッスンなので、時間も長めで。
普段のレッスンではこんな大曲2曲は
時間が足りなくて出来ません。

弾き始める前から、呼吸を曲に同化させて、
入っていく様、
曲中も呼吸が自然で、本当に曲と同化していて
素晴らしかったです。

この記事では、そのレッスンの中から1ヶ所、
取り上げます。

上の画像です。

右手ね。
2音ずつ、スラーが付いているので、
それぞれ、1音目で手を落として
2音目で手を上げる(抜く)という、
一つの動作で弾く、と言うのは基本。

ここで考えたいのは、
打鍵のグルーピングは、
その通り(スラーの付き方の通り)で良いのか?
  と言うこと。

2音目で上げる(抜く)けれど、
その動作が大きいと、
スタッカート・アクセントのように発音されてしまいます。

物は試し。
こんなグルーピングはどう?

2拍で一つの動きで捉える。

1音目で落として回転させながら
2音目で上がる(抜く)けれど、
 上がりきらない(抜ききらない)。
鍵盤から指先が離れたか離れてないか?
 そのくらいで、
3音目の打鍵を、改めて上から落とさない。
2音目で上がりつつ、そのまま3音目を打鍵して
4音目打鍵で完全に上がる(抜ける)=回転しきる。

 

言い換えれば、

音が多い印象を与えたいのか、否か。

何を、聴かせたいのか?

彼に、このフレーズで聴きたい・聴かせたい音のラインはどこ?

と聞いたら、的確に即答。
答えた瞬間、わかったようでした。

彼が聴かせたい音のラインを
本当に聴けるように弾くなら、
1拍ずつ(2音ずつ)で一つの上下運動をしていては、
聴きたい音は聴こえないのです。

 

 

 

お読み下さり、ありがとうございました。

荒井千裕 拝

 

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投稿者プロフィール

Chihiro ARAIピアニスト / ピアノ講師
香港在住24年。ピアニストでピアノ講師。
香港演藝学院のエレノア・ウォン教授に師事。
ピアノ・ソロ、ヴァイオリンとのデュオ、二台ピアノ、オーケストラとのピアノ協奏曲などの演奏活動をしながら、香港と日本で「体も心もラクにピアノを弾く」をモットーにレッスンをしております。