● 音の厚みや温かさを出したい時はどうすればいい?

 

シューマンの「アベッグ変奏曲」です。

カンタービレの終わり..

 

ここから華々しいフィナーレへと入ります。

そして、フィナーレの始まり…

さぁ、あなたなら、このフィナーレの第一の和音、
どんな響きを出したいでしょうか?

そう、あなたがイメージしたその響き

それを、もしもあなたが出すことができなかったら?

何度挑戦しても、自分が望む響きが得られなかったとしたら?

きっと何かがあなたの感覚とずれているだけ。かもしれません。

 

そもそも、あなたがどんな響きを望んでいるか?
それによっても異なりますが….

私と、今、この曲をやっている生徒とでは、
このフィナーレの第一音に求める響きのイメージは、一致していました。

温かさが欲しい、音に少しの厚みが欲しい。。。

だけど、それを強くイメージしているのに、
その音はどうしても出て来なかった。

イメージすることは、すごーく大事です。

だけど、イメージしたからといって、
必ずしも欲しい音が得られるわけではありません。

そこに、経験が技術として加算されていくわけです。

 

それが何か?

ちょっとしたことですが。

あなたは、それは何だと思いますか?

 

 

私が生徒に導いたのは、コレです。

「この第一の和音で音の厚みや温かさを出すならね、

 

 

 黒鍵の音の打鍵を意識する事」

それだけで、厚みが出ます。

 

音の出方を意識する時、まず一番は「最高音」を意識します。

次に、最低音(ベースライン)。

だけど、それだけではハーモニーが悲しい事になるキケンもあります。

しかし、メロディやベースラインにハーモニーの全てを意識していたら、
ただの「音の洪水」になってしまいます。

だから、その時(そのフレーズ)ごとに、
何を意識すると良いのか?ということを考えるのです。

 

ハーモニー(和音)の、外側ではなく、
中の音や、その和音に黒鍵を含むなら、
その黒鍵の音の響きを「少しだけ」、意識すると、
出て来る響きの表情が随分変わりますよ。

是非、お試し下さい。

 

 

お読み下さり、ありがとうございました。

荒井千裕 拝

 

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投稿者プロフィール

Chihiro ARAIピアニスト / ピアノ講師

香港在住24年。ピアニストでピアノ講師。
香港演藝学院のエレノア・ウォン教授に師事。
ピアノ・ソロ、ヴァイオリンとのデュオ、二台ピアノ、オーケストラとのピアノ協奏曲などの演奏活動をしながら、香港と日本で「体も心もラクにピアノを弾く」をモットーにレッスンをしております。