● スタッカートの意味を読み取る方法

スタッカート」とは、音符の上か下に付いている「・」です。

ではスタッカートの意味は、何でしょう?

「跳ねる」?

と、教わったかも、しれませんね。

でも、「切る」と言うのが、スタッカートの意味です。

どんな音でも、スタッカートが付いていれば、
跳ねて短く、或いは鋭く弾くとは、限りません。

どんな風に「切る」のかは、スタッカートが付いている音符の音価にもよります。また、その音に達するまでの音楽の流れ、次の音への向かい方によって、変わります。

ちょっとだけ、気をつけたい事があります。

スタッカートだけに限りません。

楽譜を読んでいく時、特にピアノの場合に気を付けたい事があります。

ピアノは右手と左手で演奏するため、楽譜は大譜表です。

だからか、音を読む時、どうしても上下に、縦読みしてしまいます。
同時に発音(打鍵)する音を読むのですから、縦読みになるのは、よくわかります。

でも、それは最初に音を取る時です。
最初に音を取る時でも尚、その「今弾く音」だけを読まず、是非、前後の音の流れを読みましょう。

上の画像で、赤丸で囲んだ音に、スタッカートが付いています。

縦読みしていると、「お!この音にスタッカート付いてる!」と、突然、飛び跳ねてしまいます。

もう一度、考えてみましょ。
その音のスタッカートって、どんなスタッカートなのだろう?
スタッカートが付いているから、跳ねればいい?

よく見ると、そこには「ピアノ(p)」という指示があります。
「弱く」よね。「弱く」という意味も、一つではないけれど、でも「弱く」という指示があるなら、飛び跳ねてしまうのは、余程気を付けないと、その音が「飛び出て(目立って)」しまいます。
まるで、「アクセント・スタッカート」のように。

もう少し、よく見てみましょう。

この音は、その前の小節から始まるフレーズ
(「レ」から始まる、スラーが付いているフレーズ)の、「終わりの音」です。

そして、直前の音は「二度上のシ」です。

「フレーズの終わりの音」であり、「降りて終わる音」なら、もしここに「ピアノ(p)」の指示がなくても、気持ち「デクレッシェンド」で抜いて終わります。

もしもこれが歌なら、吐いていく息の量(塩梅)を、コントロールして行くでしょう。

このような事を、読み取って行きます。
すると、この音に付いている「スタッカート」は、どう弾いたら良いのか?見えてくるでしょう。

 

スタッカートの意味を読み取る方法について、お話ししました。

でもスタッカートに限らず、「この音は、どんな風に弾いたら良いのだろう?」と言うのは、このようにして読み取って行きます。

ご参考までに。

 

 

お読み下さり、ありがとうございました。

荒井千裕 拝

 

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