イマドキは、ネットで何でも情報を得られます。何かを学ぼうと思ったら、検索すればたくさんの情報源を見つける事ができる。

書籍も然り。本屋に行けば、読みたい本がたくさん目につくし、あれもこれも読みたくなっちゃいます。

しかし、部屋には「読みたくて買った」本が積み上げられ(読むスピードが追いつかず)また、ネットに接続すれば次から次へとメールが来る上に、自分が欲しい情報もチェックしておきたい友人のブログなども毎日なだれのように情報が溢れ出して来る。

完全に、こちらはキャパ・オーバーでお手上げとなるのだ。そこで目についたこの本。

これが面白かった!途中から読むスピードが2倍速/3倍速と上がり、「読みながらにして効果が上がった」のを体感したのです!

なんと、昨日バスに乗っていた20分ほどで全てを読めてしまいました。というわけで、気になった点をお話して参ります。

読み幅を拡大していく

一流のプロ野球のキャッチャーは、グラウンド上の味方と全選手の動きと、塁上の敵方ランナーの動きを同時に見渡す事ができます。一流の指揮者は、オーケストラの全演奏者の演奏ぶりを同時にチェックできる。

だが、彼らも生まれながらにしてそれだけの広角度の視野をもっていたわけではない。長い間の訓練と実践を経て獲得していったのです。ここに速読術マスターの一つのキーポイントがある。

百人一首のカルタ取りが上手な人は、31文字の和歌をその文字数を順番にではなく、一瞬で全部を読み取る。これだけの文字数をいっぺんにまとめ読みが可能になると、視線を上下に動かす事無く、横一直線に動かすだけで読み取れてしまう。

頭の良さと思われているのは単なる記憶力

記憶力さえよければ、ほとんどの試験はパスする。学校の試験の成績が良いとか、難関校への一発合格は、並外れた記憶力の賜物。

真の意味で「頭がいい」というのは、発明王エジソンのように、古くはレオナルド・ダ・ヴィンチのように、独創性に優れていることでしょう。

記憶力がいいと、前例があることやマニュアルが存在するものに関しては、それにならって物事を処理すればいいので、自分の中で消化するのは簡単なのです。ところが前例がない場面に遭遇すると、いくら記憶力がよくても何の役にも立たない。

単に記憶力がいいだけで頭がいいように思われていた人は、その記憶力が通用しない場面に遭遇すると、実は頭がいいどころか本当は臨機応変の応用力に欠如していて頭が悪いのだ、という馬脚を現してしまいます。

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視手を使う読み方を覚えよう

視線は投網のように広げることができる。しかし、あなたがモノを見る際の視線は、実は視線ではなく「視面」なのです。

「自分の視線がものを掴み取る能力を持った手に変わっていく」とイメージしてみましょう。

文字を読む・文章を読むとは、文字が書かれたカードなり積み木なりを、視線から変えた「視手」によって掴んで拾い上げ、大脳前頭葉という箱に整理していく作業にほかならない。

最終的には「視手」を投網のように広げ、本のページ全体に印刷されている文字群を、ごっそり根こそぎ絡めとってしまうような見方をする。

実はこのような見方をすることで、単純に記憶力というのは強化される性質を持っています。なぜなら、記憶力というのはイメージ力とほとんどイコールだから。

頭の中に「速読兎」を飼おう!

視手を使った読み方をする第一歩としてあなたがやることは、読をしない」ということ。読んでいる時に、実際に声には出さないが意識としては頭の中で音読をしている「疑似音読」をしているでしょう。そうすると、あなたは亀の甲羅の上に乗って進んでいる状態になってしまう。

この状態では、たとえ黙読したとしても、せいぜい分速で1000文字程度のスピードでしか読むことができません。さぁ、亀の甲らから兎の背中に乗り換えよう!文字は見るだけで理解し、音読も疑似音読もしないよう取り組もう。

この意識を持って実行するだけで、読書スピードは一気に加速し、速読術の域に達する。
(本の中でいくつも、音読/疑似音読をせずに「まとめ読み」するためのワークがあります)

あなたがこれをやる時、以下の事に気をつけてみよう。

おへその下の「丹田」にちょっとだけ力を入れ、3回程深呼吸をする。全身をリラックスさせる。

緊張していると、視野は狭まります。自覚としては緊張しているつもりがなくても、人は文字に向かい合っただけで「内容を読み取らなければならない」という潜在意識が働いて緊張するのです。

その緊張を解きほぐすために、深呼吸は有効です。(これはピアノの演奏にも通じますね)

歌詞カードも速読術のトレーニングになる

歌詞カードは、歌いやすいように区切られているので、一目で読み取りやすいようになっていますよね。

歌詞カードは、慣れて来ると一行全部を一瞬で一目で読み取る事ができます。音痴であまり歌には感心がないという人には、詩集で練習するのもオススメ。

どんな分野も基本単語は200〜500個

外国語は別として、日本語で書かれた分野である限り基本単語は200~500個の範囲に収まります。

だから、それらの基本単語を知っていれば、いちいちその単語を確認することなく、まとめて読んでいくことができますよ。

記憶術の逆説・膨大なものほど一発で覚えられる!

何かを覚える時、例えば試験勉強などで薄い参考書を選ぶのではなく、完全に正反対のべらぼうに厚い参考書を読破する。

情報量が多ければ多い程、覚えやすい。(これもピアノの暗譜に通じるところがあると私は思います。短い曲より、長い曲の方が暗譜しやすい。

「しやすい」というと誤解があるかもしれませんね。例えば、5分の曲を3曲同時に仕上げるよりも、演奏に15分かかる1曲を仕上げること/演奏するほうが格段にラクです。)

ここにあげた事柄は、ほんの一例です。興味のある方は是非、読んでみてください。

最後にお知らせです。

チェンバロから考えるバッハ講座Vol.3 装飾音の考え方〜講座のご案内

ベルギー在住鍵盤楽器奏者の末次克史先生による「チェンバロから考えるバッハ・ピアノ奏法の可能性〜Vol.3 バッハ・装飾音の考え方〜」ワークショップのご案内です。

2018年7月15日(日)13時〜

東京都杉並区のスタジオ・ピオティータさんにて

講座参加費:5,000円

ピアノとチェンバロを使ってのワークショップです。

詳細はこちらのページをご覧ください。お問合せ・ご予約はわたくし荒井がメールで承っております。

chihirohk@gmail.com

荒井千裕ピアノ・リサイタルのご案内

今年も東京でリサイタルを開催させて頂けることになりました。

毎年好評の「お話と映像とピアノ」のコラボレーションも、今回は「おんがくの絵本」としてバージョン・アップ!ドビュッシー没後100年の今年は、プログラムもドビュッシーの作品づくしです。

2018年9月2日(日)15時開演

東京南麻布のセントレホールにて

チケット代は以下の通りです。

  • 一般:4,000円
  • 中・高校生:3,000円
  • 小学生:2,000円

ご予約はこちらをクリックして開かれるページで承っております

セントレホールでお会いしましょう!

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