2018年は、フランスの作曲家クロード・ドビュッシーの没後100年。
ドビュッシーの作品を総合的に知りたかったら、是非持っておきたいオススメの本を1冊ご紹介します。ピアノ曲のみならず、ドビュッシーの作品のほとんどを簡単に紹介・説明していますよ。
Contents
作曲家別名曲解説ライブラリー「ドビュッシー」目次
この本の目次は以下の通り。
- ドビュッシーの生涯と芸術
- 管弦楽曲
- バレエ音楽
- 独奏楽器と管弦楽
- 室内楽曲
- ピアノ曲
- 歌劇
- 声楽曲
「ドビュッシーの生涯と芸術」では、簡潔な伝記が写真と共に書かれています。また、それ以降の楽曲紹介では譜例画像も取り入れての解説となっている。ただし掲載曲数が多いため、各曲への説明はそう多くはありません。
しかし、私は何かというとこの本を出し見ては、うーんと唸ったり、ふーん、そうなのか~と思ったりを長年繰り返しています。つまり、持っておきたい本なの。
それでは、掲載曲を挙げて行きましょう。
ドビュッシーの管弦楽曲について
- 交響組曲”春”
- 牧神の午後への前奏曲
- 夜想曲–雲・祭・シレーヌ
- 海–管弦楽のための3つの公共的素描
- 管弦楽のための映像(第3集)
ドビュッシーはピアノ曲に注目が集まりがちかもしれません。特にこのページを訪れて下さったあなたはきっとピアノを弾いておられるでしょうから、ピアノ曲のあれこれを思い浮かべておられるかも?でも是非、ドビュッシーの管弦楽曲にも触れて欲しいですね。
ピアノのための作品でも管弦楽に編曲されているものもありますから、探して聴いてみる事をオススメします。
ドビュッシーのバレエ音楽作品
- 遊戯
- カンマ
- おもちゃ箱–子供のためのバレエ音楽
「カンマ」と「おもちゃ箱」は、ピアノ用。ただし、「おもちゃ箱」はオーケストラ版もピアノ版の後から出版されています。
※ ピアノ版:1913年、オーケストラ版:1920年
私はこの「おもちゃ箱」が大好き!なのです。子供たちが踊るバレエもYouTubeなどで探すと出てきますので観てみて下さいね。
ドビュッシーの独奏楽器と管弦楽との作品
- ピアノと管弦楽のための幻想曲
- クラリネットと管弦楽のための第1狂想曲
- 管弦楽とサクソフォーンのための狂詩曲
- 弦楽オーケストラ付き半音階ハープのための2つの舞曲
ドビュッシーの室内楽曲
- 弦楽四重奏曲
- フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ
- ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
- チェロとピアノのためのソナタ
- クラリネットとピアノのための小品
- 独奏フルートのための『シランクス』
この中では私は「チェロとピアノのためのソナタ」がめっちゃ好きです~!痺れますよ♪
ドビュッシーのピアノ曲
- 2つのアラベスク
- ベルガマスク組曲
- ピアノのために
- 版画
- 映像(第1集・第2集)
- 子供の領分
- 前奏曲集(第1巻)
- 前奏曲集(第2巻)
- 12の練習曲
- マズルカ
- 夢想
- 舞曲
- ロマンティックな円舞曲
- 仮面
- 喜びの島
- ハイドン礼賛
- 小さな黒人
- レントよりおそく
- 英雄的な子守歌
- 小組曲–4手のための–
- 民謡の主題によるスコットランド行進曲(4手ピアノ)
- リンダラハ(2台ピアノ)
- 6つの古代碑銘(4手ピアノ)
- 白と黒で(2台ピアノ)
ピアノ曲はどれも大好き!あぁ、残念ながらこの本には「忘れられた映像」についての記載がありませんね。
ドビュッシーの歌劇作品
- ペレアスとメリザンド
さすがに「ペレアスとメリザンド」については少し、解説が長め。自筆譜の写しも載っていますが、小さすぎる…
ドビュッシーの声楽曲
- 聖セバスチャンの殉教
- 放蕩息子
- 選ばれたおとめ
- シャルル・ドルレアンの3つの歌
- 美しい夕
- マンドリン
- 忘れられた小唄
- ボードレールの5つの詩
- 2つのロマンス
- 3つの歌曲(ヴェルレーヌ詩)
- みやびやかな宴(第1・第2集)
- 叙情的散文
- ビリティスの3つの歌
- フランスの3つの歌
- 恋人たちの散歩道
- フランソワ・ヴィヨンの3つのバラード
- ステファヌ・マラルメの3つの詩
- もう家のない子供達の降誕祭
ドビュッシーの作品が大好きな方、ドビュッシーの作品を弾く(学ぶ)機会が多い方などは持っておくと良い1冊ですよ。
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