ピアノのレッスンをしていると、時々こんなお声が聞こえてきます。

「楽典をちゃんと教えてもらったことがないから」「ピアノを弾くだけのレッスンで精一杯だったから理論がわからない」

確かに。私も思い起こしてみれば、ピアノのレッスンに行ったからって拍子のお話やリズムについて・調についてなど、ピアノの先生から教わった記憶がありません。なのによくあんな4分の4拍子と2分の2拍子の違いとか何調か理解して弾いていたもんだ、とおどろ木ももの木さんしょの木(笑)です。よく思い起こしてみれば、私はピアノのレッスンと別枠で楽典とソルフェージュのクラスにも子供の頃から通っていたのでした。

というわけで今日は、あまり小難しくないけど一冊持っておくと良いよ的、おすすめの音楽理論・楽典関係の本を5冊ご紹介しますね。

楽典–理論と実習

多分、楽典を勉強しようとしたら王道といえるだろう一冊。

今も昔も音楽の道へ進もうとした人達もそうでない人達も、音楽を学んできた人達はこの通称「黄色い本」を通読させられたたでしょう。私もこの本、小学校時代のソルフェージュのクラスの時も、中学の時に通っていた音楽教室でも使っていました。

ちょっと脱線しますが、この黄色の楽典本を見ると思い出すエピソードがあります。中学の同級生で私とは別の音楽高校を受験した子がいて、授業中に「こそ勉」していたのが目につきました。彼女は私の前の席だったのです。彼女の机の下の手元にはやはりこの「黄色い本」が♪

特に難しい記述はありません。ただ、私はもう何度も何度も読んで覚えたので、一回通読して終わりではなく何度も読むことで、より理解出来るだろうと思います。

すてきにピアノ 音楽のイマジネーション

「マエストロ プロフォンドのすてきにピアノ」は全5巻ですが、その中の第4巻がこちら。

「音楽のイマジネーション」として、イタリア語の表現法・テンポ・性格・精神についてわかりやすく書かれています。このシリーズは(記憶に間違いがなければ)ショパン社の月刊誌に掲載されていたものを後から書籍化したものだったかと。漫画で説明していて文章だけではないため、年齢を問わず読みやすい本になっていますよ。

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すてきにピアノ 音楽の様式―バロック・古典派・ロマン派の時代様式

上で紹介したシリーズの第5巻。

音楽史はバロック・古典・ロマン派・現代というように時代が分けられます。その中のバロック・古典・ロマン派それぞれの 時代別の様式の違いを理解するのに良い本。私達は現代のピアノで様々な時代に作られた作品を弾いています。その作品が作られた時代はどんなだったのかを知ることであなたの演奏力にも磨きがかかるでしょう。

第4巻同様にとても読みやすい一冊ですよ。

独・仏・伊・英による音楽用語辞典

これは便利ですよ!私は今でも重宝している一冊。

ピアノを弾く時に使う楽譜が出版された国が違ったり(或は作曲家によって)楽譜に書かれている音楽用語が微妙に異なることがあります。この音楽用語辞典を持っていれば、ドイツ語・フランス語・イタリア語・英語だったらどう表記されてるの?というのがわかります。

これで納得!よくわかる音楽用語のはなし―イタリアの日常会話から学ぶ

そして一歩踏み込んで、音楽用語は単なる専門用語ではない!日常使われている生きた言葉から成っている、というのがわかって非常に興味深いのがこちらの一冊。

ピアノを弾くための音楽理論おすすめの本5冊!のまとめ

  • ピアノを弾くために必要な楽典をざっと理解したかったら「楽典–理論と実習
  • イタリア語の表現法・テンポ・性格・精神「すてきにピアノ 音楽のイマジネーション」
  • 時代別音楽様式について知りたかったら「すてきにピアノ 音楽の様式」
  • ドイツ語・フランス語・イタリア語・英語での音楽用語の意味を知るのに便利!「独・仏・伊・英による音楽用語辞典」
  • イタリアの日常会話表現から音楽用語を覚えちゃおう!「これで納得!よくわかる音楽用語のはなし」

積ん読(ツンドク)にならないようにね。どこに置いたかわからない状態になっちゃ元も子もありません。用語辞典は楽譜棚やピアノの上に置いておくと便利ですよ。

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