美しい音を出すためにピアノ演奏法の基本を知っておこう!
ピアノ演奏法の基本ってなんだろう?
ピアノを弾くのは楽しいけれど、もしかして私、ピアノの弾き方まちがっていないかしら?
手の形ってこれでいいんだっけ?
椅子の座り方は?位置はどうなんだっけ?
あなたはピアノを弾いていて、ふと不安になったり悩んでいることはありませんか?

ピアノ演奏法の基本「美しい音を弾くために大切なこと」中山靖子著
あなたがピアノを演奏する上で、基本って何だっけ?私の弾き方、これであってる?っていう不安をこの際、解決しちゃいましょう!
今日はこの「ピアノ演奏法の基本〜美しい音を弾くために大切なこと」の紹介をいたします。
2009年に発刊されたので、既にお持ちの方もおられるでしょう。
持っている方はぜひ、読み直してみてね。
Contents
「ピアノ演奏法の基本」の目次
では、まず「ピアノ演奏法の基本」の目次から見てまいりましょう。
- 第1章:美しい音のために
・ひとつの美しい音
・レガートとスタッカート
・さまざまな奏法 - 第2章:正しく演奏するために
・本質的な事柄について
・ピアノを学ぶということ - 第3章:ピアノ演奏の伝統について
・私の師事した先生たち
あなたが気になる章はありましたか?
「美しい」とか「正しく」とか、どういう事なんだろう?
私はね、昔は「美しい音」の基準がよくわかりませんでした。
基準というか、どんな音が美しくて、どんな音が美しくないのかが、わからなかったんです。
今思うと、耳が育っていなかったんだなと。
美しい音をイメージするとは?
この「ピアノ演奏法の基本」には、美しい音をイメージする事について、こんなふうに書かれています。
ピアノ以外でも、声楽の正しい発声法は、体を力んで声を絞り出すことではありません。
良い発声とは、おなかと胸の深いところから出た息が声帯を自然に振動させ、鼻の奥を通して頭の方へ共鳴させた時に生まれるものです。
ピアノを弾く場合にも、ただ一音の発声法とも言うべき発音法から始めて、その後、細かい事を覚えて行く方法が良いのだと思います。
ピアノは鍵盤を押せば「音」は出ますよね。
でも、考えなしに、音のイメージを持たずに不用意に弾いてしまうとどうなるでしょう?
美しい音が出ることもあるかもしれません。
でもそれは「まぐれ」で、時に汚い音も出てしまいます。
あなたがピアノを弾く時、「どんな音が欲しいのか」ということをイメージするのは凄く大事。
この項には、「作曲家にふさわしいタッチのイメージ例」の図が載っていますから、イメージしやすいでしょう。
タッチの際に気を付ける3つの事
では、ピアノを弾く時・タッチに気をつける3つの事をご紹介します。それは
- タッチする前(指が鍵盤に触れるその前)
- タッチの瞬間
- 指が鍵盤を離れるとき
この3つの事についても、「ピアノ演奏法の基本」の中で、たくさんの写真が掲載されており、詳しく説明されています。
タッチする前に気をつけるべきこと
1.の「タッチする前」に気を付けるべきこと、それは「深く息を吸って上体をリラックスさせる」ことでしょう。
タッチの瞬間に気をつけること
2.の「タッチの瞬間」、この根本の動きは「手の自由な落下」だと書かれています。
タッチの瞬間に気をつけるって一体どーゆうこと?って思うかもしれませんね。
もしもあなたが「弾こう」と思ってしまうと、あなたの体や手は自然な動きではなくなるかもしれません。
ぎこちなくなるって言うのかしら。
そうではなくて、一呼吸で自然にスムーズに、ただ落とす。
叩くではなくてね。これが自由な落下。
指が鍵盤を離れる時に気をつけること
そう、これはとっても大事ですよ。
ピアノを弾く人の多くは、打鍵には気を使います。
でも指が鍵盤を離れる時=離鍵に気を使っているかどうかで、あなたが出す音は美しくもなれば、残念な音にもなり得ます。
自分の事は、意外とわかりにくいかもしれません。
私もよく、師匠から「ただ腕を落とすだけ」と言われたもの。
でもね、自分ではただ落しているだけのつもりでいても、どこかに余計な力が入っているのも、よくある事。
指摘されないとわからない事って、ありますよね。
他にも様々な事が細かく説明されていますが、ここで語るのはやめておきます。
この「ピアノ演奏法の基本」には、写真や図・楽譜例がふんだんに掲載され、とてもわかりやすいですよ。
正しい座り方に始まり、様々なタッチの方法、音色の作り方、譜読み、暗譜の仕方、練習方法など内容は多岐に及んでいます。
トピックは多岐にわたっているのですが、本は厚くはなく(どちらかと言うと、薄い)、とっても読みやすいの。
学習者の方も指導者も、気になる方はぜひ手にとってご覧くださいね。
エンジョイ!あなたのピアノ・ライフをもっと豊かに!
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