なぜ伝え方で結果が変わるのか?伝え方が9割とは
何を伝えるか?伝える内容の深さ濃さより、「伝え方」が9割である。と聞いた事はありませんか?
伝え方が9割
なぜ、伝え方で結果が変わるのか?
コピーライター佐々木圭一著
この本が発売になった頃は、結構話題になりました。伝えれば良いというものではありませんよね。相手に理解してもらえなければ、伝えているとは言えません。
要するに、この本のタイトルです。物事は「伝え方が9割」なのです。
伝え方が9割の目次
ではまず「伝え方が9割」の目次から見て参りましょう。
- 第1章:伝え方にも技術があった!
なぜ同じ内容なのに、伝え方で「イエス」「ノー」が変わるのか?
- 第2章:「ノー」を「イエス」に変える技術
あなたがこれからする頼み事に「イエス!」をもらう具体的な技術
- 第3章:「強いコトバ」をつくる技術
感動スピーチも、映画の名セリフも、こうやればつくれる
- コラム:時間にゆとりのある方には、長文全体を強く!
メールは感情30%増量でちょうどいい
人を動かすのはルールではない。感動だ。
正しい言葉と実践で効く言葉は違う
どのコトバが相手の心に響くのか?それが大事だと著者の佐々木圭一氏は説いています。そりゃそうだ、と頷くだろう。相手の心に響かなければ、どんなに力説しても意味がありません。
「伝え方が9割」の著者である佐々木圭一氏のたとえ。
「愛している」「愛してる」
この2つのコトバ、国語として正しいのは「愛している」です。
「愛してる」は「い」が抜けている口語で、教科書的には正しくない。
しかし、心から大切に思う相手にそっと「愛している」と行ってみたとします。どこかまどろっこしくて、ちょっと教科書的で、本当のきもちが届かない感じがしませんか?
気持ちを伝えるのには「い」という一文字が余計なのです。
一方で「愛してる」と言うと、すっと届きますよね。
確かに。
他にも同じように、言葉の言い方一つで心に響くかどうかが変わってしまうものは、たくさんあると思います。
「ノー」を「イエス」に変える技術とは?
人にお願いしたいこと(時)って、いっぱいあるだろう。毎日誰かに何かしらお願いしているんじゃないかしら?
「ねぇ、これ、やってくれない?」とか。
「伝え方が9割」の著者の佐々木圭一氏は、お願いした時の相手の返事を「ノー」ではなく「イエス」にする方法を次のように説いている。
- 自分の頭の中をそのまま言葉にしない
- 相手の頭の中を想像する
- 相手のメリットと一致するお願いをつくる
その考え方は本書を読んでいただくとして、これらを考えないでお願いする場合と、考えてお願いする場合の例を以下にあげよう。
・デートして欲しい時
「デートしてください」
「驚くほど美味しいパスタの店があるんだけど、行かない?」・お店でお客様を待たせる時
「4分ほどお待ちいただけますか?」
「できたてをご用意いたします。4分ほどお待ちいただけますか?」・してほしくないことをお願いしたい時
「芝生に入らないで」
「芝生に入ると、農薬の臭いがつきます」・勉強させたい時
「勉強しなさい」
「いっしょに勉強しよう」etc…
読みたくなる書き方とは?
意外?と思われる人もおられるでしょうか。いや、結構知ってる人も多いだろうけれど、ブログは訪問はされても、読まれてはいない。
タイトルを見て、最初の数行をチラ見してざーっとスルーされるか窓を閉じられるかが殆どだろう。これは普通の書籍でも電子書籍でもあること。
ただ、紙の本の場合は、自分で選んで購入するので、わりとじっくり読むことも多いだろう。
でも、案外、内容を覚えていないものだ。あるいは、興味の有る項だけを読んだりする。
でも、人さまはとりあえず某かの興味を持ってブログに訪れてくれたり、本を手に取ったりするのだ。それを「読んでもらう」にはどうしたらいいか?
っていうことを、発信する側はじっくり考えた方がいいだろう。読んでもらいたいならば。
中には、興味がわく「タイトル」が付けられていて、はじめの数行でワクワクさせられて読み進めると、結局何が言いたかったのかわからないダラダラした記事であることも。(人様のことなど全く言えず、刺さります。)
この点については、人気ブロガーの方々も記事にしておられるものが多い。それらも大変参考になるだろう。
しかし、この本に書かれている事はもう少し踏み込んでいて、自分で考えて実践しやすいと思うのでオススメです!
こちらもいかが?
「伝え方が9割」を、耳で読みませんか?文字が苦手な人にオススメのAudible(オーディブル)!
なぜ伝え方で結果が変わるのか?のまとめ
- 正しい言葉遣いが必ずしも相手に響くとは限らない
- ノーをイエスに変えるには自分の頭の中をそのまま伝えない
- ノーをイエスに変えるには、相手の頭の中を想像すること
- ノーをイエスに変えるには、相手のメリットを考えてみよう
- 読みたくなる書き方とは、タイトルだけでなく内容も相手が満足することを追求しよう
わかっていてもつい、自分が伝えたいことばかりを伝えがちではないでしょうか?
その記事、その文章、もし他の人が書いたもので、あなたが読んだら面白いだろうか?と、常に読んでくれる人の気持ちを考えるようにしたいですね。