スティーブ・ジョブズの名言から思考法と交渉術を学ぶ
我が家には、世界のApple社創立者であるスティーブ・ジョブズ氏の本がありました。そもそも家人の所有物だったのですが、引っ越す際に置いていってしまいました。興味はあるものの、辞書より分厚い英書は、どうしても読む気になれなかった筆者。
かといって、同じ内容の日本書を買うのも躊躇していたら、こんな本を見つけてしまいました。
大西宏さん著のスティーブ・ジョブズの思考法、図解入りで楽しくあっという間に読めましたよ。
スティーブ・ジョブズが遺した多くの名言・言葉から、スティーブ・ジョブズの思考法・交渉術を学びませんか?あなたの、これからの世界が変わるかもしれませんよ!
Contents
スティーブ・ジョブズの思考法の目次
ではまず、「スティーブ・ジョブズの思考法」の目次から見て参りましょう。
- 第1章 ジョブズの「人生」思考
- 第2章 ジョブズの「仕事」思考
- 第3章 ジョブズの「リーダーシップ」思考
- 第4章 ジョブズの「マーケティング」思考
- 第5章 ジョブズの「経営」思考
人生も仕事も大事。でも、リーダーシップやマーケティング、そして経営についての思考も大いに参考になることがありそうですよ。人生だけなら、仕事だけなら、きっと他にも参考になる人や本があるでしょう。
でも、人生・仕事・リーダーシップ・マーケティングに経営まで全てについての思考法を語れるのは、スティーブ・ジョブズならではですね。
スティーブ・ジョブズの「超常力」の源は?
では、スティーブ・ジョブズの超常的な力(パワー)の源は何なのでしょうか?
インドの人たちは直感で生きている。
直感は智力よりもパワフルだと思う。
この認識はボクの仕事に大きな影響を与えてきた。
インドの村では、西洋のような合理的思考を学ばない。
だから、体験にもとづく智慧の力を持つ。
なるほど、直感で生きる。これは大事だと思います。あれこれ迷ったり考え尽くす(ようでいて、実は決められない)より、ぱっとひらめいたこと、最初に思い浮かんだことを大事にするというのは、直感で生きていない人たちにとっては意外と難しいんですよね。
それでも、直感力を養いたいものです。直感力を磨いていくと、次第にやはり直感はすごい!と思えるようになります。まずは今日のランチを迷わず決めるところから始めてみましょうか。
この「スティーブ・ジョブズの思考法」では、ジョブズの「直感力の養い方」を図解で示していますので、わかりやすいですよ。
「頑固」であること
スティーブ・ジョブズが生涯実行していたことの幾つかを紹介しましょう。
・人は見た目で全て判断してしまう。
だから、デザインや印象、イメージほど大事なものはない。
↓
ジョブズはヒッピー風の髪型や服装をしていたが、それを改めた。・物事で成功するには、不要なものを斬り捨てて集中しなければならない。
確かに見た目は大事ですよね。自分自身は「ラクだからこれでいい」と思っていても、初めてあなたに出会う人への印象は良いものになるかというと?イエスとは言い切れないですよね。
みんなが喜ぶ事が基本
スティーブ・ジョブズの交渉術の基本原則とは…
音楽産業・アーティスト・ユーザー・Apple、
みんなが喜ぶ。シンプルに。
いやいや、これぞ名言ですね。これに、ジョブズの交渉術が加わって、iPodは爆発的ヒットとなりました。
そんなスティーブ・ジョブズの交渉術とは
- 最初に度肝を抜くような本音を語り、相手をのけぞらせる。
- 適当に同意して受け流す。
- シェアが低いことを逆に利用する。
この記事を読んでいるあなたはきっと、スティーブ・ジョブズのプレゼンテーションを1度は見たことがあるでしょう。スティーブ・ジョブズのプレゼンテーションを見れば、ジョブズの交渉術は見えてきますね。
不可能を可能にする
「不可能を可能にする」を、スティーブ・ジョブズの言葉から
・心配はいらない。できる、キミなら必ずできる。
ヤル気を出して頑張れ!キミなら出来る!・なぜなの?私なら、朝食前に「有り得ないこと」を6つも信じる事ができるのに!
ジョブズの発想の原点は、「可能なこと」を求めるのではなく、「必要なこと」を追求する事にあるのですね。
スティーブ・ジョブズの魔法の言葉
ジョブズの、仕事に対する情熱と愛情が伝わる言葉です。
ボクにとって一番大事なのは、その人物がAppleを愛してくれるかどうかなんだ。
Appleを愛してさえくれれば、他はどうにでもなるからね。
この「Apple」を人に置き換えれば、あなたの日常や仕事もうまく回ると思いませんか?
スティーブ・ジョブズは、欲しい人材を見つけると、払い戻し不可能な航空券を送りつけたりして会社に招いたのだとか。
ジョブズは人を採用する際、努めて自らが面接にあたったそう。その面接時の質問から想定すると、採用の基準がいくつか見られるが、
- 頭がめちゃくちゃいいこと
- 批判や攻撃にタフなこと
- ツッパリ精神が見えること
などがある(もちろん、他にもある)。頭がめちゃくちゃいいとか批判や攻撃にタフだというのは想像できますよね。そこに「ツッパリ精神」とはサスガ!スティーブ・ジョブズの発想です。
ジョブズがある合宿で発した言葉が素敵だ。
海軍に入るより海賊になろう!
これぞ名言!全てを語っていますね。
スティーブ・ジョブズの哲学とは
さぁ、スティーブ・ジョブズの哲学とは何なのでしょうか。
コンピュータは管理の手段ではない。
人の可能性を自由に解放する道具だ。
それまでのコンピュータが使いづらくて不格好だったことについて、「ボクにも使い方がわからない」と言って嘆いたり怒ったり、チャンスだ!と喜んだりもしたそうです。
そして、Appleの製品がどれも美しいのは、
引き出しが並ぶ美しいチェストを作る時、家具職人は背面に合板を使ったりしません。
壁にくっついて見えないところなのに。それは、作った本人には全てわかるからです。
だから、背面にも美しい木材を使うんです。夜、心安らかに眠るためには、美を、品質を、最初から最後まで貫き通す必要があるのです。
ジョブズの「美」へのこだわりは素晴らしい。パソコンなどは、ともすれば機能が全て!になります。しかし機能は当然のことで、それが美しさの手も抜いていなかったら?
最高ですよね。こういうこだわりは本当に素敵。
ジョブズのプレゼンがしびれる理由
スティーブ・ジョブズのプレゼンはワクワクします。あなたもワクワクさせられましたよね?
以下はジョブズのプレゼンから。
- 実は、ボク用に作ったんだ。
Macワールドでの基調講演で使うような、グラフィックス満載のスライドショーが作りやすいアプリケーションが欲しかったからだ。というわけで、ボク用に作ったものなんだけど、みんなにも使って欲しいと思う。
- ハロー、ボクはマッキントッシュです。人前で話すのは慣れていないので、ボクがIBMのメインフレームと出会った時に思いついた
格言を紹介しましょう。「自分で持ち上げられないコンピュータを信用するな!」
それでは、大いなる誇りを持って、私の父というべき人を紹介します。
スティーブ・ジョブズです。
イベントにはハプニングはつきもの。スティーブ・ジョブズはイベントの前は周到に準備・リハーサルが繰り返していました。そんな用意周到な基調講演でもハプニングは起こり、スライドが進まないこともあったのです。
そんな時、ジョブズは「今頃舞台裏は大混乱だ!」と言って、会場は笑いに包まれたそう。失敗さえも取り込んで、即興で演出をする力にも長けていたようです。
そんな即興性も、人を惹きつけるスティーブ・ジョブズの大きな魅力の一つですね。
他にも、ジョブズの「経営」思考などは、非常に興味深いです。
起業家、起業しようとしている人、または管理職にある人たちなど、もちろん、そうでない人も、何度でもじっくり読みたくなるでしょう。
もちろん、Appleファンにもそうでない人にも、面白い書ですから、間違いなくおすすめ!
興味のある方は是非読んでみてください。
スティーブ・ジョブズの思考法のまとめ
- スティーブ・ジョブズの超常力の源は、直感力にあった!
- 見た目は大事!
- みんなが喜ぶ事は何か?を常に考える
- 不可能を可能にするのは「必要なこと」に焦点をあてることだ!
- 美しさやワクワクする事など、自分のこだわりを持つ!
さぁ、あなたの心に残った事は何ですか?なんだか何でも出来そうな気になってきます。
筆者も、目の前の人が喜ぶ事、そしてワクワクに焦点を当てて前へ進むぞ!(^^)