ピアノに限らず、何かの楽器で演奏をするにはスケール(音階)練習は欠かせません。なぜ音階練習が欠かせないのかと言えば、曲は大なり小なり音階とその調の主要和音で出来ているからです。

ある程度学習が進んだ人たち向けのスケール練習用の楽譜はいろいろ出版されていますが、学習を始めたばかりの初級者向けのスケール集はなかなかありません。いや、ないと言えば嘘になりますが、何しろ筆者の教室は海外にありましたから、そう簡単に日本の楽譜を手に取る事も出来ず、目の前にいる小さな生徒のレベルに合わせて楽譜作成ソフトを使って初級者向けのスケール集を作ったことがありました。

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1オクターブの全調スケール集を再活用する時がキタ!

もう10年以上も前のことです。まだ今のように、日本の楽譜が簡単には手に入らなかった頃のこと。当時は日本の楽譜を手に入れようとしたら、香港にある日系書店で注文して3週間から1ヶ月も待たなければなりませんでした。

しかも、中身を見ることもできず、使ったことのない楽譜を注文するのは「賭け」でした。(長いこと待っても、入荷しない事もありましたし。)

「こどものハノン」という楽譜はあっても、スケールやアルペジオが全調載っているわけではありません。だからその頃に、Finaleという楽譜作成ソフトで、全調1オクターブのスケール・アルペジオ・カデンツ集を作りました。当時の生徒たち全員に配布して使っていましたが、そのうち生徒たちも全員入れ替わり、Amazon様さまの時代が到来。

3年前からは月に1度の東京との往復生活も始まり、ますます楽譜に困らなくなってきました。

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なのですが・・・単純にスケール・アルペジオ・カデンツに特化した、全調もの(1オクターブでいい)って、あるのでしょうか?あるのかもしれませんが見つからず、昔のファイル(データ)を引っ張り出してきて製本しました。これが必要な生徒さんが現れたのです。大人の初心者さん。

香港は、英国王立音楽院のABRSMのグレード試験が盛んです。荒井ピアノ教室の生徒たちでも、インターナショナル・スクールに通っている子たちはABRSMのグレード試験を受験する子が多くいました。ABRSMにもグレード別のスケール集がありますが、これもまた微妙に使いにくい。何故なら、グレードによって出てくる調が違うため、やはり全調は載っていないのです。

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大人の方は、「きちんと、一つずつ理解したい欲」が物凄いんですよね。この彼女も、何故曲によって「調」が違うのか/違うのがわかるのか?どういう仕組みになっているのか、知りたいと、バイエルでハ長調以外の調が出てきた時にね、「どうしてですか?」彼女の「どうしてですか?」は止まりません。

徹底的に、一つずつきちんと理解出来るまで、質問が飛びます。いいですね、一つずつ理解して、前へ進む。というわけで久しぶりに、自作全調スケール集を使うことになりました。データ・ファイルが残ってて良かったです♪

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