人と違うのは、心配ですよね。みんなはこんなことが出来るのに、自分(や自分の家族)はそれが出来ないと感じたり、「みんなは出来るのに、あなたの子供は出来ない」と誰かに言われると不安に包まれる。みんなと同じに出来るようにならなきゃ!と急かされるように、なんだかわからない何かに一生懸命向かってしまう。

それは、悪いことじゃない。人として(あるいは親として)、当たり前だよね。

5歳くんが書いてきてくれたカメたちの絵

大丈夫。人と比べなくていいんだよ。見て!自分自身をよく見て!あなたの子供だけをよく見てね!

人と比べなくていい

ピアノに限らず、何かを学んでいく中では何か指標があると、わかりやすいよね。例えば学校の授業。どの科目も1年間で何をどこまで学ぶかという教育方針(指導の範囲)が決まっています。

でもそれは、第3者が第3者の都合で決めた「進行の目安」。そのとおりに進むことができなかったとして、何か問題があるのでしょうか?学校教育は集団で受けるものですから、ある程度仕方ない部分はあるでしょう。それでも、例えばね、8割の人が理解しているのだから残る2割の人はわかっていなくもいい。先へ進もう!っていうのは、ちょっと違う気がします。

そうは言っても、集団教育では全員をフォローするのは不可能に近い。それを補うために塾や家庭教師やお兄ちゃんお姉ちゃんや親など、近くでサポートしてくれる人がいる。これも捉え方次第なので、反論があるのもわかります(ここではこの件が主題ではないので、この件へのコメントはご遠慮ください)。

しかし、そもそも何故人と比べなきゃいけないの?運動会のかけっこのように、試験の点数で順位が出るもののようなハッキリと結果が出るものなら、それは結果として受け止めるしかないけれど、それでもだからといって誰かと比べる必要は感じられません。あなたはどう?

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落ち着きって何だろう?

小さな子どもたちがよく言われることに「落ち着きがない」というのがあります。幼稚園や学校から「落ち着きがない」ことを指摘され、悲観的になる親御さんを何人も見てきました。

でもね、例えば4歳5歳6歳くらいの子供が落ち着いてるって、どうかしら?おとなしくずっと座っていられるっていうのは「大人目線」で「良い子」で「都合が良い」かもしれないけれど、子供らしいでしょうか?

子供のうちは子供らしい時を大事にしたいなぁと思います。幼稚園や学校で「落ち着きがない」とか「他の子達より理解が遅い」と先生方から言われた子たちは、レッスンでレッスンが出来なくて困ったことはありません。落ち着きがないなんて、そりゃものは言いよう捉えよう。小さな子どもに集中力がなくて当たり前。大人だって集中力はそうそう続くものじゃ、ないでしょ?

集中力なんかなくたってレッスンは出来ます。だってレッスンでやることは多種多様!だから、それこそ1分単位であれこれとやることを変えることだって出来る。「はい!じゃ次これやろう!」とピアノの前に座ったり次はピアノの前を離れて体を動かしたり、机を前にして書いたり、いろんなことが出来ますから、集中力なんていらないし、そうこうしているうちに段々ピアノに触れることが面白くなって、ピアノに積極的になっていくんです。

「ドレミ」を書く練習をしているうちに、音符の「丸(○)」から人の顔になったりお花になったりカメになったり怪獣になったり、脱線だってします。でもね、そこで「そんな事しちゃだめ!今はそれをやる時じゃないよ!」と言ったってねぇ。

もちろん、いつもいつも好き勝手にやらせるのとは違います。やることはやる。だけど何故そうなったんだろう?って、その子と同じ目線に立って考えるようにする。音符が怪獣になっちゃったら怒る?ぎゃー!音符が怪獣に変身!かっこいいねー!名前はなんていうの?ってやり取りするのは、ほんの数秒のことです。

その子を否定しない。尊重する。想像力(創造力)の芽を摘まない。

音楽は、表現することです。誰かと同じだなんて、ありえませんよ。

5歳くんが書いてきてくれたカメたちの絵

これはね、今日最後のレッスンに来てくれた5歳くんが書いてきてくれた絵です。たくさんのカメがいます。教室にたくさんのカメがいたの。段々カメさんも減ってしまったけれど、彼はいつもカメさんを気にかけてくれていて、カメさんのエサを持ってきてくれたりしたの。優しい子です。

お別れの時、泣きそうな顔してました。ありがとう。大事にするよ。あなたのこと、わかってくれる先生に出会えますように!

最後にお知らせです。

チェンバロから考えるバッハ講座Vol.3 装飾音の考え方〜講座のご案内

ベルギー在住鍵盤楽器奏者の末次克史先生による「チェンバロから考えるバッハ・ピアノ奏法の可能性〜Vol.3 バッハ・装飾音の考え方〜」ワークショップのご案内です。

2018年7月15日(日)13時〜

東京都杉並区のスタジオ・ピオティータさんにて

講座参加費:5,000円

ピアノとチェンバロを使ってのワークショップです。

詳細はこちらのページをご覧ください。お問合せ・ご予約はわたくし荒井がメールで承っております。

chihirohk@gmail.com

荒井千裕ピアノ・リサイタルのご案内

今年も東京でリサイタルを開催させて頂けることになりました。

毎年好評の「お話と映像とピアノ」のコラボレーションも、今回は「おんがくの絵本」としてバージョン・アップ!ドビュッシー没後100年の今年は、プログラムもドビュッシーの作品づくしです。

2018年9月2日(日)15時開演

東京南麻布のセントレホールにて

チケット代は以下の通りです。

  • 一般:4,000円
  • 中・高校生:3,000円
  • 小学生:2,000円

ご予約はこちらをクリックして開かれるページで承っております

セントレホールでお会いしましょう!

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