初の無観客開催ピアノ・リサイタルの収録公開に向けて
有難いことに、ご縁を頂いて2016年から毎年、シリーズのように開催してきたピアノ・リサイタル。
今年2021年は、無観客で収録→後からオンデマンド配信することとなりました。
今日は、その事について、備忘録的に、極めて日常的なブログ記事みたく書き残したいと思います。
よろしければお付き合い下さいませ。
Contents
今までのリサイタル〜お話と映像と音楽
先に書いたように、2016年からシリーズのように毎年開催してきたリサイタルです。
※ 実はその前にも何回か開催していますが、2016年からは連続して事務的な事を担ってくださる方々が居て、特別なの。
2回めとなった2017年には、お話と映像と音楽をコラボさせた「お話組曲」が始まりました。
これは、そもそも音楽を創ったり(演奏したり)聴いたりする上で、想像力を膨らませる事が難しい人もいるわけです。
そこで、こんな音楽にはこんなお話がついていて、こんな映像(シーン)なんだよっていう、映像を見せることで、視覚的な「想像力」のヒントになったらいいな、と思ったことが始まりでした。
2018年はドビュッシーの没後100年だったので、ドビュッシー作曲の組曲「子供の領分」を題材にした、オリジナルのお話と映像と音楽の「お話組曲」を。
2019年では、そろそろこちらからの映像提供での「想像力のヒント」はいいのではないかしら?
と思って、お話と音楽だけにしました。
そして2020年は、オリンピック・イヤーでしたから、オリンピックにちなんだメニューを考えていました。
ところが世界中が未曾有のコロナ禍に。
オリンピックが1年延期されたように、リサイタルも1年延期しました。
蓋を開けて2021年。
1年前より状況は悪化。
感染者数は、それまでの桁違いでうなぎのぼり。
これではとても怖くてお客様をお招きできない。
そう考え、無観客開催する決断をしました。
収録して、後から何らかの方法で興味を持ってくださる方々へ映像と音楽をお届け出来たらいいな、と。
2021年のリサイタルは無観客で収録→オンデマンド配信へ
そういうわけで、2021年8月29日(日)。
渋谷ホールにて、収録して参りました。

リサイタル開催と違って、予想はしていたけれど、収録はなかなか大変。
若かった頃に、レコーディングは経験していましたが、その頃の自分の立ち位置は「プレイヤー」でした。
後から編集してくださる方々がいたので(つまり分業制)。
でも今回は、収録→編集→公開までの作業は自分一人でやらざるを得ずで、これはなかなか大変でした。
もちろん、お話を練って作り上げてくださったり、運営してくださっている強力なスタッフさん達はいるんですよ。
彼女たちのお蔭で、無観客だって収録したらいいっていう、新しい方へ道が開かれたんですから。
ただね、有観客のリサイタルだったら、開催日に向けて頑張っていって、その日に昇華出来る。
ところが収録だと、収録が終わってからもまだまだ長い道のりで、終わりが見えない。
これはシンドイわ〜。
一段落ついたから、こんな事、書いていますけど、渦中は暴れそうでした💦
プログラムはオリンピックっぽく、お国めぐりで
2021年のプログラムは、前半は「ピアノと巡る世界の旅」と称し、世界の作曲家の作品を選びました。
そして後半は、「おもいで小筺」と題し、わたしの人生に影響を与えてくれた二人の演奏家さんを偲んで。
前半「ピアノと巡る世界の旅」
1,リスト「巡礼の年第2年」から”ペトラルカのソネット第47番”/ハンガリー
2,ミヨー=荒井「スカラムーシュ」から第3曲”ブラジレイラ”/フランス
3,ベートーヴェン「失われた小銭への怒り」/ドイツ
4,フィールド「ノクターン第5番」/アイルランド
5,ストラヴィンスキー「ペトルーシュカ」第1楽章/ロシア
6,スーザ=ホロヴィッツ「星条旗よ永遠なれ」/アメリカ
7,任光「彩雲追月」/中国
8,滝廉太郎「メヌエット」/日本後半「おもいで小筺」
1,フランク=コルト−「ヴァイオリン・ソナタ」第1楽章
2,ブラームス「2つのラプソディ」
このように演目を組みました。
こんな感じの演奏会です=プロモ・ビデオ紹介
というわけで、オンデマンド配信を目指しているところです。
オンデマンド配信を開始する前に、「こんな感じやで〜」っていうプロモ・ビデオ(ダイジェスト)をご紹介。
各曲10秒程度で、全部見ても3分くらいです。
お時間がよろしければ是非見てみてね!
オンデマンド配信が決定しましたら、またご案内致します。
お読みくださり、ありがとうございました♬
エンジョイ!あなたのピアノ・ライフをもっと豊かに!
もっとラクに心と体を使ってピアノを弾くお手伝いをしています。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません