香港のオープントップバスの乗り方と時間や料金はコレだ!予約なしでも乗れるの?
香港に観光や出張で行くなら、2階建てのバスやトラムに乗って街を見て回るのも市内観光の醍醐味の1つ。ここぞ!という観光スポットじゃなくても、市内の街並みを見るのは異文化を味わうのに最適です。
あなたは香港の2階建てバスの、2階の屋根がないオープントップバスを見たことはありませんか?もしかしたらテレビ番組の香港特集などで見たことがあるかもしれませんね。オープントップバスの中には「人力車」と名付けているものもあるんですよ。

このように、2階建てバスの屋根がすっかり取り払われているオープントップバスは、風を感じながら360度自由に見渡しながら市内観光をすることが出来ますよ。
さて香港のオープントップバスは、予約なしで乗れるのか?オープントップバスの乗車料金や時間・乗り方についてお話します。
Contents
香港のオープントップバスって何だろう?
香港のオープントップバスとは、2階建てバスの屋根の部分を取り払ってオープンカーのようになっている、香港市内観光のためのバスです。
香港はイギリスの植民地だったせいか、香港のバスは2階建て(ダブルデッカー)バスが主流です。(1階だけのバスもあります)そういえば、トラム(路面電車)も2階建て。香港は運転が荒い運転手さんが多いせいか、普通の2階建てバスに乗っていてもまるでジェットコースターに乗っているようなスリルを味わえるんですよ。
香港のオープントップバスは、2階の屋根がないその形から「人力車」とも呼ばれているものもあります。

ね、人力車の感じを出しているでしょう?こちらはファーストバス(新巴)という公共交通機関が運営している市内観光バスです。
香港のオープントップバスは予約なしでも乗れるの?
香港のオープントップバスは市内観光のためのバスで、香港島北部や九龍半島チムサーチョイ周辺を周回。オープントップバスは以下の2種類のバスがあります。
- 旅行会社が企画しているツアー
- 公共バスが運営している乗り降り自由の観光バス
では、それぞれの特徴をお話していきますね。
香港の旅行会社が企画しているオープントップバス・ツアーとは
香港内の観光ツアーを多く企画運営しているパンダバスや香港ナビのオープントップバス・ツアーがあります。

九龍側の市内観光や、香港島にあるヴィクトリア・ピークの観光付きのものや夕食付きのものなどいろいろ。値段も3,500円から17,500円までツアー内容によって違います。夕食付きになると値段が上がるようですね。
オープントップバスを貸し切る場合は55,000円〜58,000円(2018年5月の価格)。社内旅行や親族旅行なら貸し切りもいいですね。
これらの旅行会社によるオープントップバスは予約が必要ですが、席が空いていれば直前の予約でも乗ることが出来ます。
公共バスが運営している乗り降り自由のオープントップバス

こちらは香港のバス会社ファーストバス(新巴)が運営しているオープントップバスで、その名も「人力車觀光巴士 Rickshaw Sightseeing Bus」。
人力車観光バスは以下のように「平日と土曜の昼・夜」「日曜祝日の昼・夜」でルート・時間が分けられています。
H1、日中のセントラルからチムサーチョイへ
香港島のセントラル(中環)から出発して香港島北部を回り、トンネルを通って九龍側へ渡ります。終点はチムサーチョイ(尖沙咀)。「H1」と言うのはバス番号です。
乗車賃は大人33香港ドル(約465円)、子供とシニアは16.5香港ドル(約232円)で、どこから乗っても同じ料金です。
乗降出来るバス停は以下の通りです。
- セントラルのスターフェリー乗り場前
- セントラルのエクスチェンジ・スクエアビル下のバスターミナル
- ウエスタン・マーケット
- クィーン・ストリート
- 文武廟(マンモーテンプル)
- ハリウッドロード・ピールストリート
- ハリウッドロード・タイクゥン
- ウィンダム・ストリート
- アイスハウス・ストリート
- チャーターロードのスタチュースクエア(日祝はデヴォーロードのスタチュースクエア)
- ハーコートロードのセントラル・ガバメント・オフィスビル前
- エキスポ・ドライブ・イーストのゴールデン・バウヒニア・スクエア
- コンベンション・アベニューのワンチャイ・フェリー乗り場前(この後、トンネルを通って九龍側へ)
- ジョーダン・ロード
- カントン・ロードのシルバーコード
- カントン・ロードのペキン・ロード
- 終点ペニンシュラ・ホテル前
ただし、日曜と休日は10番目のバス停が少し変わります。平日も日曜・休日も「スタチュースクエア」なのは同じですがスタチュースクエアを挟んで海側の道路か山寄りの道路かの違いです。
以上のルートを、約60分かけて周遊。(道路の混雑状況によって多少の差はありますよ)
また運行時間は始発のセントラル・スターフェリー前を午前10時発が最初で、その後は午前11時から午後4時30分の間に30分間隔で出発しています。
H1、日中のチムサーチョイからセントラルへ
上のルートの逆です。九龍半島側のチムサーチョイはペニンシュラ・ホテルの前から出発して、香港島のセントラルのスターフェリー乗り場前までを回ります。
乗車賃は同じで大人33香港ドル(約465円)、子供とシニアは16.5香港ドル(約232円)。乗り降り出来るバス停は、セントラル始発のルートより少なめで以下のとおり。
- チムサーチョイのペニンシュラ・ホテル前
- チムサーチョイ・イースト駅上のサリスベリー・ロード
- モディ・ロード
- グランヴィル・ロード(この後トンネルを通って香港島へ)
- グローチェスター・ロードのパターソン・ストリート
- リーシアター・プラザ
- レイトン・ロードのレイトンセンター・ビル前
- ヘネシー・ロードのCNTタワー
- ヘネシーロードの南運動場前
- クィーンズウェイのパシフィック・プレイス前
- ガーデン・ロードの聖ジョン大聖堂前
- チャーター・ロードのスタチュースクエア前(日祝はデヴォーロードのスタチュースクエア前)
- セントラルのスターフェリー乗り場前
運行時間は、午前11時45分から午後7時15分の間で30分間隔でペニンシュラ前を出発します。
H1A、午前のセントラルからチムサーチョイへ(午前1本のみ運行)
このH1Aバスは、セントラルのスターフェリー乗り場前を午前10時30分発の1日1本のみの運行です。乗車賃は大人33香港ドル(約465円)、子供とシニアは16.5香港ドル(約232円)。ルートは以下の通りです。
- セントラルのスターフェリー乗り場前
- セントラルのエクスチェンジ・スクエアビル下のバスターミナル
- クィーンズウェイのアドミラリティ(金鐘)駅上
- ジョンストン・ロードの南運動場
- モリソンヒル・ロードのサウス・パシフィック・ホテル前(この後トンネルを通って九龍側へ)
- ネイザン・ロードのカオルーン・セントラル・ポストオフィス前
- サイ・イー・ストリートのクィーン・エリザベス・スクール前
- シャンハイ・ストリートのランガム・プレイス前
- シャンハイ・ストリートのウィン・シン・レイン
- シャンハイ・ストリートのサイゴン・ストリート
- カントン・ロードのシルバーコード
- カントン・ロードのペキン・ロード
- ペニンシュラ・ホテル前
乗車時間は約60分。このルートは1日1便しかありませんが、九龍側を多めに周るコースになっています。九龍側に興味があるならこのルートも良さそうですね。
H2、夜のセントラルからチムサーチョイへ
日中の市内観光も日本とは違う風景を楽しめて面白いですが、夜はネオンが多いのでワクワク感が上がるでしょう。日中のルートより香港島側のバス停が少なくなっています。
乗車賃は大人33香港ドル(約465円)、子供とシニアは16.5香港ドル(約232円)。ルートは以下の通りです。
- セントラルのスターフェリー乗り場前
- エキスポ・ドライブ・イーストのゴールデン・バウヒニア・スクエア
- コンベンション・アベニューのワンチャイ・フェリー乗り場前(この後トンネルを通って九龍側へ)
- ネイザン・ロードのカオルーン・セントラル・ポストオフィス前
- シャンハイ・ストリートのサイゴン・ストリート
- カントン・ロードのシルバーコード
- カントン・ロードのペキン・ロード
- ペニンシュラ・ホテル前
このオープントップバスの運行時刻は、午後5時30分から8時30分の間で30分間隔で運行しています。乗車時間は約40分。
H2、夜のチムサーチョイからセントラルへ
上の逆バージョンで、九龍側チムサーチョイのペニンシュラ・ホテル前から出発して香港島のセントラルまで行きます。
乗車賃は大人33香港ドル(約465円)、子供とシニアは16.5香港ドル(約232円)。ルートは以下の通り。
- ペニンシュラ・ホテル前
- ネイザン・ロードのカオルーン・セントラル・ポストオフィス前
- シャンハイ・ストリートのランガムプレイス前
- シャンハイ・ストリートのウィン・シン・レイン
- シャンハイ・ストリートのサイゴン・ストリート(ここからトンネルを通って香港島へ)
- グローチェスター・ロードのパターソン・ストリート
- リーシアター・プラザ前
- レイトン・ロードのレイトン・センター前
- ヘネシー・ロードのCNTタワー前
- ヘネシー・ロードの南運動場前
- クィーン・のパシフィック・プレイス前
- ガーデン・ロードの聖ジョン大聖堂前
- コンノート・ロード・セントラルのスタチュー・スクエア
- セントラルのスターフェリー乗り場前
乗車時間は約60分。運行時間は午後7時45分から午後9時15分の間で30分間隔です。
香港のオープントップバスの乗り方は?
香港のオープントップバスの乗り方は、旅行会社に予約して乗るものと、予約なしで乗れるファーストバスが運行しているものではちょっと違います。
旅行会社に予約した場合 | 指定された集合場所に時間前に着くように行きましょう。あとはガイドさんに従ってバスに乗るだけ。 |
ファーストバスが運行しているバスの場合 |
乗りたいルートを選んで、乗りたい時間にバス停へ行きましょう。バスが来たら前方のドアから乗り運賃を払います。 ちなみにお釣りはもらえません。(香港ではミニバス以外のバスは、お釣りはもらえません) |
旅行会社に予約した場合の支払い方法は、クレジットカード決済になります。
予約なしで乗れる香港のバス会社(ファーストバス)の路線観光バスに乗る場合は、乗る時に運転手さんの横にある運賃を入れる箱に現金を入れるかオクトパスカードをカードリーダーにあてて支払いましょう。(オクトパスカードについてはこちらをご参照下さい。)
上の表の中にも書きましたが、香港のバスで現金で支払う場合はお釣りは出ませんのでご注意下さいね。(丁度の額がない場合は多めの金額を支払うことになります。)
香港のオープントップバスの乗り方や料金・時間・予約なしで乗れるのか?まとめ
- 香港のオープントップバスとは、2階建てバスの屋根がない市内観光バスだった!
- 香港のオープントップバスには、旅行会社が運営しているツアーとローカルバスが運営しているバスの2種類がある
- 香港のオープントップバス、旅行会社のものは市内観光だけだったり夕食付きやヴィクトリア・ピーク観光付きだったり多種多様!
- 香港のオープントップバス、ローカルバス運営のものは予約不要で乗り降り自由!
- 香港のオープントップバス、旅行会社運営のツアーでも席があれば直前でも予約可能!
- 香港のオープントップバスの乗り方は、旅行会社ツアーなら指定場所に集合するだけ!
- 香港のオープントップバス、乗り降り自由のローカルのファーストバスに乗るなら乗りたいバス停でバスを待つだけ!
- 香港のオープントップバスの料金は、ツアー内容によって違うけど3,500円から17,500円まで
- 香港のオープントップバスの時間はツアーによって違うので予約時に確認しましょう!ファーストバスのオープントップバスは30分間隔で運行!
香港へ行ったら観光地へ行くのもお買い物や美味しいものを食べるのもイイ!のですよね。でも香港らしさを満喫するならやっぱり市内を見て回れるオープントップバスは、市内観光には最高!オススメです。
旅行会社運営のオープントップバス・ツアーも多種多様なので、あなたがググッとくるものを選んで欲しい!でも時間に縛られたくないなら、予約不要のファーストバスの観光専用オープントップバスがオススメ。是非、香港観光をたっぷり味わってくださいね。