香港の大富豪が武漢市に14億寄付!李嘉誠の愛が世界を救う?
中国は武漢市で発祥し、今や世界中にその驚異と不安が広がっているコロナウィルス。
一向に収束が見えないばかりか、各地でマスク不足に陥っています。そんな中、香港の大富豪の李嘉誠(レイ・カーセン)氏が武漢市に14億円相当の寄付をした!というニュースが飛び込んできました。

いろんな支援の仕方があると思いますが、出来る人が出来ることをやるのがいつどんな時でも最高の支援だと筆者は思っています。
マスクを作る工場や会社の人たちは、いつもより頑張っていつもよりいっぱいマスクを生産する事に意識を向けエネルギーを注ぐ。
医療従事者は予防に有効な方法を説いていくとか、アイディアマンは簡単に作れるマスクの代用品を拡散したりしてますよね。それでも圧倒的にあったら良いだろうものは、やはりお金ではないでしょうか。もちろん、考え方は人それぞれですが。
というわけで今日は、香港の大富豪、李嘉誠氏が武漢市に寄付したというニュースです。
Contents
香港の大富豪、李嘉誠が武漢市に14億円を寄付!
香港には富豪も大富豪もたくさんいますが、その中でも指折りの大富豪が、李嘉誠氏。
李嘉誠氏は1928年6月13日生まれの実業家、香港最大の企業集団・長江実業グループ創設者兼会長です。かつてはアジア全域で最も富裕な人物であり、華人としては世界一の資産家だったそう。中国は広東省潮州市の出身なのですね。
その李嘉誠氏が、コロナウィルス発生で大変なことになっている中国湖北省武漢市に、日本円にして約14億円(1億香港ドル)を寄付したと言うのです。(2020年2月10日のロイター通信による)
さすが、大富豪がやることは桁違いにきっぷがいい。
愛で怒りを鎮めよ
香港の大富豪、李嘉誠氏と言えば「愛で怒りを鎮めよ」。

2019年の春から続いている香港市民による反政府抗議活動のさなか、上のような新聞広告を出したのが李嘉誠氏。
「中国を愛し(愛中国)、香港を愛し(愛香港)、自身を愛せ(愛自己)」、暴力じゃなくて「愛で怒りを鎮めよ」というもの。これは2019年の8月16日の、香港の各新聞の一面に掲載されたものです。
暴力じゃなくて愛で!とは、多分ほとんどの香港市民が思っているでしょう。思っていたでしょう。でも強い愛を持ってしても、どうにもならなかったから未だに(こちらも終わりの見えない)抗議活動が続いているように感じます。
でも私は思う。香港市民は皆、香港を愛している!と。
抗議活動で経営が難しい香港の飲食店にも援助していた
香港の大富豪、李嘉誠氏は、香港市民と香港警察の激突が続く中、経営が厳しくなっている飲食店や出前業者に対して、援助をしていたんです。
飲食業者や出前業者1軒あたり、6万香港ドル(約84万円)の援助をすると発表したのが2019年の10月29日のことでした。
李嘉誠氏は中国から香港に逃れてきて、一代で身を起こし大富豪となった人です。だから困っている市民の窮状を理解できるのでしょうか。
自分さえ良ければというお金持ちや政治家も少なくないと思いますが、李嘉誠氏の行動は素晴らしいですね。
李嘉誠―香港財閥の興亡
「李嘉誠―香港財閥の興亡」という本が出ています。香港の大富豪・李嘉誠氏がどんな人物なのか、興味があったら読んでみる事をオススメしますよ。
香港の大富豪が武漢市に14億寄付!李嘉誠の愛が世界を救う?のまとめ
- 香港の大富豪・李嘉誠がコロナウィルス発生で混乱の武漢市に14億円寄付!
- 香港市民のデモが続く中、「愛で怒りを鎮めよ」と広告を出したのは李嘉誠だった
- 李嘉誠は長引く抗議活動で経営が厳しい飲食・出前業者に援助もしていた
香港の大富豪・李嘉誠氏は、ただの大富豪じゃない。愛にあふれるお方なのだなぁと感服いたします。頑張れ香港!