欲しい音・聴かせたい音があるのに、ちゃんと出ているかどうかわからない?あなたが欲しい音は、弾く前に聴いてみましょうか?響きを想像してみましょうか。

欲しい音は弾く「前に」聴く!

ドビュッシー「2つのアラベスク」第1番から

この画像の中で、一番大事にしたい音はどれだと思いますか?

大事にしたい音のポイントがあります。それは以下のような音です。

  • そのフレーズの中で、高い音
  • 音程が離れるところ
  • 長く伸びる音(タイを含む)

以上のことを基本に見てみましょう。「そのフレーズの中で、高い音」と「長く伸びる音」がありますね。画像の2小節目(右手)、第2拍です。2分音符でタイ。この音で終わりじゃありません。まだ続きます。この2分音符は続く8分3連符に向かっていきます。

では、そのように聴かせるにはどうしたらいいのでしょう?

大事にしたい音を、欲しい音で綺麗に発音するためには、その音を打鍵する前に、その音の響き・音色を聴く!ことです。

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師匠は私に「Pre-Listen !!!」と、数え切れないほど仰いました。10年の間に一体、何回言われたかわかりません。それほど大事なこと。

あなたは、あなたが欲しい音をそれ1音だけで出すことが出来るでしょうか?それが出来るなら、その音を頭に・心に焼き付けて、それを打鍵する前に心で聴くのです。言い換えれば「想像する」。そしてそれを再現するのです。な~んにも考えなしに打鍵しても、欲しい音は出てきません。

是非、うんとうんと!耳を澄ませて、あなたの頭の中でその欲しい音を弾く前に響かせてくださいね。

使用楽譜はこちらです。

きちんとバトンを渡して響きを想像しよう!

モーツァルト「デュポールの名によるメヌエット」から

これは低音から高音へ上がっていく、左手から右手への「音」の受け渡しです。あなたなら、ここで何を想像するでしょうか?左手と右手は別の人?同じ人?それは一体どんな響きかしら?どんな風に音は伝わっていくのだろう?どっちに音は動いていくの?

気になる人から、思わずプレゼントを受け取って、心が踊ってる?プレゼントは、置かないで、ちゃんと渡そうね。投げないでね。

きちんとバトンを渡して、響きがどのように伝わっていくのか?流れていくのか?想像してみましょう。

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