音がいっぱいあって弾きにくくて大変なフレーズ、あなたは何か意識していることはありますか?弾くことだけでいっぱいいっぱい?

そんな大変なフレーズで忘れてほしくない事があります。

大変なフレーズで、忘れたくないコト

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リスト「軽やかさ」から

女子高生ちゃんのレッスンでの事です。これはリスト作曲の「軽やかさ」。

画像は3段譜になっていますが、1段目は「ossia」になっています。
(「ossia」は、それ=1段目を弾いてもいいし、2段目を弾いてもいいですよ、というもの)
私も女子高生ちゃんも、右手は1段目・左手は3段目を弾いています。

このように、片方の手で弾くフレーズが、大変・弾きにくい、という場合のお話です。

弾いている時のあなたの意識は、その「大変な手」に集中していますよね。無意識のうちに大変な方に集中しているでしょう。もちろん意識して弾かなければ、音が抜けたり指づかいが弾くたびに変わったり、まずいことになってしまいます。

しかし、そんな大変なフレーズでこそ、忘れたくないコトがあります。それは次のようなこと。

  • メロディはどこにあるのか?
  • メロディは、どう歌うのか?
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ということです。大変な手の方に、メロディを縦割りで合わせてはいけません。その逆ですよ。

まず、メロディをどう歌うか?それを考えてみましょう。すると、歌のニュアンスがつきますね。そっちが先!なのです。

テクニック習得の練習とメロディを歌うこと

大変な手の方は、テクニックを習得するための練習を欠かさないこと。

しかし、メロディをいかに歌うか?ということを忘れないでね。

この下の画像に写っているところだけでも、メロディは、グルーピングできます。(メロディは1番下の段)

リスト「軽やかさ」より

またこのような和音で動いていく場合、これは左手で弾く和音の上の音がメロディですから、「1」の指を、先に(打鍵の)用意をすること。

そして「1」の指は、鍵盤の中へ、奥深く、入っていく!という意識を持って打鍵してみましょう。

こうすることでバランスが取れて、音に深みが出てきますよ。

使用楽譜はこちら

これは、2011年5月に香港にて開催された「東日本大震災チャリティ・リサイタル」の演目の一つ。香港アニエスベー・ホールにて演奏しました。チケットの売上は被災地へ送られました。

どんなに大変でも「歌うこと」を忘れない

  • どんなに大変なフレーズでもメロディがどこにあるのか理解する
  • どんなに大変なフレーズでもメロディを歌うことを忘れない
  • 大変なフレーズの技術を習得する練習は欠かさない

あなたが今やっているのは「音楽」。わたしが今やろうとしているのも「音楽」。それはあなたが演奏するもの。わたしが演奏するもの。それは機械が演奏しているものではないでしょ。だったら一番大事にしたいのは「歌うこと」。それを忘れないでね。

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