アルペジオのフレーズは、腕が低音域に行ったり高音域に行ったりしているうちにどんどん軸がぶれて弾きにくくなりやすいもの。アルペジオ・フレーズに泣かされた経験はありませんか?

そんなアルペジオのフレーズも、ちょっとしたことに気を付けると綺麗に弾けるようになりますよ。

リスト「パガニーニ・エチュード」第11変奏から

これはリスト様の「パガニーニ・エチュード第6番」の第11変奏です。この画像の場合は、左手にメロディがあります。このフレーズは確かに難しいですね。

左手にメロディがある!と、わかっていても、跳躍がありますね。その上、右手にはこのようなアルペジオがあります。もう、どっちを気にしたらええのん?状態に陥ります。

では、アルペジオ・フレーズを綺麗に弾く3つのコツをお話ししましょう。

1、メロディを気にかける

まず、メロディがある左手を気にかけてあげましょう。

右手のアルペジオは、各音域(オクターブ)ごとに「和音として掴む準備」が出来ていれば弾けます。あなたの「第一の耳」は、左手にある「和音の中のメロディ」に傾けることが第一優先です。

2、跳躍はスローモーションで掴みに行く

第二に、左手の跳躍をスローモーション状態で(焦らないで)「確実に掴みに行く」こと。

自分の行動を思い出す時、頭の中でその再現フィルムが細かい部分まではっきりとわかるように、ゆっくり流れているように感じた経験はないでしょうか?言い換えれば、自分の行動を自分の後ろから手綱を引くように見るようなじゃんじです。

手の移動は素早く、しかしそれは鍵盤に触れに行くのを速くするのとは、ちょっと違います。掴むべき鍵盤の上までの移動は素早く。確実にこの鍵盤を打鍵するのだ、というところまでの動作を素早くです。

打鍵する辺りまで行ったから、エイ!弾いちゃえ!ではありませんよ。それをしていると、ミスは減りません。その上、欲しい音色のコントロールは出来ません。

スポンサーリンク

3、アルペジオ・フレーズの弾き方

そして第三に、右手のアルペジオ・フレーズの弾き方に注目します。

オクターブを越える音域のアルペジオの動きは、まるで大波のようです。波が押し寄せて来ては引いていく….その臨場感を想像してみてください。それを、あなたの指が・手が・腕が再現していくのです。それはなんと、立体的な響きが生まれることでしょう。想像するだけで、うっとりしますよ♪

具体的にお話しすると、高音域に上がるあたり・折り返し地点あたりの打鍵は、指を立たせて音を明るめにキラキラさせるイメージで弾いてみる。

アルペジオを綺麗に弾くには

  • 和音の中にあるメロディに耳を傾ける
  • 跳躍は急ぐ意識を捨てて「確実につかみに行く」
  • アルペジオ全ての音を同じようには弾かない

アルペジオ・フレーズを綺麗に弾く3つのコツのお話しでした。ご参考までに。

無料メールマガジンのご案内

ピアニストでピアノ講師の荒井千裕が、あなただけにお送りする無料メールマガジンです。

ピアノ練習法・打鍵・体の使い方や精神コントロールについて、ここだけのお役立ち情報をお届けしていますので、是非登録してみてくださいね。

メールアドレス

配信停止は、いつでもできます
迷惑メールは一切配信されませんので、ご安心くださいね

powered by まぐまぐ!