一体どこを聴いたらいいのだろう?どこを聴きながら弾いたらいいのだろう?音が広がっていくのを聴くには、何をイメージしたらいいんだろう?

休符をどう感じたらいいのだろう?フェルマータってどのくらい待つの?フェルマータって待つもの?そんな事をお話していきます。

音の広がりを聴くには何をイメージしたらいいんだろう?

リスト「パガニーニ・エチュード」第6番第11変奏から

この画像のような場合、弾いている時の神経(意識)は左手のアルペジオにいきがちです。或いは左手の「何の音」と右手の音を合わせるのか?ということに。

左手のアルペジオも大事です。だけど、最も大事なのはこの場合、右手。何故なら右手がメロディだから。だけど、これを意識して聴き続けないと、ただ「刻んでいるだけ」になってしまいます。

大根の輪切りはやめておこう!どうしたら右手がちゃんとメロディとして聴こえるようになるんだろう?と考えてみましょう。

それは打鍵した音の伸び・広がりを聴き続ける事です。そうは言っても「言うは易し行うは難し」で

それを聴いてられへんねん! ですよね、ハイハイ。

ピアノで弾いてると思うから良くないの。これを、管楽器隊が吹いている!とか、弦楽器隊が弓を存分に使って弾いている!と想像してみましょう。

ピアノの音は打鍵すると減衰していくから…と、諦めるのは早いですよ。

どこを聴いたらいいのだろう?

リスト「パガニーニ・エチュード」第6番第4変奏から

人の意識は「忙しい方」「大変な方」にいきがちです。だけど、一生懸命にピアノに向かっていかなくても、
弾けているよ。だから、聴こうね。

いや、どこを聴いたらいいのか、どこを聴いてもらいたいと思って弾くのか、考えて意識しようね。

そう、あなたが考えるのです。ただ指を動かして弾くことだけに必死になるのはやめましょう。少し意識を集中させて楽譜を読むだけで、さっきまで見えなかった音の繋がりに気付くでしょう。

それに気付いたらもう大丈夫。その音のつながりを聴いてあげましょうね。

休符にフェルマータってどういうこと?

シューマン「アベッグ変奏曲」から

ご質問を頂きました♪ Kさん、ありがとうございます♪

休符にフェルマータが付いてる場合は、どうすればよいの?

というわけで、お話しましょう。

上の画像は、始めに重音として弾きますが、それを低音部から1音ずつ指を離し、最後はトップの音のみでフェルマータになります。そしてそれで終わりではなく、この次の小節は以下のようになっています。

シューマン「アベッグ変奏曲」から

どんだけフェルマータ好きやねん???っていうハナシではなく(笑)。

休符というのは「休む」という意味だとは思わない方がいいですよ。休符はね、今は音を発していなくても、空間に響きが残っている、その響きを「味わう」時間です。

フェルマータが休符に付いているのは、その響き、残響を最後の最後まで味わってね。っていうことだと私は思っています。残り香を楽しむように、残響を、かすかな残響の最後まで味わう。そうしたら、やはり、「待つ」ではないのです。「休む」ではないのです。フェルマータは「数えて待つ」ではありませんよ。是非、うんと味わってくださいね!

どこを聴いたらいいのか?休符にフェルマータはどうするの?

  • 音の動きが多い方ではなく、歌を聴く
  • ピアノじゃなくて他の楽器で演奏するなら?という響きを想像する
  • 休符は「休む」ではなく、残響を味わう時間
  • フェルマータは長さを数えるものではなく、響きを味わう時間
  • 休符にフェルマータは、残響をうんと味わおう!

弾くことに必死になっている自分に気付いたら、ちょっと俯瞰してみましょうか。本当に大事なところはどこかしら?と楽譜を読み直して(眺めて)みましょうか。深呼吸してね。

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