メロディは、ソプラノだアルトだバスだ・・・と場所を変えても、それらには「繋ぎ」が必ずあります。繋ぎがなければ、一つの曲になりませんよね?

カデンツ(終止形和音進行)もその「繋ぎ」の一つですが、どんな曲もそうそう、わかりやすく出来ているわけでもありません。パッと見でわかったら誰も苦労しないんですよね。

バッハで例えると「インヴェンション」や「シンフォニア」「平均律」でも、一つの主題が歌い終わる前に別の声部で新たに「主題」の歌が始まることがありますよね。かぶさってくるように。

音の「しっぽ」を聴けているかどうか?の問題は、ココにあります。ではどうやって音の「しっぽ」を聴いたらいいのでしょうか?

本当に自分の音を聴けているのかを確認する方法

次の歌が始まると、もう頭の中は新しく出現したメロディを歌うことで必死!になってしまいませんか?次の歌が始まった時、それまで歌っていた(別の声部の)メロディは一体どこへ行ったのでしょう?一体どうやって「終わった」のでしょう?

「あれ?あのメロディは、どうやって終わったんだろう?」と疑問に思っても、頭の中は次のメロディのことで一杯ですから、そのまま捨て置かれてしまいがちです。

ピアノって、両手両足を使いますよね。ピアノ学習を始めた生徒達が 一番難しいことって何だと思いますか?

それは「右手と左手で違う動作をする」ことです。

つまり、右手はスタッカート・フレーズなのに左手はレガートを保って弾かなければならない。そんな「真逆の動き」をすることがあります。それが難しいのです。

でも、このような難しさは、導入を経て初級・中級・上級となった子供の学習者も大人の学習者にも、ありえる事です。

例えばこんなことは、身に覚えがありませんか?

  • 右足のペダルを踏むと、その時に打鍵する音がデカクなってしまう
  • 右足のペダルを使っている時は、左足を前に出してソフト・ペダルを踏むことができない

つまり、メロディの終わり方がわかっていないのです。だから次に現れたメロディにつられて不用意な音を出してしまうことがあっても、自覚できないということです。

次に現れたメロディはそれなりに歌って弾いていても、去って行った「元メロディ」さんは記憶から抹消されているような状態で、ただ指が動いているだけという状態に等しい。だから「現在のメロディ」に、打鍵の仕方から音量バランスまでつられてしまうのです。

歌の終わり方を考える

「歌の終わり」には、それぞれ「終わり方」があります。

実際に声を出して歌うことを思えば、どうやって歌い終わるか(息のコントロール)理解して頂けると思います。まずは「メロディの終わり」はどのようになっているのか、今一度、楽譜を読み直してみましょう。

メロディの終わりがわからなければ「音のしっぽ」を聴く事はできないのですから。メロディの終わりを理解することが、自分の音を本当に聴き続けるための第1歩です。

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