音を繋げてなめらかに弾きましょう・一息に弾きましょうの「スラー」は、よく見る演奏記号の1つだと思います。

今日はその「スラー」の付き方のお話。あなたは「スラー」がどの音から始まって、どの音でスラーが終わっているのか、気にしていますか?

2音の間に付いているスラーで気を付けたいこと

チャイコフスキー「ノクターン」から

上の楽譜で赤い丸で囲っているところが、「2音の間に付けられたスラー」です。2音間に付いているスラーは、基本的に以下のように弾きます。

  1. 1音目の打鍵で手を「落とす」
  2. 2音目の打鍵で手を「上げる」

「1音目の打鍵で手を落とす」のと「2音目の打鍵で手を上げる」のは2つ別の動きではなく、一連の動きです。まずその点に注意してみましょう。あなたはその「落とす」と「上げる」の動作が2つに分かれていませんか?

2音目の「上げる」時に気をつけること

2音間に付けられたスラーの2音目打鍵で「上げる」時に、気を付けたい事があります。

打鍵の動作で「上げる」時に「はずみ」が付いてしまうと、2音目が飛び出てしまう事が気になった(耳障りだった)ことはありませんか?その2音目が飛び出てしまうのを防ぐために、次のことを気にかけてみましょうか。

  • 「上げる」けれど、決してアクセントが付かないように
  • それは「スタッカートではない」ということを忘れない

あなたの指先に、鍵盤に触れるところに目が付いていると思って、そこに耳がついていると思って、あなたの動作と出てくる音に、もう少しだけ敏感になってみましょう。

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2音間スラーの2音目が黒鍵の場合

チャイコフスキー「ノクターン」から

画像の赤い丸の所です。ヘ音記号の4分音符で「ミ→レ#」という動きにスラーが付いています。

こちらのように2音目が「黒鍵」の場合は、「2音間のスラー」の中でも特に注意が必要です。何故なら、白鍵よりも黒鍵の方が上に飛び出ている分(構造上)、指に近く触れやすい状態になっています。そのため、無意識のうちに白鍵よりも黒鍵の方が打鍵してしまうのが早くなりがち。だから2音で「落として上げて」の、「上げる」以前の問題で、上げる前に指がコツンと鍵盤に当たって打鍵が強くなりやすいのです。

だから、2音間のスラーで2音目に黒鍵がある場合は、その打鍵の動きになお一層、気を使ってあげましょう。

この場合は、第1音「ミ」で落ちたら手は上がりつつ、上がり切る前に(直前に)「レ#」の鍵盤に触れて手は上へ抜けていくような感じを試してみてくださいね。お試しですよ。文章を読んで試してみるだけはタダです。それでコツを掴めたら最高じゃないですか?

それを何度やってもうまくいかないようなら、そういう時のためにレッスンはある!

というわけで、最後にお知らせです。

チェンバロから考えるバッハ講座Vol.3 装飾音の考え方〜講座のご案内

ベルギー在住鍵盤楽器奏者の末次克史先生による「チェンバロから考えるバッハ・ピアノ奏法の可能性〜Vol.3 バッハ・装飾音の考え方〜」ワークショップのご案内です。

2018年7月15日(日)13時〜

東京都杉並区のスタジオ・ピオティータさんにて

講座参加費:5,000円

ピアノとチェンバロを使ってのワークショップです。

詳細はこちらのページをご覧ください。お問合せ・ご予約はわたくし荒井がメールで承っております。

chihirohk@gmail.com

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