3連符、5連符、7連符・・・8分音符から16分音符へ、そして32分音符へと音価が短くなっていくと、それぞれの音の長さは 短くなります。すると、「いっぱい音符があるから速く弾かなきゃいけない!速く音を入れなきゃならない!」という感覚に襲われてしまいませんか?

焦らない焦らない。「クレッシェンド(cresc.)」の文字を見た途端に「すぐさまフォルテ(強く)」にしてしまうのと似ています。「クレッシェンド」は「だんだん強く」でしたよね。すぐさま強くではなかったはず。それと同じように「連符」を見ると「速く弾かなきゃ!」という呪縛は解き放ってしまいましょう!

連符は速く、という先入観を捨てよう!

ショパン「ノクターンOp.9-2」から

3連符・5連符・7連符など通常より多くの音を弾く場合や、8分音符から16分音符や32分音符へリズムが変わると、個々の音の長さは短くなります。しかし、連符であっても、それは歌。スピードを競うゲームではないのです。

「いっぱい音符があるから、速く弾かなきゃいけない!速く音を入れなきゃならない!」という感覚を持っていませんでしたか?確かに「リズム」「拍」として考えると、同じテンポなら1拍の長さは同じですから連符が入るなら、それぞれの音価は短くなります。

正しいリズム・拍を知っておくことは第1で大事なこと。しかし演奏は「音楽」であり「歌」です。機械が演奏するものではありません。演奏するのは「あなた」です。

さぁ、連符は速く、という先入観を捨ててしまいましょう!

その音の並び(メロディ)は、どう歌ったら素敵?どう奏でたら美しいかしら?いつも、音を大事にしたいですね。

トリルと連符は頑張らない

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モーツァルト「ピアノ・ソナタKV331」第1楽章第2変奏から

この画像の右側の方、3対4のリズムを見ると、それだけで身構えてしまいませんか?上の画像でいうと、左手が16分3連符「ラレファ」(8分音符1つ分)に対して、右手は32分音符4つ「ファミファソ」ですね。(ショパンの「幻想即興曲」なども3対4のリズムの、よい例かと思います)

うっうっうっ・・・・どうやって合わせたらいいのか、わかんないぃぃぃいい!!!合ってるのか合ってないのか、わかんないぃぃいいい!きーっ!いってまえー!じゃ、なくて。そんなに力まないでね。落ち着いて考えたらわかるよ。

こんなリズムは、合わせて弾くことに力んで頑張ってしまうから、異常に速くなり音が硬くなってしまいます。その上、体もこわばる。いいことナッシング!

トリルも連符も32分音符も、頑張らないでね。肩の力を「ふぅ~っ」て抜いて。決して「弾きに行かないで」。これだって、音楽なのだから。音楽なのだということを、忘れないでね。

自分の意識を、自分の頭の少し後ろに置いてごらん。後ろから、自分が弾いているのを見ているように。

連符もトリルも頑張らない!

  • 連符もトリルも「速く弾かねばならない」という思い込みを捨てよう!
  • 連符もトリルも、合わせなきゃ!と必死にならなくていい
  • 歌うことを忘れない
  • 音楽は機械じゃない。音楽をやっているのはあなただということを忘れない
  • 絶対「頑張らない!」のがコツ

一生懸命になるのは悪いことじゃありません。でもね、音楽は必死になってやるものじゃない。練習は努力の積み重ねだけれど、スパルタとは違います。音楽は量じゃなくて質。質を問うなら、「必死」とか「頑張って弾く」というものはポイポイっと捨ててしまいましょう。

最後にお知らせです。

チェンバロから考えるバッハ講座Vol.3 装飾音の考え方〜講座のご案内

ベルギー在住鍵盤楽器奏者の末次克史先生による「チェンバロから考えるバッハ・ピアノ奏法の可能性〜Vol.3 バッハ・装飾音の考え方〜」ワークショップのご案内です。

2018年7月15日(日)13時〜

東京都杉並区のスタジオ・ピオティータさんにて

講座参加費:5,000円

ピアノとチェンバロを使ってのワークショップです。

詳細はこちらのページをご覧ください。お問合せ・ご予約はわたくし荒井がメールで承っております。

chihirohk@gmail.com

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