ピアノを弾いていると、2つの音をつなぐスラー=2音間スラーをよく目にするでしょう。

スラーはよく見るけれど、その弾き方が雑に扱われやすいものの1つです。どんな場合でも、あなたはスラーがどこから始まってどの音で終わるのかを知っておく必要があります。でも、見落としちゃうのよね。楽譜は見ているのだけれど、目に入っているのだけれど、見ているのに見えていない。まるで空気を見ているみたいでしょ(笑)。

そんな2音の間に付けられたスラーの弾き方をもう一度、理解しておこう!そしてフレーズに躍動感や推進力をもたせる弾き方について、考えていきます。

2音に付けられたスラーの弾き方のコツ

この画像は、香港教室のレッスンからですが、このトピックは先日の東京レッスンでも出ましたよ。類は友を呼ぶ法則、引き寄せあってますね♪もう1度、画像を載せますね。

2つの音に付く「スラー」の弾き方は、とってもシンプルです。

1音目で指を落として、そこで動きを止めず、2音目の打鍵で手を上げる。この動作は「二つ」ではありません。「一つ」です。「指を鍵盤に落とす」で、一つの動きとして止まるわけではありません。手が落ちた時、手首のクッションを使って自然に次の音の打鍵に向けて上がっていく。ソファのように、トランポリンのように。だから「落として上げる」で一つの動きなのです。

しかし腕に力が入っている状態では、これを「一つの動き」として弾くことはできません。「落とす」で一つ。ここで動きが止まってしまいます。だから2音目で「上げる!」と言っても、指先で打鍵してからまるで時差があるかのように、後付けで手首が上がってしまうのですね。

2音の間に付けられたスラーは、手首のクッションを使って(連動して)手・腕が上がっていく過程で、指先は第2音の打鍵をするのです。

ご参考までに。

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4分音符で躍動感や推進力を出す方法

簡単そうに見える「4分音符+休符」にある、罠。画像の左手部です。

躍動感を出す方法

音符の後にくる休符を感じてあげると、拍感・躍動感が出ます。休符を感じるためには、4分音符を感じなければならない。じゃあ、感じるってどういうふうにしたらいいんだろう?

この音はどんな響きなのかな?離鍵したら、響きはどうなるんだろう?離鍵の仕方(スピードとか腕の動作とか呼吸とか)、自分でしっくりくるのは、どうやった時だろう?などなど、いっぱい考えて感じてみましょうね。

しかし、それだけでは推進力は出ません。感じられない。では、どうやったら推進力が出るんだろう?

推進力を出す方法

その4分音符の響きは、どこに向かっていくの?次の音はどうなってるの?今弾く音と(休符を挟んでの)次の音って、どんな関係なんだろう?お友達とキャッチボールするとしたら、どんな風にするだろう?な~んて、考えてみましょう。

1音単体で終わらせないでね。休符は響きを聴く「間」。エネルギーは次の音へ向かうんだよ。推進力を出すには、常にエネルギーが次の音へ向っていることを感じ続ける事です。

2音スラーの弾き方と躍動感や推進力を出す方法のまとめ

  • 2音スラーの弾き方は、1音めで手を落として2音めで上げるという1つのシンプルな動きが肝心
  • 躍動感を出すには休符を感じる・音符を感じるコト
  • 推進力を出すには、常にエネルギーが次の音へ向っていることを感じ続ける!

音楽は生き物です。あなたが奏でる音楽は、あなた自身がうんと感じてあげる・意識してあげる・聴いてあげることで、もっともっと素敵に輝いていきますよ。

最後にお知らせです。

チェンバロから考えるバッハ講座Vol.3 装飾音の考え方〜講座のご案内

ベルギー在住鍵盤楽器奏者の末次克史先生による「チェンバロから考えるバッハ・ピアノ奏法の可能性〜Vol.3 バッハ・装飾音の考え方〜」ワークショップのご案内です。

2018年7月15日(日)13時〜

東京都杉並区のスタジオ・ピオティータさんにて

講座参加費:5,000円

ピアノとチェンバロを使ってのワークショップです。

詳細はこちらのページをご覧ください。お問合せ・ご予約はわたくし荒井がメールで承っております。

chihirohk@gmail.com

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