ピアノ(p)でレッジェーロ(軽く)でスタッカート(短く)って、どうやって弾いたらいいんだろう?そもそもピアノ(p)の捉え方も1つじゃないし、軽く短くという意味はわかるけれど、実際にピアノで弾くとドカドカうるさい印象がしてしまうのはどうしてなんだろう?

音は常に次の音に向って動いていくけれど、たくさんの音や和音を掴む動きが続くと、音を追うことに必死になってしまいませんか?そんな時、どんな風に弾いたら良いのかしら?どんな風に動いていったらいいのだろう?

今日はピアノでレッジェーロでスタッカートでの弾き方や、ピアノを弾く時の動きについて考えてみましょう。

ピアノでレッジェーロでスタッカートの弾き方

「ピアノ(p)」で「レジェーロ」で「スタッカート」での、和音を二つポンポンと弾きます。


しかもこの2つの和音は、低音ではなく高音。この2つの和音はどう弾いたらいいだろうか?

スタッカートの打鍵法も、一つではありません。いずれも状況によって変わってきます。それは曲調でも変わるし、音の高さやスタッカートが付いている元の音の長さによっても変わりますから、どうなっているのかを考えてみまよう。もちろん強弱も見ましょうね。

スタッカートだけでもいっぱい考える余地があるのに、この画像では強弱に「ピアノ(弱く)」の指示がありますよ。その上「レッジェーロ(軽く)」です。

あなたは体重がない感じや軽さは、どうやったら感じられるでしょうか?体重が全然ないとは言わないけれど、とても軽くてふわふわと浮いてしまうような感じ。その感覚が子供達に想像できることって、何だろう?妖精?シャボン玉?それともお父さんのタバコの煙かしら?(違う違う違う。きっと違う。笑)

それは、「ほわほわっ」とした感覚だろうか?それとも、「ふっ」(あるいは「すっ」)と上がっていく感じ?

どんな感じでも良いのだけれど、何かを感じてみたいし、何かを感じさせたいですね。あなたにも何かを感じて欲しいの。あなたが弾くならあなたが感じないとね。あなたがピアノで表現するのはあなたが感じる事なのだから。

あなたが何かを感じることができたら、それを腕で再現してみましょうか。腕から指先までは「ワンピース」です。つまり、動きは一つ。関節で止めてしまわないで。関節は、ただの「バネ」の役割。

さ、どんな軽さ?あなたが感じたことを教えてね。

常に次の音へ向って行く動きを考える

ショパン「ピアノ協奏曲第1番」第1楽章から

この画像の場合、和音の装飾音はそれをジャンプ台として、次の16分音符フレーズへ向かって行きますそして16分音符フレーズは次の和音装飾音へ向けてエネルギーを放っていく。そしてそれはまた次の音へと、繰り返していくのです。

決して和音の装飾音を弾いたところで、優雅にお扇子を仰いで終わるわけではありませんよね。音楽を大きく捉えるのは良いコトですが、もしそれによってそこで動作が止まってしまうのであれば考えもの。

和音装飾音の打鍵(の動作)を平面でやっていると、動きも音楽も止まってしまいます。打鍵の動きは「円を描く」、1回転するだけ。装飾音で腕と音は外へ広がり、打鍵した腕は上がって回転してあなたの前へ戻ってきます。その動きは「スローモーション」で感じられると良いけれど、しかしその動きは素早いもの。

この装飾音→和音の打鍵への動きは、決して「平面・横の動き」ではなく上下空間を含めての回転です「円を描く」で1アクション。

前へ前へ。気持ちの歩みも打鍵のための体の動きも、止めないでいきましょう。

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レッジェーロでスタッカートの弾き方とピアノの弾く時の動きのまとめ

  • レッジェーロでスタッカートとは、どんな感覚なのか?どんな重さ(軽さ)なのかをあなたが感じてみる。
  • レッジェーロでスタッカートの弾き方は、あなたが感じたことをあなたの体で再現してみること。
  • レッジェーロでスタッカートの弾き方のコツは動きを止めない=ワンピース
  • ピアノを弾く時の動きのコツは、動きを止めないこと。

あなたがもしもピアノを弾いている時に何か違和感を抱くなら、あなたがピアノを弾く時の動きに注目してみましょう。どこかで不自然な動きをしていたり、体のどこかの部位が自由ではなくなっているかもしれませんよ。

まずは息をすっかり吐き出しましょうね。

最後にお知らせです。

チェンバロから考えるバッハ講座Vol.3 装飾音の考え方〜講座のご案内

ベルギー在住鍵盤楽器奏者の末次克史先生による「チェンバロから考えるバッハ・ピアノ奏法の可能性〜Vol.3 バッハ・装飾音の考え方〜」ワークショップのご案内です。

2018年7月15日(日)13時〜

東京都杉並区のスタジオ・ピオティータさんにて

講座参加費:5,000円

ピアノとチェンバロを使ってのワークショップです。

詳細はこちらのページをご覧ください。お問合せ・ご予約はわたくし荒井がメールで承っております。

chihirohk@gmail.com

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