ピアノを弾いている時に、何だか窮屈だなぁと感じる事はありませんか?どちらか一方の手が自分の体の前(中音域)で弾いている時や、手を交叉させる時などに窮屈だとか、弾きにくいと感じるようです。

ラヴェル「プレリュード」から

また、両手で音階を同じ動きで弾く平行奏も、ちょっと弾きにくい部類の1つ。そんな音階ユニゾンでちょっと気を付けたら良い事も、こっそりお話しちゃいますよ♪

弾くのが窮屈だと、音も窮屈になっちゃう!

あなたはピアノを弾く時に、両手が近すぎたり重なっていたり交差する時に、弾きにくさを感じたことはありませんか?

この曲の場合(上の画像)、左手で弾く音は右手で弾くオクターブの「上の音と下の音の間」にあります。まぁ、何とも弾きにくいのです。それはね、楽譜に書かれているその通り「正しい音価で鍵盤を押さえておく」と思うと、大変なことになっちゃうよね。

この曲ではね、左手の和音は打鍵したら「ほわん」と腕を上へ抜いてね。左手が、右手の奥(で上)に位置するカタチにしてみましょ。

その音が響いていく様を聴きたいし、聴いて欲しいのだから、ちゃんとその響きを飛ばそう。飛ぶように弾いてみましょう。

音数が少ない曲は、表現すること・美しさを追求することは、とっても難しい。厳しいことだよね。でも、あなたが自分からそれを欲するようになった、というのは素晴らしいことです。あとは、耳で聴いて。しっかりと聴いてね。決して不用意に(何となく)弾かないのよ。

ちゃんとあなたが音を聴いてあげれば、欲しい音は出てくるし、窮屈だと感じることもなくなります。

レッスンでの生徒の使用楽譜はこちらです。ラヴェル「プレリュード」イ短調。

 

フランスの作曲家、モーリス・ラヴェルが、パリ音楽院の初見の試験用に1913年に作曲したものです。

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音階ユニゾン(平行奏)で気を付けたいこと

ブルクミュラー「進歩」から

両手で一緒に同じ動きで弾くユニゾン(平行奏)は、右手と左手で指の使い方が違うからか、弾きにくいですね。なんだか合わない、ずれてしまいます(ずれてしまいそうです)。

キーっ!ってなりませんか?画像の曲は、両手で三度平行奏の1オクターブの音階です。見事に左手が遅れをとり、ずれて音が抜け・・・小2ちゃん、必死だったの。小2ちゃんが必死だった原因は、「一生懸命弾こう!」という気持ちが強かったからなの。

え~~?なんで~?一生懸命弾いたら、どうしていけないの~?とは言われませんでしたが(笑)。あなたが一生懸命だからね、手首にものすごい力が入ってしまうのよ。それで手首が落ち気味になります。ピアノを弾く時に手首が落ちると、腕の重さで手首や指にブロックをかけてしまうので、コントロールが出来なくなりやすいの。

手首を少し上げて、力が入らないように上から・・・と、彼女の左手に手を添えて、肩にも力が入らないよう羽交い締めのような状態でやっておりましたら、感覚をわかってもらえました。そしたら!わかったのが嬉しかったようで、その場で何度も繰り返して練習を続けていましたよ。そしてね、びっくりするくらい、手首に力が入らなくなりました。

でも、この感覚をしっかりと身につけて欲しいので、次のレッスンまでやってきてもらうわよ!と言ったら、ちゃんと納得してくれて、先生はとっても嬉しかった。

というわけで、小2ちゃんの了解の上で「今日の状況」の動画を載せますね。

ブルクミュラー「進歩」前半

小2ちゃんの使用楽譜はこちらです。

この動画では2台のピアノで合わせています。第2ピアノはこちらの楽譜を使って弾いています。

2台のピアノで合わせて弾くと、音の広がりがすごいと感じられるようで、生徒さんたちに大人気です。

弾く時の窮屈感と音階ユニゾンで気を付けるべき事のまとめ

  • ピアノを弾く時に窮屈感を覚えるなら、出てくる音の響きを先に想像しよう!
  • ほわん!とした音が欲しいなら、腕の動きもほわん!とさせれば窮屈な音は出ない。
  • 音階ユニゾンでは一生懸命弾こうとしない!頑張らない!
  • 一生懸命弾こうとすると手首に力が入りやすい。
  • 手首に力が入ると腕のコントロールが難しくなる。
  • だから音階ユニゾンでは必死にならず、少し手首を上げてみよう!

何事にも通じるのですが(ピアノのどんなフレーズを弾く時も、またピアノ以外の事柄でも通じますが)、肝は「頑張りすぎない」事です。頑張るという言葉はとっても素敵な響きがするかもしれません。でもね、頑張るっていうのは、力が入ってしまうってことです。もっとあなた自身を、体を開放してあげましょう!そうしたら、音も伸びやかに響いていきますよ!

最後にお知らせです。行かなきゃ損!受講しなきゃ損損!実践で使える知識を身に付けよう!

チェンバロから考えるバッハ講座Vol.3 装飾音の考え方〜講座のご案内

ベルギー在住鍵盤楽器奏者の末次克史先生による「チェンバロから考えるバッハ・ピアノ奏法の可能性〜Vol.3 バッハ・装飾音の考え方〜」ワークショップのご案内です。

2018年7月15日(日)13時〜

東京都杉並区のスタジオ・ピオティータさんにて

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詳細はこちらのページをご覧ください。お問合せ・ご予約はわたくし荒井がメールで承っております。

chihirohk@gmail.com

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