アクセントの記号>を見ると、つい強気に出てしまいませんか?アクセントとは「その音を強く」という意味だと習ったでしょうか。「その音を強く」と言っても、果たしてそれはどのくらいの強さなのか、考え始めたら弾けなくなってしまった経験はあなたにはありませんか?

ショパン「ノクターン」Op.9-2から

またフォルテシモ(とても強く)からピアノ(弱く)へ、わずか1小節でデクレッシェンド(だんだん弱く)しなければならない時は、気が焦ってすぐさまピアノにしてしまいがち。そんな時、あなたはどんなふうにピアノを弾くでしょうか?今日はそんな事を考えてみましょう。

そのアクセントはどんなもの?アクセントの意味にとらわれすぎない

アクセントの意味は何ですか?「その音を強く」と習ったでしょうか?だとすると、あなたはアクセント記号を見ると、いつもどんなフレーズでも同じ打鍵をしていませんか?

ショパン「ノクターン」Op.9-2から

特にこの画像(上段の右手部分)のように、アクセント音の前が「タッカ」のリズムで短い音価の時は、打鍵タッチがぶつかりやすいので注意が必要です。いや、それとももしかしたら、そのアクセントの音は「ぶつけたい音」なのかしら?あなたはどう思う?

このフレーズはね、「ピアニシモ(とても弱く)」という指示があるところ。もし、アクセントの「強く」を「強調」ととらえると、それは「他の音よりも大事にして!」と受け取れないかな?

あなたはここで、どんな音が欲しいの?自分で自分の音をよく聴いてみましょうね。

この曲はね、マーチ(行進曲)じゃないの。ノクターン(夜想曲)なのね。わかってるよね?ノクターンだって忘れていなかったかしら?ノクターンという夜を想う曲の世界での「アクセント」の意味を、考えてみませんか?

使用楽譜はこちらです。

スポンサーリンク

フォルテシモからピアノへのデクレッシェンドのコツ

ブルクミュラー「大雷雨」から

この画像では、「フォルテシモ(とても強く)」からわずかに3拍で「ピアノ(弱く)」まで音量を落とさなければなりません。その3拍は、音は繰り返しされるユニゾンになっていますね。

もう画像に書き入れてありますが、こんなフレーズは1拍ごとに

「フォルテシモ」「フォルテ」「メゾフォルテ」→「ピアノ」

と階段を1段ずつ降りるように、1つずつ小さくなるように「段階を経て落とす」と、とってもわかりやすいですよ。

このようなユニゾンのフレーズで、フォルテシモからデクレッシェンドでピアノに落とす方法(コツ)は、他にもあります。それはね、右手と左手のバランスを変えていく方法です。そんなお話はまた次回いたしましょう。

使用楽譜はこちらです。

アクセントの意味とフォルテシモからのデクレッシェンドのコツのまとめ

  • アクセントの意味は「その音を強く」と習いますが、「その音を大事に」と捉えてみるだけで、トゲがなくなる!
  • フォルテシモからのデクレッシェンドはその間合い(拍や小節)を計ってみる

無意識のうちに頑張ってしまいがちなものに「アクセント」や「フォルテ」「クレッシェンド」があります。でもね、それらの音楽用語の表面的な意味だけにとらわれるのはやめてみましょう。その指示が出されている奥の意味を考えてみることが、あなたの音楽を豊かにするコツですよ。

最後にお知らせです。いよいよ次の日曜日に開催です!是非ご一緒しましょう。

荒井千裕ピアノ・リサイタルのご案内

今年も東京でリサイタルを開催させて頂けることになりました。

毎年好評の「お話と映像とピアノ」のコラボレーションも、今回は「おんがくの絵本」としてバージョン・アップ!ドビュッシー没後100年の今年は、プログラムもドビュッシーの作品づくしです。

2018年9月2日(日)15時開演

東京南麻布のセントレホールにて

チケット代は以下の通りです。

  • 一般:4,000円
  • 中・高校生:3,000円
  • 小学生:2,000円

ご予約はこちらをクリックして開かれるページで承っております

セントレホールでお会いしましょう!

ブログをメールで購読

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

無料メールマガジンのご案内

ピアニストでピアノ講師の荒井千裕が、あなただけにお送りする無料メールマガジンです。

ピアノ練習法・打鍵・体の使い方や精神コントロールについて、ここだけのお役立ち情報をお届けしていますので、是非登録してみてくださいね。

メールアドレス

配信停止は、いつでもできます
迷惑メールは一切配信されませんので、ご安心くださいね

powered by まぐまぐ!