あなたはピアノを弾く時、あなたの意識の多くはどこに置かれているでしょうか?

という質問は、かなり抽象的だったでしょうか。ではぐいぐいっと詰め寄って聞きますよ。あなたは今から弾くその音の長さとその長さの意味を考えたことがありますか?

ショパン「バラード第1番」から

そして、その音は一体どこへ向っていくのか考えたこと、あるでしょうか?どこ?音が向かう方向って、どこなんだろう?

想像するだけでワクワクしちゃう事ですよ。是非考えてみましょうね。

音の長さにも意味がある

ショパン「バラード第1番」から

画像右手(上の段)の「♪どーそ|しーーー|ーーー・ドレファシラ・・・♪」についてのお話ですよ。

楽譜から視覚的に受ける印象は、とても大きいと思います。その小節の幅が狭いだけで、「このくらい短い」と思い込みがちではないでしょうか?そして、「待つのが怖い」ワナに陥りやすいのです。

でも、「待つ」んじゃないのよね。その伸ばす・伸びる音は、「聴き届ける」の。その「シーーー・・・」と伸びる音は、どのように音が響いてどちらの方へ響いて行くのだろう?その伸ばす音は、クレッシェンド(だんだん強く)になっています。

もしそこにクレッシェンドが書かれていなかったとしても、あえてこんなに伸ばす指示をこの音に出してる意味は、何だろう?と考えてみましょう。短くてもいいのなら、その全音符の小節そのものがなくてもいいんじゃない?でも、あるんだよね~。

さぁ、考えて、その音を聴いてね。

その音はどこへ向かっていくのか?を考えよう!

スカルラッティの「ソナタ」から

こちらの画像のフレーズは、左手にとても気をつけたい音の打鍵があります。さぁ、あなたは気を付けたい音はどこにあると思いますか?

それは、画像の3小節目の終わり、左手の8分音符の「ソ」です。さて、その「ソ」、何が問題だと思いますか?と聞く前に、じゃ、あなたはココ、どのように弾くでしょうか?画像3小節目からの、和音の下の音で書きますね。

  1. 「れーーふぁーそ」「らみどらー」
  2. 「れーーふぁー」「そ らみどらー」

捉え方(グルーピング)の問題です。1ととるか2ととるかで、使う指も変わってくるかもしれません。この指遣いは、手の大きな人(広がる人)と小さな人(広がらない人)でも、変わるでしょう。捉え方は、1も2でも、どちらも正否はないかもしれません。正しいか間違ってるかのどちらかに決めてしまう(答えを決めつけてしまう)のは、あなたの想像力(創造力)を狭めてしまいますから注意しましょうね。

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ただ、「1」だと捉えた時の、その「ソ」の在り方を考えたいのです。その「ソ」は、どう打鍵したらいいのだろう?どう弾いたら、どう聴こえたら不自然じゃない?

これは、「捉え方の問題」の他にもう一つ、問題があります。

8分の6拍子の場合、1小節に8分音符が6コ入りますね。6拍子だけど、2拍子として捉えます。すると、小節最後の8分音符は、あまり可愛がってもらえない事が多いのです(笑)。気にかけてもらえない。

十分に気にかけてもらえてれば、この記事で問題として取り上げる事はなかったでしょう。さぁ、その「ソ」は、どこへ向かっていくのでしょうか?

さぁさ、考えてみましょうね!

音の長さの意味とその音がどこへ向っていくのかを考えると、音楽の表情が変わる!のまとめ

  • 音の長さにはちゃんと意味がある!その意味を考えてみよう!どうしてその長さなのか疑問を持ってみよう!
  • もしその音の長さの一部が休符だったら何が変わるだろうか?響きは変わるだろうか?と考えてみよう!
  • その音がどこへ向っていくのかを常に考えてみよう!その音がどこに向っていくのか?は、あなたの音楽がどこへどのように向っていくのかを創ります!

音の長さもその音がどこへ向っていくのかも、一見わかっているようで実はよくわかっていない(無意識下でぞんざいにされやすい)ものの代表です。でもね、とっても大事なの。あなたが音の長さやその音がどこへ向っていくのかを意識する・考えるだけで、あなたの音楽表現力はどんどん深くなっていきますよ!

最後にお知らせです。

荒井千裕ピアノ・リサイタルのご案内

今年も東京でリサイタルを開催させて頂けることになりました。

毎年好評の「お話と映像とピアノ」のコラボレーションも、今回は「おんがくの絵本」としてバージョン・アップ!ドビュッシー没後100年の今年は、プログラムもドビュッシーの作品づくしです。

2018年9月2日(日)15時開演

東京南麻布のセントレホールにて

チケット代は以下の通りです。

  • 一般:4,000円
  • 中・高校生:3,000円
  • 小学生:2,000円

ご予約はこちらをクリックして開かれるページで承っております

セントレホールでお会いしましょう!

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