ピアノは音が消えゆく瞬間まで大事に聴きましょう、なんて言います。はい、私もよく言っている事ですが、そうは言っても速いフレーズや音が多いフレーズでは「音のしっぽの最後まで聴きたいのはやまやまだけど、聴いてられるような状況じゃない!」ですよね(笑)。

ピアノを弾くには、右手と左手で全然違う動きをしなければなりません。フレーズに入るタイミングも両手で違ったりすると、もうどうしていいかわからなく・・・なりませんか?今日はそんな事をちょこっと考えてみましょう。

速いフレーズでの音のしっぽの聴き方に気をつけてみよう!

今日の「音のしっぽ」は、各小節の最後の音、という意味での「音のしっぽ」です。

速い音符のフレーズ(16分音符のフレーズ)が続く時

 速いフレーズは弾ききれないから、ゆっくり弾こう!と思っているのに、弾いているうちに何故か速くなってしまうという事は、ありませんか?

こんな時はメトロノームに合わせて練習すれば、「一体自分はどこから走り始めてしまうのか?」がわかります。それがわかればメトロノームなしでも、いつも自分が速くなってしまうところに十分に気をつけて弾く様になりますよね?それでも、また気を抜いてしまうと、無意識のうちに走ってしまうのです。

どうしたら走るのを回避できるのか?

大抵の場合、速くなる所は、各小節の終わりの拍です。或は、跳躍の前。

「各小節の終わりの拍」にしろ「跳躍前」にしろ、そこが速くなってしまうのは、気持ちがその時そこにはないからです。無意識のうちに、気持ちは「次」へ行ってしまっているからです。

シマノフスキ「変奏曲」Op.3から

次の小節も大変だ!とか跳ばねば!とか思って無意識のうちに焦る。また、そのための準備もしなくてはなりません。しかし、まずは今の拍を大事に、きちんと弾ききってからでなければ、うまくつながらないのです。

その、速くなってしまう拍の音だって、「必要だからそこに存在している」のですから、ゾンザイな扱いをしては失礼です。それらの音が「大事」なんだ、「ちゃんと弾いてあげよう!」と、あなたが思う事がまず第一歩です。それだけで矯正できる人も多いでしょう。ちょっと意識してみて下さいね。

※ このトピックは、メールマガジンの過去の記事を加筆訂正しております。

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一人二役を演じきってみよう!

ランゲ「荒野のバラ」から

問題はこの画像では、左手がメロディになっているところ。問題点は左手にメロディが来るから難しいという事ではありません。たとえ、右手がメロディで左手は伴奏型であっても同じ事。つまり、意識の問題なのです。

ピアノは、二声や三声などの多声音楽ではなくてもこのように「メロディvs伴奏」でも、一人二役をこなさないといけません。頭は一つなのに!なんだけどね(笑)。

スラーの切れ目、休符が入っても指がそのまま鍵盤に置かれていたりします。「そこで息を吸う」歌うなら?リコーダーを吹くなら?と考えて、指だけを動かさないで、いつも意識しましょう。どんな歌なのか、教えてあげようね。

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今回は、かしこまってリサイタルを聴こう!ではなく、サロン風にくつろいで楽しんで頂けたらなぁと考えています。

2018年9月2日(日)15時開演

東京南麻布のセントレホールにて

演奏曲は、「沈める寺」「水の反映」「運動」「葉ずえを渡る鐘の音」「2つのアラベスク」「雨の庭」など。

チケット代は以下の通りです。

  • 一般:4,000円
  • 中・高校生:3,000円
  • 小学生:2,000円

ご予約はこちらをクリックして開かれるページで承っております

セントレホールであなたとお会い出来るのが楽しみです!

速いフレーズの音のしっぽの聴き方と一人二役を意識する事のまとめ

  • 速いフレーズの音のしっぽとは、各小節の最後の音のこと
  • どんなに速いフレーズでも、各小節の最後の音を大事にしてあげよう!
  • ピアノを弾くには右手と左手は別の動き。一人二役を演じきってみよう!

ピアノを弾くって簡単に言うけれど、本当に大変な事なんだよなぁと改めて思います。何しろ両手10指にペダルを使う両足を使わなければならないし、楽譜に有る情報は多いし。でも、それを一つ一つ大事に、心をこめて向き合ってあげられたら、あなたの音楽は格段に光り輝きますよ。ガンバ!

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