ピアノの弾き方と言ってもいろいろな弾き方があります。ピアノの奏法は1つではない。でも「いろいろな弾き方がある」事を教えてくれる先生は、街のピアノ教室にはなかなかいません。あなたがこの記事を読んでいるのは「ピアノの弾き方」や「奏法」に試行錯誤していたり悩んでいるからではないでしょうか?

ラフマニノフ「楽興の時第4番」から

文章だけで真っ直ぐに伝えられるとは思いませんが、何かあなたの練習のヒントになればいいなと思って「ピアノの弾き方」のヒントをお話しますね。まず、あなたがどう弾きたいか?で弾き方はいかようにも変えられるし、変わりますよ。

さらっと弾きたいのか?ねっとり弾きたいのか?

随分極端な例かもしれませんが、あなたはそのフレーズを「さらっと」弾きたいのか?それとも「ねっとりねちっこく引っ張って」弾きたいのでしょうか?極端な違いのようですが、この2つの違う感覚を表すのに、同じ弾き方では伝わらないと思いませんか?

上の画像ような右手の三度の和音ですが、それぞれの音にテヌートが付いています。そして、スラーも。こんなフレーズを、あなたならどう弾きたいでしょうか?

さらっと?テヌートがなければ、それもよいかもしれません。しかしそこにはテヌートがありますよね。それを考えると、それぞれの音をたっぷり歌いたい、と考えた場合です。

そんな場合は、指の腹・鍵盤に実際に触れる指の腹を軸にするようにして、腕そのものを回転させながら弾いてみましょう。(1音1回転)

ラフマニノフ「楽興の時第4番」から

すぐ後に出てくるこちらのフレーズは、先の画像によく似ていますが今度は「ピアニシモ」。1枚目の画像の時よりも、鍵盤に対しての指の角度を「やや上げる感じ」、腕の回転も「やや小さめ」にしてみましょう。すると1枚目の画像の時の弾き方と、出てくる音に何か違いを感じられるでしょうか?感じてみて下さい。

左手にも神経を注いでみよう!

そしてこのフレーズでは、左手に非常に神経を注がなければなりません。いやもしかしたら、あなたの神経は左手だけに注がれていたかもしれませんね。右手は3度和音の音階で動きはシンプルですから、動きが多くて弾きにくさを感じられるかも知れない左手に気が取られていたでしょうか。

さて、左手の指遣いは固定してみましょうね。行き当たりばったりでいろんな指で弾かないように。もちろんアクシデントが起きた時も慌てずイレギュラーな指遣いでも弾けるというのは良いことですが、普段はなるべく固定しておきましょう。何故なら指遣いは音楽を創りますし、指遣いで無駄な動きも省けます。

その上でこの左手のフレーズは、1音ずつねっちりとは弾かずにするすると鍵盤の上を滑るように。つまり、頑張らない。1音1音の打鍵に固執しないことがポイントですよ。

魚が水面を跳ねるようなイメージがあるなら

ラヴェル「クープランの墓」”トッカータ”から

例えばこんな画像のところ。駆け上がっていきますよ!そして

ラヴェル「クープランの墓」”トッカータ”から

フォルテになってアクセントが付いて、また降りて行きます。この最高音などは、魚が水面でピチッと跳ねているような感じがしませんか?その時、陽の光が反射するような。

是非、それをイメージしてみましょう。その魚が飛び跳ねるイメージが出来たなら、鍵盤を打鍵するあなたの腕・手・指は魚の動きを再現すると思ってみるとどうかしら?あなたの手の動きは、その魚の動きと同じだと思って!

是非、試してみて下さいね。

荒井千裕ピアノ・サロンのご案内

間もなく開催です。

毎年好評の「お話と映像とピアノ」のコラボレーションも、今回は「おんがくの絵本」としてバージョン・アップ!ドビュッシー没後100年の今年は、プログラムもドビュッシーの作品づくしです。

2018年9月2日(日)15時開演

東京南麻布のセントレホールにて

演奏曲は「子供の領分」「沈める寺」「水の反映」「運動」「葉ずえを渡る鐘の音」「2つのアラベスク」「もう森へは行かないの様相」「雨の庭」。

チケット代は以下の通りです。

  • 一般:4,000円
  • 中・高校生:3,000円
  • 小学生:2,000円

ご予約はこちらをクリックして開かれるページで承っております

セントレホールでお会いしましょう!

どう弾きたいのかで弾き方は変わるのまとめ

  • ピアノ奏法・弾き方は1つじゃない
  • あなたがどう弾きたいか?で弾き方はいくらでも変えられる
  • 弾き方はどう弾きたいかという感情や動作のイメージを再現することができる
  • とにかく今までと違う事をやってみる。イメージはあなたを助ける!

まずあなたが感じることが大事です。毎日同じ事をお話しているようですが、とっても重要な事です。私達は感じることや考えることが出来るのですから、うんと感じていっぱい考えて出来る限りトライしてみましょう!やらなければ何も開けない。やってもうまくいかないこともあります。だけど、それだってやってみなければ「ダメ」かどうかはわからないでしょ?まず、やってみよう!

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