曲の始まりや終わりがピアニシモ(pp)だと、ついビビってしまって体は縮こまるわ音は出なかったりかすれたり。何だかうまく弾けない。そう感じることはやりませんか?

そんなピアニシモを、ピアノでどう弾いたらいいのか?また、ピアノ(p)のフレーズの中で聴かせたい音をどう表したら良いのか?どうやって打鍵したらキレイに音が出るのか、考えてみましょう。

ピアニシモで弾こうとするとビビってしまうのを何とかする方法

ピアノの生徒達がレッスンに来て、時々「ピアニシモ・フレーズでビビってしまう」のをコントロールしたいと言うことがあります。

それはどうやら「おうちで練習するより(先生のピアノは)音がよく出るので、ビックリする!」という事もあるようですが。それはアップライト・ピアノとグランド・ピアノの違いもあるでしょうし、部屋の環境(造りによる響き方)に違いもあるでしょう。

そこで「これだけ音が出るピアノだから」と、ピアニシモ・フレーズになると、ビビっててしまうんですね。だから「恐る恐る打鍵して」音がかすれたり、「自信、全然ないんです!」っていう音が出てきます。(今日はそんな生徒たちの事を思い出して書いていますが、ピアニシモでビビるのは環境は関係なく「弱く弾かなきゃ!」と気を使ってそっと弾いたのにボン!と出ちゃったり、逆にかすれたりという場合にも通じると思います)

ピアニシモのイメージ

例えば言葉だったら「つらいの・・・」と、苦しさまじりに口をついて出てしまうのに、同じ気持ちで弾くフレーズだったと仮定して、「つ・ら・い・の。」と、ひらがながようやく読めるようになった子供が、一文字ずつ指して声を出しているような音になっていないでしょうか?

つまり、「言葉」にはなっておらず「一字(一音)」ずつ分割されてしまう。そんな音。そうなっているとしたら、は、どうしたらいいんだろう?と考えていきます。

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ピアニシモで打鍵する時の状態を考える

まず、ピアニシモのフレーズを弾く前に、用意できる限りの指を鍵盤上に形作っておきます。そして、その状態でリラックスしていきますよ。リラックスして打鍵するために、息を「ふっ」と吐きながら弾いてみましょう。そのフレーズに合わせて、吐いていきながら弾きます。鎖骨周りや背筋、肘の力を抜いてね。肩周りや背中の肉が「溶けて落ちていく」事を想像するのも有効です。

ビビってしまっている時は、息が止まりがち。そして息が止まっているから、鎖骨周りや肘にも力が溜まった状態になっています。

いきなりピアニシモで始まる曲や、フォルテの後に突然のピアニシモ、最後がピアニシモの和音で終わるという場合、是非、お試しくださいね。

発音される前にその響きを聴く

ベートーヴェン「悲愴ソナタ」第1楽章から

この画像の中で一番大事なのは、右手の上の音=2分音符の「ミ♭」です。その次にベース。内声はハーモニーになっていますね。だから、大事な右手の「ミ♭」の音を「聴くんだ!」ということを、もの凄く強く意識するでしょう。

大事なのは、その大事な音を打鍵する前に・その音が発音される前に、その音がどんな風に空中に響いていくのだろう?ということを想像(創造)して聴く事。これをするのとしないのでは、出てくる音の響きに、音色に雲泥の差がある。あなどっちゃ、いけないよ(笑)。ただ強く弾けばいいってものでは、ないのよ。

そしてもっと重要なのは、その「ミ♭」は「長く伸びる音符である」ということ。しかも「タイ」になっていますよ。だから、「ミ♭~」と発音された後も、その次に打鍵する「ミ♭」までの「間」、音が飛んでいく様を「聴き続ける」こと。

音は、発音される前にその響きを聴くのだ!

それが、あなたの想像力・創造性を磨き、出てくる音色のパレットが増える事を助けますよ。

荒井千裕ピアノ・サロンのご案内

ピアノ・サロン、間もなくです!

毎年好評の「お話と映像とピアノ」のコラボレーションも、今回は「おんがくの絵本」としてバージョン・アップ!ドビュッシー没後100年の今年は、プログラムもドビュッシーの作品づくしです。

2018年9月2日(日)15時開演

東京南麻布のセントレホールにて

演奏曲は「子供の領分」「沈める寺」「水の反映」「運動」「葉ずえを渡る鐘の音」「2つのアラベスク」「もう森へは行かないの様相」「雨の庭」。

チケット代は以下の通りです。

  • 一般:4,000円
  • 中・高校生:3,000円
  • 小学生:2,000円

ご予約はこちらをクリックして開かれるページで承っております

セントレホールでお会いしましょう!

ピアニシモでビビらない方法とピアノの中で聴きたい音の出し方のまとめ

  • そのピアニシモのイメージ、言葉で表すならどんなものかを想像してみよう!
  • ピアニシモで打鍵する時のあなたの状態を見直してみよう!
  • 大事な音は、発音される前にその音の響きを想像して聴いてみよう!

ピアノを弾く時、何に置いても共通するのは「弾く前にその音の響きやその音の状況を想像する事」と、その音を弾く時の「あなたの身体の状態(どこかに余計な力が入っていないかどうか?)」を知ることです。でもね、そんなに難しい事じゃないんですよ。わかっちゃうと(体感出来ちゃうと)意外に簡単かもしれませんよ。とにかく、私達は想像する事が出来るのですから、なんぼでも想像しちゃいましょ♪

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