ピアノでいろいろな作品を弾いていると、「あ!さっきも似たところがあった!」とか「あ、ほぼ繰り返しじゃない?」などと嬉しく思う事はありませんか?

よく似たフレーズが出てくると、一種の復習感に安心するのか譜読みがラクでスイスイ進めるような気がするのか、そこで安心してしまうのかもしれません。

グリーグ「ピアノ協奏曲」第1楽章から

でもね、それだけで終えてしまうのは実にもったいないですよ。せっかくですからそのよく似たフレーズを、もっと感じてみましょ。今日はそんなお話です。

フレーズが発展していくのを感じよう!

さぁ、美しい歌の始まりですよ。

グリーグ「ピアノ協奏曲」第1楽章から

画像1段目の「ど~ら~そらそーふぁーらーど~ふぁ~」は、ちゃんと次の4分音符の「ふぁ~~」へ「向かって行ってね!」これが同じ音が続く時の「肝(ポイント)」ですよ。そしてその後は・・・

グリーグ「ピアノ協奏曲」第1楽章から

二度音程が上がって同じメロディが繰り返されますよ。やっぱり、上がりましたね?そ、上がったのよ!上がったのだから、1回目よりも気持ちは上向きになると思わない?

二度の音程が上がって同じメロディが繰り返される理由(感情)はどんなものかしら?と想像してみて?例えばね、今あなたがいる所から視線を前へ向けて見えるものはどんなかしら?

では次に、あなたが今いるところから1つ上の階へ上がってみて。そこから見えるものはどう?さっきと何か見え方が変わった?そういう事を感じてね。想像してね。もう一ついくわよ。更にもう1つ上の階へ上がってみて!屋上へいきなり上がってもいいわね。さぁ、どんなふうに見え方は変わるかしら?

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音楽の三段階活用はホップ・ステップ・ジャンプだ!

グリーグ「ピアノ協奏曲」第1楽章から

1回め2回めに続いての3回めは!ほ~ら、発展していますよ。これぞ、音楽の「ホップ・ステップ・ジャンプ!」こと、「三段階活用」です。覚えておいてね。このように発展した3回目は、(そのフレーズの)クライマックスにあたります。

さぁ、右手だけじゃありません。左手も、ベース音を聴かせてクレッシェンドの手助けをして参りましょう!

音楽の三段階活用を覚えると表現力が豊かになる!のまとめ

  • 似たような(あるいは同じ)フレーズが繰り返される時はちょっときにしてみよう!
  • よく似たフレーズが繰り返される意味(感情)を想像してみよう!
  • よく似たフレーズが音程を変えて現れる時の意味(感情)や見える風景の違いを想像してみよう!

よく似たフレーズ(あるいは同じフレーズ)が繰り返されるのは、譜読み(音取りの意味においての譜読み)がラクでラッキー!で終わらせては勿体無いです。どうして同じことが繰り返されるのか?なぜ少し高さを変えて繰り返されるのか?どうして3回目で発展していくのかを考えてみましょう。あなたの表現力は飛躍的に豊かになりますよ。

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