あなたにはピアノを弾く時、欲しい音があるでしょう。そのあなたが欲しい音を、あなたはどうやって出していますか?思うような音を出せていますか?

ラヴェル「クープランの墓」”トッカータ”から

思うように欲しい音が出る時もあれば出ない時もある。出たらラッキー?そんな行き当たりばったりは賭けで怖くありませんか?思うように欲しい音を出せるようになるのか?実験してみましょう。

打鍵する前にその音の響きを想像しよう!

画像中央の(左手の五線に書かれている)2分音符の「A#」(ト音記号表示)に注目してみましょう。

ラヴェル「クープランの墓」”トッカータ”から

個の音は、ピアニシモ(とても弱く)でエスプレシーヴォ(表情豊かに)という指示、そしてテヌートが付いています。

それはどんな音なのか、想像してみましょうか。まるで水がはねるような、水面に光が反射するような、何とも言えない美しい音が頭の中で鳴っています。あなたはどうかしら?さて、この音が響きながら伸びていく。そして次の音の響きへ繋がっていくのです。是非打鍵する前に「その美しい音」を想像してみましょう。

打鍵前にその響きを(音色を)想像してから弾くのと想像しないで弾くのでは、出てくる音と響きには大きな差があります。嘘だと思うかもしれませんが、騙されたと思って実験してみましょう。そして打鍵する前にその音の響きを想像するのは、はじめの1階だけではなく、弾くたびに想像するんですよ。

曲のイメージと「その音」のイメージは違う

どんな作品でも、その曲として/フレーズとして抱いているイメージがあるでしょう。でも、そのイメージと、「個々の音のイメージ」というのとは別ものです。何故かって?

もちろん、ある一つの作品が持つイメージの中で現れる音には、そのイメージ通りの音色は少なくはないでしょう。でも、すべての音が同じ音色ではないと思いませんか?人の感情にも刻一刻と変化があるように、同じ人を前に会話している時だって、その話し方の抑揚はその時々で違うように。同じ一つの作品の中の音だからといって全ての音色が同じだとしたら、それはとってもつまらなく、眠たい音楽になってしまうでしょう。

※ 意識的にそのように演奏する場合もあると思いますから、それが決して悪いことだとも言いません。念の為。

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欲しい音を出すために大事なこと

それは、いつも欲しい音の響きを想像することです。常に響きを想像する、音を出す前に想像すること。想像してニヤニヤしちゃうくらいにね。そうやって、その曲に入り込んでいくのです。こうやって音を味わっていたら、緊張する暇なんか、ないんですよ。うん、これは本番で緊張しない方法でもあります。とっても効果がありますよ。一石二鳥!

ピアノで欲しい音を出す方法のまとめ

  • 欲しい音を弾く前に、その欲しい音の響きを想像すること!
  • 曲の全体的なイメージと、曲の中の個々の音のイメージは同じではない。
  • 個々の音には個々の性格があるから、いつも打鍵する直前にそれぞれの音の響きを想像しよう!
  • 欲しい音を出すために大事なのは、常に!打鍵前にその音の響きを想像すること。

忘れないでほしいコト。それはあなたがピアノとハグするように、ピアノと溶け合うように、どっぷりとあなたが欲しい音の世界にどっぷり浸かってしまう事です。それは素晴らしく気持ちの良い空間ですよ。

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