ピアノを弾く時に多くの人が考えるのが「打鍵の仕方」ではないでしょうか?何故なら打鍵の仕方によって出てくる響きが・音色が変わるから。

バッハ「インヴェンション第14番」から

ピアノは打鍵したら終わりだと無意識の中で思っているのかもしれません。打鍵してしまえばピアノは弦楽器や声楽のように音の響きを変える事は出来ないから。だから打鍵後の音についての意識が・関心度が薄れてしまうのかもしれませんね。でもね、どのように離鍵するか?どのように響かせた音が次へ繋がっていくのか・消えゆくのかに意識を持ち続けると、あなたのピアノでの表現力に更に深みが増しますよ。

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ピアノのペダルと離鍵を考えてみよう!

ショパン「スケルツォ第2番」から

この画像、それまではペダルの指示があるのに、この4小節にはペダルの指示はありません。

だからペダルを踏まないのか、それとも微妙な塩梅で細かくペダルを入れるのか?その判断は後で自分でするとして、今、考えたいのは「離鍵」について。

右手も左手も、赤丸をした音の離鍵についてですよ。このフレーズの終わりの音で8分音符、確かに短い音ですね。では、どのように「終えたら」良いのでしょう?

ピアノの離鍵について、フレーズの終え方についてどう考える?

ここで改めて確認したいのは以下の2点。

  • ピアニシモである事
  • 終わりの音に、スタッカートやアクセントは付いていない事

そしてその音は、打鍵→発音して離鍵したら、どんな響きが空中を彷徨うのだろう?と言う事を想像してみたい。是非、想像してみましょう。

そこまで考えて想像出来たら、どう離鍵したらいいのか?もしもペダルを入れるとしたら、どんな風に入れたらいいのか?と言う方向で、模索していけるでしょう。

是非、ペダルと離鍵について、考えてみましょうね。

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音の終わりは本当に終わりなのか?バトンを渡すのか?

バッハ「インヴェンション第14番」から

なんとも軽快に右手と左手を音が行き交う感じは、楽譜を見ているだけでも心が踊ります。

32分音符で踊りだして16分音符で引っ張って8分音符で終わる動きがあちらこちらへと。音符そのものが楽譜から飛び出してきそうなワクワクに満ちています。

このフレーズは、32分音符がうまく弾けない、というところに意識が集中してしまっていませんか?その弾き方については今日は置いておきますが、やはり今考えるべき・考えて欲しいのは、それぞれの8分音符の離鍵について。

あなたは32分音符を弾き終えてホッとしてみませんか?ホッとすると共にあなたの意識は次に受け渡される新たな32分音符へ。

パートナーと喧嘩していない?

あなたの大事な人との会話を思い出してみて。大好きな人・恋人・配偶者、親子でもいいわね。楽しく会話が出来るお相手との事を思い出したり想像してみてね。

いい?忘れないで、会話よ。あなたの報告話ではないの。あなたが「今日こんな事あってね」と話し始めたら「何なに?」と興味を示して相槌を打ってくれる相手との会話よ。そんなお相手に話しかける時、相槌を打つ時って、そんな感じかしら?どんなニュアンス?

間違えないでね、喧嘩じゃないの。喧嘩腰にポイって投げないでね。それと同じなの、離鍵は。同じだと想像してみて。想像できたら、思い起こせたらもうあなたは離鍵を適当には出来ないはずよ♪

ピアノの表現力を上げるコツ!ペダルと離鍵を考えるのまとめ

  • フレーズの終わり方について考えたら離鍵の仕方が見えてくる!
  • フレーズの始まり方だけでなく終わり方も考えよう
  • その音は本当に終わりなのか?次へ繋がっていくのか考えよう!
  • フレーズの終わり方がわからなかったら大事な人との会話を思い出してみよう

ピアノに限らず、物事には「始まり」があって、必ず「終わり」がやってきます。

しかし、音楽ではフレーズとフレーズが重なり合って、或いは一つのフレーズを踏み台にしてどんどんフレーズが盛り上がっていったりしますよね。そんな時に、それぞれのフレーズの終わり方はどうあるのか?(「どうあるべき」ではなく、「こうだったらどうなるのか?」という事を)考え意識し、あなたが出す音・終える音に意識を置き聴き届ける事が出来るようになると、あなたのピアノの表現力は更に増していきますよ。

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