あなたはピアノを弾いていて、拍を気にすることはあるでしょうか?

今弾いているその音は、何拍目なのか?や、その音はどこへ向かっているのか?そして、何故そこに休符があるんだろう?という事を考えていくと、音をなぞり弾きしているだけではわからなかったモノが見えてくるかもしれませんよ。

今ここで、拍について・休符がそこにある意味について考えてみませんか?あなたのピアノ演奏に推進力を持たせるために。

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もう一度、拍について考えよう!

あなたが今 弾いているその曲、そのフレーズ、何拍子

そして今まさに打鍵しようとしているその音は、何拍目

今弾いているフレーズの各1拍目となるのはどこか、わかって弾いてますか?

意外と、わからなくなっちゃうんですよね。だけど、とーっても重要です。

ショパン「バラード第1番」から

画像のフレーズなど、意識する拍が裏返り易い代表例のようなものです。アクセントが弱拍に付いていても、強拍はどこなのか?第1拍はどこなのか?を常に意識してみましょう。そして弱拍にアクセントが付いているのはどうしてなのだろう?と考えてみること。

さぁ、あなたももう一度、今やっているピアノ曲の楽譜を見直してみましょうか。きっと「なぜ?」がいっぱい見つかるでしょう。

そこに休符がある意味を考える

上の画像を見てみましょう。曲の始め、まるごと1小節が休符になっていますよ。どうして?何故「はじめ」なのに、休符なのでしょうか?

こちらの画像では、最後の小節が丸々休符ですよ。しかもご丁寧にフェルマータまで付いています。

何故そこに休符があるのでしょうか?何故、休符だけの小節で終わるの?何故、その休符にはフェルマータが付いているんだろう?

作曲者、この曲の場合はフランツ・リスト様ですが、もうお亡くなりですから直接伺う事は出来ません。私たちクラシック(西洋音楽)をやっている者たちは、向き合う曲の多くはその作曲家は既にご他界されているでしょう。作曲者に「何故なのですか?」と聞く事が出来ないから、わからないですよね。でも、わからないで終わりにしない事が大事です。

ここは、自分で考える所です。だって私たちには「考えること」と「想像すること」「創造すること」が出来るのですから。
難しいかもしれないけれど、まず、考えてみる。考える癖を付けていきましょう。

あなたが今までピアノで弾いてきた曲にも、こういう所はありませんでしたか?その時あなたは、何を意識して弾いていたでしょうか?「何故、そこに休符があるのだろう?」と考えた事はあったでしょうか?今まで考えた事がなくたって、いいのです。今まで「考えてご覧」と言われた事がなかったって、いいの。でもね、今あなたはこの記事を読んで気づきましたよね。だから是非、これからは考えてみましょう。

あなたが上達するために他人のピアノ演奏を聴く時のポイント

参考までに一つ、あなたのピアノ演奏が上達するためのポイントをお話しましょう。

それは誰か他人の演奏を聴く時、休符の取り方や、フレーズの始まり方・終わり方のニュアンスやタイミングなどに注意して聴いてみる事。

もしもあなたのピアノ演奏が「機械的」だとか「正しい演奏」だとか、或いは言い方は良くないですが、「面白くない演奏」だと自身で思ったり先生に言われた事があるなら、そんな所(ニュアンスやタイミング)が、他の人はどんな風にしているのか?意識して聴いてみて下さい。

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ピアノ演奏のポイント

それはね、息遣いなのです。

息遣いは全員が同じじゃないでしょ?4分の4拍子で、4分音符=60 という速さの指定があると仮定します。それを守ろうとして演奏しても、全員が同じスピード感やテンポ感で演奏する事はありません。「イチッ ニッ サンッ シッ」と文字に書けば同じに見えるかもしれません。

でも、実際の息遣いが全く同じになる事は、ない。と言うより「同じでなくていい」と、自分を解放してあげて下さいね。

息遣いこそが躍動感や推進力を生み出すものです。

今日のピアノ演奏動画*ドビュッシー「2つのアラベスク第2番」

さてティーブレイク。今日はフランスの作曲家ドビュッシーの「2つのアラベスク」から第2番をお送りします。

2018年9月2日の東京は麻布のセントレ・ホールにて。ピアノはスタインウェイです。

拍を知り休符の意味を考えるとピアノに推進力が生まれる!のまとめ

  • 常に第1拍を意識すると推進力が生まれる
  • 休符がそこにある意味を考え休符を感じることで間合いやリズムが生まれる
  • 他人の演奏を聴く時は、息遣いや間合いに注目すると良い

拍や休符を感じる事でリズムが、躍動感や推進力が生まれます。そのリズムは、機械で計ったようなものではなく、あなた自身の呼吸・息遣いを忘れないで下さいね。それこそが、あなたの演奏・表現です。

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