ピアノを弾いていて、和音が複雑に動いているように見える時、多少なりともあなたの脳も指もパニックになってはいませんか?

ショパン「黒鍵のエチュード」から

それは和音の動きに限りません。たとえ単音のフレーズでさえ、準備に手間取ってしまうかもしれませんね。音の動きや雰囲気は作品によって変わりますが、ピアノを弾く上での基本的な事はどの作品と向き合う時も同じです。

結論から言えば、全ての音はその打鍵のための準備を事前にしておくことです。ではそのために出来る事について考えていきましょう。

和音の動きは横に見ていく

ショパン「黒鍵のエチュード」から

こちらの楽譜画像、右手がメロディで、左手の和音は伴奏だと思っていませんか?もしかしたら、頭ではメロディは左の和音の動きにあるとわかっていても、弾く事(音を掴む事)に必死になっていると、いつのまにか忘れてしまうのかもしれません。

このフレーズを弾く時に、左手の和音一つ一つで縦割りに考えると左手が伴奏になってしまいます。和音を弾くたびに「ぶつ切り」になってしまいます。では、3音から成る和音を、バラバラにして考えてみましょう。

  • 和音の上の音のラインは「ファソ♭ソ|ラ♭ーソソ♭…」
  • 中の音のラインは「レレレ|レーレレ…」(全部♭)
  • 下の音のラインは「ラ♭シ♭♭シ♭|ドーシ♭シ♭♭…」

音の動きを分解して、それぞれの音の横への動きとして捉えてみると、意外とシンプルでわかりやすいですよね。

この動きの層が、美しい響きを出しながらメロディを作っています。是非、それを聴いてあげましょう。ポイントは、和音の動きは、横に見ていきましょうね。縦じゃないですよ!

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ピアノはグルーピングすればラクに弾ける!

ビゼー「子供の遊び」”羽根つき”から

画像の初めの32分音符は、打鍵を始める前から全ての音に全ての指を乗せて用意しておくのがポイント。

すべての音へ指を用意したら、息を吸ってみましょう。息を吸うと同時に自然に体が開いて腕が上がるので、そのまま全ての指を同時に下ろすようにして弾きます。それはまるで「ドミノ倒し」のように、ね。

1音ずつ指を縦に(上下に)動かして弾くのではなく、まるで手を回転させるように。全ての音に(鍵盤に)同時に指を下ろすような感覚です。ただし本当に同時に下ろしてはまるで和音のようになってしまいますよね。だからドミノ倒しのような回転を使います。

その後の和音三つのうちの後ろの二つの打鍵は、二つではなくて一つの動き。最初の32分音符と同じで、一息に弾きます。

「ラ」を「1」の指で、上の「ファ」を「5」で弾く時、「ラ」を弾く指の上に「3」の指をかぶせるようなイメージです。「ラとファ」の和音を弾いたら手を上げずに、そのままそこにある鍵盤を掴むように次の「ファとラ」を取る。こうやって、グルーピングします。

全てを続けて弾く練習をしなくていい。分けていいのです。グループに分けて捉えれば、練習もラク。弾くのもラクになりますよ。

今日のピアノ動画*ドビュッシー「ピックウィック卿を讃えて」

ティーブレイクです。今日のピアノ動画は、フランスの作曲家ドビュッシーの「前奏曲集第2巻」から”ピックウィック卿を讃えて”をお送りします。

ピアノはスタインウェイのフルコンでした。

和音の動きは横へ見て行き、グルーピングすればピアノは弾きやすくなる!のまとめ

  • 和音の動きは分解して横に見ていこう!
  • ピアノは音の動きをグルーピングするとラクに弾ける!
  • 無駄な動きを極力減らせばうんと弾きやすくなる!

何でも捉え方・見方次第で180度変わります。ピアノを弾いていて煮詰まったり弾きにくさを感じたなら、一度立ち止まって全てを分解して視点を変えてみましょう。

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