ピアノを弾いていると、良く似たフレーズが出てくることがあるでしょう。2回繰り返される時もあれば3回だったり4回だったりケースバイケース。でもよくあるのは、3回繰り返されてフレーズが発展していくケースです。

発展しないで終わってしまう事もありますが、いずれにしても繰り返されるには何か理由があるのではないかしら?今日は(今日も)そんな事を考えてみましょう。

3つの良く似たフレーズ、どうやって表現を変える?

良く似たフレーズの1回目がこちらです。

まず気を付けたいのは、「これで一つのフレーズだ」と言う事。一つのフレーズだ、という事はこれ全部で一息だという事です。ピアノを弾く時には実際に呼吸を意識しなくても鍵盤を打鍵すれば音は出ます。だから一息だという呼吸は、敢えて意識しないとわかっているようで出来ない事。だからもう一度言います。一つのフレーズとは一息で弾くという事!

右手の重音を「掴む」事だけに、意識を置かないようにしましょう。

これらは指でレガートで弾くのは難しい事。そして指でつなぐレガートが出来るのであっても、それにはこだわらなくて良いと自分に言い聞かせてね。指でつなげる以外にもレガートにする方法はあります。

しかしこの4つの重音が繋がって、一つのフレーズになっている、一つの歌になっている、一つの気持ちを表している、と言う事は、忘れたらいけません。そうでなければただ、意味のない4つの重音を「並べるだけ」になってしまうから。

響きは同じか変化するのか?

楽譜の読み方とは?ほぼ同じフレーズの繰り返しをピアノで表現する方法の続きです。

続く2つ目のフレーズがこちら上の画像。

1つ目のフレーズとの違いを何か感じたい。感じて欲しいです。弾く音域が、オクターブ下がった?音が少し違う?そうですね。違う事があるのだから、響きは同じではないでしょう。響きが同じでないなら感じる事は同じじゃないはず。響きから感じられる気持ちや雰囲気や空気や性格や、いろんなものが変わってきます。それを感じてね。

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半音の変化を感じる

3回目のフレーズがこちらです。

2回目のフレーズと音域は同じ。しかし2回目のフレーズで付けられていた「#」がなくなっています。と言う事は?やはり何か変化がある。半音変わる・半音下がる事から感じられる変化は、どんなものだろう?と考えてみましょう。

そんな3つのフレーズの違い・変化を感じて、更に次のフレーズへと展開していくのです。この次、唐突に違う場面に変わるわけではありません。この3つのフレーズの違い・変化を感じられたら・味わう事が出来たら、この次のフレーズの出現は、唐突じゃないと、理解できるでしょう。

ポイントは俯瞰すること

今、そこで弾く音だけを読まないようにしましょう。

音は、横へ横へと読んでいきます。その響きの変化を感じて読む。3つの良く似たフレーズが続いたら、それぞれの変化・気持ちの変化を感じ取ってみましょう。眼の前の音だけを見ないで、前後のつながりや全体を俯瞰する癖をつける事がポイントですよ。

今日のピアノ動画@ドビュッシー「雪は踊っている」

今日のティーブレイクは、ドビュッシー作曲「子供の領分」から”雪は踊っている”。雪が踊っているかのようにハラハラと降ってくる様子を見たことはありますか?

雪が舞う音を聴いていると、無心になります。

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どうして3回繰り返すのか?

同じフレーズや、よく似たフレーズが3回繰り返される事はよくあります。

そんな時、あなたはどんな風に弾こうと考えますか?(気に留めるでしょうか?)是非、気に留めてみて下さいね。

響きのバランスを変えてみるとか、圧のバランスを変えてみるとかイントネーション/ストレスの置き方を変えてみる、とかいろいろ。

少しだけシェア致します。

※ あくまで「例」なので、正しい正しくないの話では、ありません。あくまで参考に。何をするにせよしないにせよ、それを決める基準は「わたし自身が本当に気持ち良いと思えるかどうか」です。

バランスを変える方法

3回繰り返されるフレーズを弾き分ける(表現を変える)方法の一つに、バランスを変える事があります。例えば以下のように変えてみる。

  1. 両手同じバランスで
  2. バランスを右手に置く
  3. バランスを左手に置く
  4. フレーズの中で左右のバランスを変える

いろいろ、試してみて下さいね。

3つのよく似たフレーズが繰り返される理由を考えればピアノでの表現がわかる!のまとめ

  • 3つのよく似たフレーズの響きは同じなのか変化するのかに注目しよう!
  • 半音変化している所があるならその変化を感じる
  • 眼の前の音だけに注目しないで俯瞰しよう!
  • 何故3回変わるのかを考える
  • バランスを変えてみよう!

ピアノを弾く時に忘れないで欲しいのは、「楽譜に書いてあるからその音を弾く」のはやめること。何も疑問を持たずに弾くんじゃなく、あなた自身が何かを感じることを忘れないで大事にして下さいね。それがあなたがピアノを弾く上でのあなたの表現力に繋がる一番大事な事ですよ。

楽譜の読み方とは?ほぼ同じフレーズの繰り返しをピアノで表現する方法もご参考に。

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